根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【ONF】これは終点ではない、始まりの曲/ONF『Beautiful Beautiful』

 私は考えている。これは祝祭であると。自分で自分を祝福することであると。自分で自分を赦すこと。では。祝祭は「ドラマ」となるのだろうか。「彼ら」のその先は。ストーリーなんてものが人生には存在するのだろうか。連綿と絶え間なく1つのストーリーが私たちの人生であると?

 否。私は否定する。人生とは細かなガラスの欠片。記憶の断片でしかない。因果関係で説明できるほど、人の生きざまは簡単なものではない。そう仮定して、私は改めて「彼ら」のここまでの足跡を見つめていこうと思う。続いていくストーリーのその先に、私は今のところ未来を描けないのだから。

 相変わらずストーリーについて私は考えている。

 

 

 ONFがカムバックしましたね!!!

youtu.be

 ミュージックビデオの再生数もめっちゃ伸びとる~~~喜ばしい~~~、であります。

 そして、厄介なことに、この私めっちゃ天邪鬼なんですね(笑)人と同じことが嫌。というか、多分「様々な考えがある」ということに魅かれがちで、盛り上がっているキャンプファイヤーの炎を見るとバケツに水汲んで思いっきりぶっかけたいみたいな、そういう迷惑すぎる性格で。だから「オネノプ売れた売れるしかないというか売れる最高マジでありがとう!!!」で盛り上がっている状況に混ざりたくない気持ちがある、もう人としてだいぶ良くない状態なんですけど(もちろんONFの新曲最高だからこその状況です)そこで、ぼんやりと考えていたことがあって。

 

 ONF、どこに行くのだろう

 

 この『Beautiful Beautiful』というのは、祝福の曲だと思うのです。自分で自分を祝福する曲。ONFはデビュー曲の『ON/OFF』から、『Beautiful Beautiful』まで、一貫して世界観が繋がっていると感じます。そして私は考察するのも面倒なので単純にリリースされた時系列で考えています(多少は前後入れ替わりがあるかもしれないけど)。では『Beautiful Beautiful』は結末なのだろうか?仲間を救い出し街を変えた彼らのハッピーエンドはここなのか?それは違うだろ(というか認めない)と思っている自分がいます。

 これは曲の外にある流れも作用していて。デビューしてから、リリースの間隔は短いとはいえないけれど、着実に良作を出してきたONF。メンバーの脱退。同時期デビュー組(特にTHE BOYZやGolden Child、プデュseason2組、ガールズだとWeki Mekiやfromis_9なのか、へえ…あ、KARDの姉さま兄さま方もいらっしゃる)の活躍、良作良世界観の割にはいまいち知名度がないのか…?まあ、音楽番組の1位はとってない(知名度がないのかはわからん)。そしてRoad to Kingdomで点いた火花(ONFだったらあれくらいできるだろう、という感じではあった)。やっと世界が気づいたか?もう彼らはここから駆け上がるしかない!という、そわそわむくむくとした状況から打ちあがった大輪の花火。完璧である。そして完璧であるからこそ、流れが出来上がりすぎていて気にくわない(最低だ)。気にくわないという意味わからんこと考えている自分が、最低だ。「流れ」とか「ストーリー」とか知るか。ONFはここまで頑張ってきたんだ。ただそれだけだろう?

 ONFは正攻法で勝ち取ろうとしていると思っています。素晴らしいことです。とても嬉しいことです。ONFはいつだって真面目だった。いつだって良い曲を確かな力で作り上げてきた。ただこの「正攻法」というところに、私は消化できないモヤモヤ感も抱いている?天邪鬼だから。言語化できている部分もあるしできていない部分もある。全部私の問題です(ONFくんらは何も落ち度がない)。

 先ほど『Beautiful Beautiful』というのは、祝福の曲だと言いました。自分を祝福する曲。それは「自己肯定感」へとつながっていく。自己肯定感は行動の源泉にあるものだと思うから、つまりは『Beautiful Beautiful』はすべての始まりの曲。ここから始まる。ここが終点ではないのだ。でも、ここが終点であるかのような雰囲気であるという、このミスマッチが私の心をざわつかせて仕方がないのかもしれない(初の正規アルバムとか、そういう事情もある)。

 ONFの物語はエンパワーメントの過程だったのか?でもそれは違うような気がする。ピンとこない。そこから、冒頭のテキストにもある通りすべてはつながっている(時系列が前後入れ替わり並べ替えるのも含む)と考えることの方が強引なのか?と思い始めているるる(そりゃあそう)。すべてが長い長いストーリーに回収されると思わない方がいいのではないか?個別個別の物語として解釈していく方がわかりやすいのではないか?

 

 

 ONFの曲が良すぎて引っ張られるようにパソコンのエディタを立ち上げてしまったけれど、まだまだ混乱しているようです。その途中経過としてインターネットの海にこのガラス瓶を放り投げようと思います。

THE FIRST ALBUM [ONF:MY NAME](韓国盤)

(私、新曲が出るたびに「次の曲が楽しみ!」って言っている気がする)

【ワートリ】ワールドトリガーのこの名前が好きだ選手権

 以前こんなものを書きました。

dorian19.hatenadiary.jp

 奇しくも2年前です。別に2月は名前のことを考えたくなる月ではない。偶々です。

 かねてから(と言ってもワートリにハマってから半年も経っていませんが)思っていました。

 Yes!

 

  書く!

 

 つきましては、以下の五つに分類しました。まずは自分の中で「いいなあ」と思う名前を挙げていきそのリストを眺めながら分類していきました。先に分類ありきだとまた異なる結果になった気がします。ここに挙げていない名前もどれも素敵だと思いますし抱きしめたくなっちゃいますが、その中でも特に好きなものを挙げていきます。

  1. 名前と人がしっくりくるから好き
  2. 音の響きが好き
  3. 意味的に好き
  4. 多分いちばん好き
  5. 性癖

 

1. 名前と人がしっくりくるから好き

 ここは「3. 意味的に好き」と似ているのですが、少し異なるのは、名前と人にじんわりと優しいつながりがあるように思えるところです。このキャラクターはこの名前じゃないと駄目だよね、という感じです。

 

照屋文香

 まずは照屋ちゃん。柿崎隊の冷静沈着、判断能力が高い子です。ザキさん(柿崎国治)を見て「この人は支えがいありそう」と思った強い子、照屋ちゃん。「照屋ちゃん」呼びは解説の出水からいただきました。照屋ちゃんは「文香」でなければならない(実際はそんな「~でなければならない」なんてことは無いですが)という謎の説得感があります。勝手にクレバーな照屋ちゃんにぴったりのお名前だなとか思っています。

 

熊谷友子

 お次は那須隊の女騎士・熊ちゃん。チームメイトの那須さんも熊ちゃん呼びしているし、茜ちゃん(狙撃手)と小夜子ちゃん(オペレーター)は「友子先輩」呼びかな…わからん。ボーダー隊員の隊構成は様々でどれも「めっちゃ好きやねん」ですが、那須隊は同世代の女の子たちが集まっているということもあり「仲間」であり「友だち」という雰囲気がある。そんな隊の象徴なのが熊ちゃんの名前に含まれている「友」であり、実際那須隊の茜ちゃんや小夜子ちゃんは熊ちゃんが引っ張ってきたと思うのであながち間違いではない。茜ちゃんは熊ちゃんの同級生の妹、小夜子ちゃんは熊ちゃんが勧誘だった気がする。病弱で外にもあまり出られなさそう、きちんと高校通えているのかも心配になる那須さんに、茜ちゃん小夜子ちゃんを引き合わせたのは「友」の文字を持つ熊ちゃんなんですよ、素晴らしい!

 

別役太一

 太一はめちゃめちゃ太一っぽいんだよな。太一って素敵な名前だと思う。別役太一は別役太一しかありえん。

 

2. 音の響きが好き

三上歌歩

 まずはA級3位風間隊のオペレーター、「みかみか」こと三上歌歩様。カメレオンを駆使、ステルス戦闘を持ち味とする風間隊の敏腕オペレーターであります。三上さん、めちゃめちゃ憧れる可愛さ…。それはさておき、彼女の名前は「みかみかほ」。「みかみか」とは作中で誰が言っていましたっけ…。王子?気のせいか。私も「みかみか」と呼びたい!三上ちゃんは「歌いながら歩く」。確かに合唱部とかにいても何ら違和感がない雰囲気があります。三上ちゃんは弟と妹と妹がいる四きょうだいのお姉さまですので、幼い頃弟妹の手を繋ぎながら夕日を背景に散歩する良きお姉ちゃんの図がパッと浮かんでしまいます。妄想はその辺にしましょうね。

 

諏訪洸太郎

 お次は諏訪さん。これはアニメのB級ランク戦ROUND2の桜子ちゃんの解説のせいです。「まさに男一徹だ、すわこーたろー!」良さしかない。ちなみに諏訪さんの「洸」の字は、「水がわきたって光るさま」とか「勇ましいさま」とかそういう意味があります。いいね!めっちゃいいね!

 

仁礼光

 音の響きが好き、この方も忘れてはなりません。にれひかり、です。声に出して読みたい仁礼光。ちなみに口調が荒っぽくゴロゴロ大好きな仁礼ちゃんは、オペキャラの中でも好きなキャラクターの一人です。

 

3. 意味的に好き

 この「意味的に好き」カテゴリーのキャラが一番多かったのですが、厳選に厳選を重ねて三人だけ紹介します。そうでなくても、ワートリの登場人物の名前はめちゃめちゃ「生きている」名前ばかりで、すごく登場人物たちと名前がしっくり合う名前が多い。名前から登場人物をイメージしているのか、登場人物が先に存在していて名前をつけるのか、気になるところであります。それはさておき。

 

唯我尊

 天才か、と思った名前の一つです。唯我はボーダーのスポンサーの中でも最大手の会社の社長のご子息(ということは、社長のお名前も唯我さん?)。ボーダー隊員の中でもトップのA級部隊に親のコネで入るといういけ好かなさを感じさせつつ、「ヤなやつ」にはならないバランス感覚がヤバすぎるキャラクターです。出水の「ゆいがーーーーーーー!」飛び蹴りとかめちゃめちゃ好き。

 

奈良坂透

 きのこだけどたけのこ党、狙撃手ランク2位の奈良坂の名前もめちゃめちゃ好きです。もう「透」って感じ。目の光もあんまり無くて透徹した雰囲気がもうめっちゃ好き。

 

生駒達人

 そして最後に生駒さん。「達人」やぞ「達人」。旋空弧月の使い手・生駒さんじゃないとありえない名前というところに「くぅ~~~」と唸るばかりです。飯三杯くらい食べられる。

 

4. 多分一番好き

 そして総合点として「ああ一番好きだな」と思うゾーンを三人紹介します。

風間蒼也

 みーんな大好き。風間さんの名前。

 

里見一馬

 銃手ランク1位(だけど本人はまるで頓着してない)里見一馬の名前も好き。なんというか、好きな理由は「書きやすそうだから、書くのが楽しそうだから」なのだけど、チームメイトから「かーずまぁー」って呼ばれているのもめっちゃ好き。というか「かずま」っていい名前。

 

犬飼澄晴

 入れないわけにはいかんだろ。みんな大好き犬飼澄晴の名前。晴れわたった空やぞ。ご本人の好きなものも飛行機だとか。かぁーーーーー(天を仰ぐ)。

 

5. 性癖

 最後にご紹介するのは「ぐううううう」と思わず唸りたくなる、一つひとつの名前に語りたいことはたくさんある。ありすぎる。語らせろ!という名前です。面倒なので紹介だけします。

影浦雅人

 まずが影浦。「カゲ」とか「影浦」とみんなから呼ばれているので名前の存在感が薄めなのだけど「雅人」ぞ。「雅人」やぞ。くぁーーー。

 

奥寺常幸

 こちらも「奥寺ぁ!」と呼ばれがち名前の存在感が薄い奥寺君。常幸ってめっちゃいい名前ぞ。

 

北添尋

 最後にゾエさん。ゾエさんなんて、「ゾエさん」呼びの普及率100%だと思うから「え…?ひ、ろ…?」みたいな感じだと思うけど、そういうところが良い!私も「尋くん」とは呼ばないだろうけれど、ゾエさんの幼馴染で「尋くんってば~~~」と可愛く話しかけるモブキャラになりたかった!残念!

 

 ということで終始テンション高くお送りさせていただきました。みんな良い人、みんな良い名前。「ワールドトリガーの登場人物で好きな名前」のお題だけで多分一晩明かすことができるでしょう。挙げた人物以外にも素敵な名前がたくさんありますのでそういう観点でもワートリを読んでいただければと思います。

 

 

ワールドトリガー オフィシャルデータブック BORDER BRIEFING FILE (ジャンプコミックスDIGITAL)

【V6】Remember your love/アルバム『The ONES』より

 9か月以上の【期間限定】にもいつか終わりはあるのだろうか。コロナ禍でこのような試みをするアーティストさんはたくさんいて、V6も同じなのだろうか。YouTubeでV6のライブDVDをいくつか見ることが出来る。

 特に私はRemember your loveという曲を気に入りすぎて、ずっとその曲を聴いている。はやくアルバムを買えと思っている。マジで買え。

 

 

 めっちゃいいなこの曲。私は好きだ。

 ミディアムバラード?なのか、ちょっとはやいか、音楽のジャンルはよくわからん。V6しか歌いこなせるアーティストおらん、いや、V6が歌うからこそ意味がある!という説得力が半端ない楽曲なのである。2020年からV6気になり始めているが、もうV6を聴くしかないと思う。はやくアルバムを(略)

 

 V6はメンバー全員の声がめちゃめちゃわかりやすい、個性的なボーカルの集まりだ。トニセンの歌唱力表現力とカミセンの聴いたらぜってえ捕まえてやるぞな声と歌い方に魅了された自分がいる。

 「いちいち説明するのも柄じゃない」長野さんにドキドキしてしまうし、穏やかで笑わせてくれるイノッチの強めなパートもたまらない。「教えてくれた歌の意味 君からのサイン」のパートの岡田さん、語尾の強さに合わせたその体の動かし方最高なんですが、、、というか体の厚み、、、素敵、、、と思うし、坂本リーダー歌うんめえ「胸にささる針~」で射抜かれること間違いなし。

 そして何より、私は森田剛さんになりたい。I want to be Morita Go.

 

 「他愛も無い出来事でも~♪」

 (ー_ー)!!誰!?!?!

 

 ちょいと高めのハスキーボイス。これ森田さんなんですか!?森田さんこんな歌声なんですか、てか幅広くねえか?PINEAPPLEでは低音のシャレオツラップしてたじゃん?え?

 

 (◎_◎;)私、混乱。

 

 森田さんになりたい。こんな優しく柔らかく歌いたい。何その眼差し。その指。何、それ。

 

 そう、そしてこの『Remember your love』という曲は三宅さんプロデュースらしい。すごいな。この曲聴いていてとても綺麗な曲だと思います。というか、アルバム『The ONES』はメンバーがそれぞれプロデュースした曲が収録されているわけですね。Remember your loveしか聴いていないからほどほどにして全部聴かなければなりません。

 面白いなあと思ったのは冒頭のパート「紙屑の様に~」のところとロケットのところ。紙屑のところは、「そうだね」と納得できる表現。秀逸だなと思います。いじめっ子の表現で、少し古いかもしれないけれど、教室の後ろの席からターゲットに向けてポンポンと紙屑を投げるイメージがあるけど、それを思い浮かべてしまう。そこには関心のなさとか、無造作とか、気が遣われていないニュアンスが含まれていて、投げつけられた紙屑を拾っては丁寧に伸ばして自分の中に悪意なき悪口を溜めこんでしまう誰かの姿が浮かびます。わかりやす~~。ロケットのところはちょっと難しいな。まず私はこの表現は思い浮かべないと思う。だから新鮮に思うというのが1つ。もう1つは、飛び立ったロケットを愛する人が自分から去って未来に進むことを意味しているのだとすれば、深読みすると、ロケットってゼロかイチかというイメージを私は持っていて、失敗すれば大事故だから(過去の衝撃的なニュースの数々)そういうことも含んでいるとすると、主人公のネガティブな感情の深さにドキッとするし(良いですね)「人は喝采する」というところに、あるべき正しさの気配を感じて、つまり主人公の元から愛する人が去ったことは一般的に祝福されることを意味するのかな(愛する人にとっては主人公の元にいるより、離れたほうがいいということ)それを主人公も自覚しているけれど認められねーぜってところが未練ありまくりで良いです。

 

 rememberって難しい動詞だな~と思います。行為なのか状態なのか。行為としてのrememberってのは少し苦手です。だからこの曲は失恋した直後の曲なのだろうと思います。難しいっすね。

LIVE TOUR 2017 The ONES(Blu-ray Disc2枚組)(初回盤B)

【音楽】2021年1月の音楽

 いつまで続くかの。

 

SixTONES『うやむや』

 SixTONESのアルバムも衝動的に無事に買うことができ、最後の方に収録されていたこの曲。今のメンタルで聴くと「うっせーーーーーー」ってなるんだけど、それはさておき好きな曲。聴くタイミングを選ぶ曲かもしれないなと感じている。ボカロっぽさに起因するのかな。多分言葉数が多いせいかもしれない。脳が処理しようとしてそこにエネルギーを割いてしまうようなこと。

 SixTONESはまだ聴き分けできてなくて、耳がついていってない。京本くんはわかる。多分樹さんもわかる。でもそこからわからない…困った。

 イントロあとの4小節?のベースの音に形があるのが好き。そのあと他の音に紛れてしまう音。このベースの音、そこにある音の形が「この曲良いな」と思ったきっかけだと思います。

 

BDC『Go Get Her(feat. Lee Eun Sang)』

 偶然の出会い。サビが妙に耳に残ってしまう。

 

向井太一『声が聞こえる』

 2020年も聴いてただろ自分、って感じですが、やっぱり沁みます。

 

PRODUCE48『PICK ME』

 PRODUCE48の本編は結局追ってなかったよな?ただこの曲は好き。とてもコンパクト。とてもわかりやすい。そして、PRODUCEシリーズのテーマソングを聴いていると、このプログラムをめぐる様々な問題を思い浮かべてしまいとても複雑。曲が良いキラキラしていて儚く愛おしいのに、そこに気持ち悪さが入ってきてしまう。もちろん出演者に対する負の感情ではない。結局ハリーポッターのポリジュース薬のようなどろどろのジュースを飲んでいる気分になる。複雑だ。でも私はこの曲が好き。

 この曲は韓国語verと日本語verがあるけども、日本語ver(NEKKOYA)を聴いていたら、

私は君のためのヒロイン

 という歌詞があって、真面目に聴くと妙に引っかかってしまった。

 ヒロインは「①小説などの女主人公。②女性で、すぐれた人物。女傑」(新明解国語辞典)だから、どちらかというと私がこの言葉に抱く印象がずれているのかもしれない。「Pick」は選ぶことだけど、選ぶことは所有を意味しない。所有の意を含んでほしくないと思う。PRODUCEシリーズの視聴者の中で生じた心の動きは、どちらかというと「Cheer」だと思っているから大きな問題は生じないのかな。

 選ぶということは、同時に選ばないということであり、残酷。好きになるということも同じ。「好き」と叫ぶことは、同時に何かを拒絶していることでもあるということを、2020年は特に考えてしまった。

 と、ここまで考えたところで、私が気にするべきは「ヒロイン」ではなくて「君のため」という言葉ではないかと気づく。「君のための」と言えるって、実はめちゃめちゃ自尊心もってないと無理だなーとか、自分の存在が他者に与える影響をわかってないと言えないよなーとか。この「他者巻き込み能力」すげえなと。

 

(G)I-DLE『Moon』

 これはアイドゥルちゃんたちにしかできないわ~~~という曲。

 

ゲスの極み乙女。『サリーマリー』

もっと大切な話がしたい

 と思った季節があったことを思い出してしまって、好きだなあこの曲、となった。

 

DRIPPIN『Nostalgia』

 2020年デビュー組については関心がまったくなく全然追えてない。かなりごっちゃになっている節がある。ここはwoollimのグループですね。視覚情報で追うのが辛くて、耳で「あ、好きかも」と思った曲を掘り下げているのだけど、この曲も同じ。ダンスとかMVとかを見ると印象が微妙に変わるのが面白いです。やっぱり真剣に踊られちゃうと真剣に聴かざるを得なくてそれが少々疲れる。さっぱり酢コショウって感じで良きです。透・明・感!!とも言える。

 

KNK『Love You』

 KNKの音楽、めちゃ聴いているわけではないのだけど、個人的に結構聴きやすい。メンバーの声が中音域でどっしりとしつつ過剰な重たさが無くて、安心する感じ。この曲は自然と音に合わせて体乗る感じが好きだと思う。


嵐『Turning Up』

 この曲2019年ですか。マジですか。私2019年生きてたのかな…?と心配になるのですが、何にも興味がなかった?(そんなことない)この曲聴いたことなかった?嘘でしょ?って感じ。音楽が入らない時は全然入らないし、それは音楽に限らずあらゆる概念に言えるのだけど、ああ嫌だ。

 それはさておき、めっちゃ好きな曲だな。最初の櫻井さんの声から「おっけーーーーーーい」ってなる。あの音程の櫻井さん、艶艶しておる。あと私は二宮さんの声が好きなので「そう、そうなのニノの声はそういうとこ好きなの」パートばかりで嬉しいです。

【運動】縄跳びするならこれを聴け/楽しすぎて思わず笑いがこみあげてしまったK-POP2選

 最近縄跳び始めました(冷やし中華始めました、みたいなノリで)。

 もはやダイエットとか知らん、筋肉が落ちなければ良し、という精神で生きとる。

 ダイエット目的でないなら、何故縄跳びをしているのか。それは私がめちゃめちゃ飽き性だからだ。筋トレにジョギング、時々ウェイトに水泳。どれかだけを毎日、いや、二日に一回でも続けるのは、私には無理なのだ。無理。私が物事を続けるには、いかにバリエーション豊かに選択肢をある程度確保するかというのが重要で、縄跳びはそのルーティーンに新たに加わっただけ。

 ということで、ああ走りたくない無理筋トレしたくないヤダ、という日にこっそりと縄跳びをしている。ぴょんぴょんと飛んでおる。誰にも絶対見てほしくない光景だけど、案外続いている。

 

 縄跳びしている時間は気を紛らわす為に音楽を聴いている。つい最近まで聴いてなかった曲とか新曲とかを聴いていたんだけれど、それでは縄跳びのつらさを紛らわすことができなかった。

 そう、侮るなかれ、縄跳びはきつい。長い時間飛ぶ必要は多分無くて「ううう、、、、しんどいよう泣」と悲しくなるぐらいまで追い込まなくていいと思うが(私は追い込んでない)なにせ30秒間ぴょんぴょんと飛んでもうしんどいのだ。びっくりだ。足の裏が攣りそうになるし、ふくらはぎが張っているのがわかる。そりゃあそうだろう。自分の体重を筋肉で押し上げないといけないのだ。小学生の頃の感覚で飛ぶと、あまりのギャップに驚くよ。

 別に耐えられないほどではない。ジョグとは違って縄跳びはすぐ切り上げられるし、それだけでも手軽な運動だけれど、せっかくなのだから楽しくするには…と考え、私はついに「K-POP」を召喚することにした。

 

 Apple Musicで適当にシャッフルして聴き始める。2分飛んで30秒休んでを数セット繰り返すので、聴けても4曲とかそれくらいだ。何が聴けるかなぁ…と思いながらさて1セット目。

youtu.be

 

え。

そりゃあ、イントロ聴いただけで一発でわかりますよ。びっくりサーカスな3分じゃありませんか。久々に聴くなぁと思いながら、ぴょんぴょん飛ぶわけです。

 

待って。

めっちゃ、合う。

 

 びっくりした。ちょっと、飛びながら笑えてきてしまった。ぴったりだ。私がジャンプするテンポに。サビの「Hey!」とか「You!」の声に合せて飛んでいる私。なんなんだよ。

 イヤフォンで聴いているわけなので仮に私の周りに誰かいたとしても、ただ人間が寂しく縄跳びをしている図にしか見えないだろうけど、実際はもう楽しくて楽しくて。愉快なこの曲がこんなにもぴったりと縄跳びに合ってしまっているという事実が面白くて同時にめちゃめちゃ恥ずかしい。誰かが聴いていたらと思うと恐怖でしかない。恥ずかしさで燃え上がりそう。

 実際BLACK HEARTと縄跳び、めちゃめちゃ相性がいいです。愉快な曲じゃないですか。底抜けに陽気、真夏の日差しみたいな感じではなく、びっくり大サーカスな楽しさじゃないですか。エクササイズにとても良いです。こう、内側から「やってやるぞ」という闘志が掻き立てられます。超おすすめです。

 

 BLACK HEARTでだいぶ笑ってしまった後、次はどんな曲だろ。これでバラードとかなったらスキップするからな、と身構えていたらですね、次はこれでした。

youtu.be

なんと…

これまた縄跳びに最高な曲が流れてきてしまった。

二曲続けて「神曲(縄跳びを飛ぶのに最高な曲、の意)」だとは…。

 

 正直この曲はもうイントロで「あ、これは縄跳び捗るな」と思いました。間違いない。その確信は最後まで揺らぐことはありませんでした。「ねっこや~(タンッ)ねっこや~(タンッ)ねっこや~(タンッ)」

 

恥ずかしい!!!

 マジで恥ずかしすぎる。誰も、誰も、この脳内祭りを知ることはないんだけど!超恥ずかしい!!!そもそも縄跳びってなんか間抜けに見えません?あ、誰かが一生懸命縄跳びしている姿が間抜けに見えるとかそんなこと絶対無いですけど、他でもなくこの私が縄跳びをしている光景は絶対間抜けに見えると思えて仕方がない。ただでさえ恥ずかしいのに、なに、なんでネッコヤのリズムに完璧に合わせて飛んでるわけ?

恥ずかしい!!!

 でも超楽しいです。マジでおすすめです。早すぎもせず、ゆっくりもせず、私にとっては本当にちょうどいいテンポです。ありがとう神様。おかげでまだ私は縄跳びを続けられそうです。好きなK-POPと縄跳びってのは相性がいいものがあるんですね、明日からの縄跳びライフもさぞかし捗ることでしょう。わくわく。

 

  さて、次の曲でラストにしよ~~~、なんだろ。

youtu.be

 

・・・。

ぜんぜん合わねえ。

(ちょっとゆっくり過ぎました。縄跳びトレーニングを終え、もはやジャンプする必要はない布団の中でぬくぬくしながら改めてゆっくり聴きました。良い曲ですね。)

 

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【Red Velvet】Red Velvet - IRENE & SEULGI『Naughty』

 つい最近この曲の存在を知りました。圧倒されてしまった…。凄すぎる。

youtu.be

 

 アイドルなんて、ビジュアルやら歌唱やらダンスやら、魅せ方スキルがものすんごいことは重々承知の上で(どのアイドルもすごい)そこから「およよよよ!?」という驚き圧倒はまた別物。それまでのキャリア、時代の流れ、受け手の状態、様々な要因が絡まり合って「すんげええええええ!」という興奮は生まれるものと思うのですが、これがまさにそれ。

 

 どこかで2番のスルギパートの撮影風景を見たのだけど、あれは黒の衣装纏うスルギちゃんと対面する白衣装ダンサーさんが小型カメラを口にくわえる形で支えて撮影したものらしい。これは撮影機材の小型化かつスペックが上がっている昨今だからこそ為せるカットという感じで胸が熱いです。防弾のI NEED UのMVで薬漬けなホソクさんが橋の上でぶっ倒れるシーンを思い出す。橋を上から撮って引いていくシーンはドローンだからこそのカットだったね。K-POPのMVはバチバチに火花が散っていていつ見ても面白いですけど、どのように撮られたのかというのも着目すると楽しいところっす。

 話をNaughtyに戻そう。

 Naughtyのダンスは、タットダンスというジャンルらしく、手首と腕で音を的確に捉え動かしていく踊り。腱鞘炎になりそう。やばい。綺麗に見える角度できちっと動かしては止めていく動きは簡単じゃないことは一目瞭然。ただでさえかっこいいダンスにぴったりの衣装(腕が綺麗に見える、手が目立つ!)髪をアップにしてダンスとビジュアルが活きるヘアスタイル。こりゃあ、かっこよくないはずがないな、と。

 無機質である、非人間的である、という違和感をあんまり感じないです。無理して人間が非人間的なものを演じているというぎこちなさがなく、一つの芸術作品として完成された映像だなと思いました。無理してないんですよね…表情がゆがむことがないし、何かを拒絶している感じもない。それだけ余力があるし完璧に消化しているのだと思います。スルリン、凄すぎる…。特に二番で背景がガンガン変わっていくところ、線と図形という無機質なものと、無機質ではありえない人間のダンスが融合しているところがお気に入りです。

 私はジャンル問わず形態問わず気にするポイントとして「これは彼ら彼女らにしかできないものなのか?そうであるならば、私にそう思わせる要素は何か?」ということなんですけど、このNaughtyの映像は、他のアイドルで代替するものができない、同じダンスだとしてもまた違うものになるだろう、と思えますし、それは何故だろう?と考えています。

 アイリーンとスルギってビジュアルはタイプが違うし、似合うスタイルも違うような気がしますけど、この映像では色が異なる同じような衣装、同じヘアスタイルで光と影みたいに2つで1つみたいな仕上がりで。これを他のアイドルグループで誰と誰だったらできるかな…とか考えるの楽しいです。

 

 この曲がリリースされた時にちゃんとリアルタイムで盛り上がりたかった!けど別にいつ出会うのも良いですね。しばらく練習動画と合わせてたくさん見てたくさん音源を聴こうと思います。音楽もお洒落~。

Naughty

【V6】サンダーバードという光

 最近欲しいものは、ポータブルCDプレイヤーと美味しいクラフトジンです。どうもこんにちは。世代がバレるとは思うのですが、まあズバリ特定はできないでしょうし白状しましょう。

www.youtube.com

 

 小学生の時にこの曲をよく学校で聞いてました。とある学級では、今考えてもなかなかユニーク、かつ、このご時世ではありえない方針で運営されていて、学校でクラスのイベントとして音楽を聞く機会がたくさんありました。音楽の教科書に載っている曲ではなく、流行りのポップミュージックを、です。私は学校でV6のサンダーバードという曲に出会いました。アニメのOP/EDの曲は知っているけれど、それ以外の音楽を知らない私にとって「最初のジャニーズ」と言っても過言ではない出会い。大好きになりました。

 「音楽を好きになる」というのはその頃の私にとっては本当に意味不明な現象で、「何かを好きになるって、何?」って感じでした。好きって、何。

 私は「足を攣る」という現象を中学生の部活動で初めて体験しましたが、それに近いかもしれないです。足が攣って悲鳴を上げる級友たちを傍らで見てきて、それがとても痛いことだというのはわかるけれど、自分にもしその現象が起きたときどうして「足が攣った」ということがわかるのだろう?と思っていました。順序がおかしい。鶏が先か、卵が先かみたいだなと。概念を獲得する?というのは、そういう難しさがあるもんだなと思いました。

 「何かを好きになる」ことも同じで、私はずっとよくわかりませんでした。好きなものなんて無かったし、「好き」と言える自信はどこから?という感じ。でも、V6のサンダーバードを聴いたとき誰がなんと思おうと私はこの曲が好きだと思ったし、どうして好きかなんて理由は遥か向こうに置いていけぼりになりました。

 それから十数年経って、こうして改めて好きな曲と出会えること、陳腐な言い回しですが幸運に思います(YouTube.verで、ですけど。CD買いなさいよ、って感じですけど)。

 

 

 

夢は白い雲を突き抜け 自由を知る 予感に気づく

  サビのこの部分の「突き抜~~け~~~↗」で息が高く抜ける感じとか、もうたまらないです。今も昔も毎回この部分で泣きそうになってしまいます。

 なんというか、スカッとしたんですよね。特になりたいものも好きなものもなかったし、未来に特別な希望もなければ絶望もない小学生で、ただただ毎日が退屈だったし気が張っていて。そこにパッと光が差し込んだ感じで。サンダーバードという曲は「待っていて」と歌ってくれるじゃないですか。そうか、待っていいのかと。誰かを待つことでこの時期をやり過ごしていいのだと、私に教えてくれたような気がします。今思えば、なのですが。あまりに力強く、誰も傷つけない強さに救われたと思います。歌詞だけでなくメロディも大好きですしね。なんというか、昔の曲ってめちゃめちゃコンパクトでわかりやすい、聴きやすいって思います。これも「今思えば」ですが。

 

 ふと思い出したので書いてみました。にしてもサンダーバード然り昨年のPINEAPPLE然り、V6名曲揃いだよな…案外好きなのではないか、私。ベストとか買ってみるか。

(そう、近所のレンタルショップが閉店してしまい、映画然り音楽然り旧作にアクセスするのが難しくなりました。なんてこと!Netflixも契約するつもりがないし、ああ、映画を観られない…)