2020年の1月30日木曜日、時刻は夜9時をまわったところ。とある街の歩道を歩きながら、私は泣いていた。
嬉しい〜〜〜〜〜〜
— 治野 (@harunote2016110) 2020年1月30日
嬉しくて。
誇張表現でもなんでもなくて見ながらすごく嬉しくて泣いてるんだけど
— 治野 (@harunote2016110) 2020年1月30日
何故?
A.C.Eありがと〜〜〜〜
— 治野 (@harunote2016110) 2020年1月30日
超嬉しい〜〜〜
— 治野 (@harunote2016110) 2020年1月30日
これのせいです。
ただのカバーステージじゃないです! ヘアスタイル、衣装、レンズ、爪までCtrl C+Ctrl V! #에이스 (エース)が #빅스 (VIXX)先輩の <On And On>をそのままコピーしました! なんでも完璧にする次世代グローバルパフォーマンスアイドル A.C.Eのステージ! 今日 #엠카 (M Countdown)楽しみにしてください:) https://t.co/RI0ISanjcA
— A.C.E JAPAN OFFICIAL (@ACEofficial_jp) 2020年1月30日
こんなはずではなかったのに何故かその時間まで働かなければならず(終わらない仕事!)まあ見通しある「仕事終わらない」だからいいっちゃいいのだけど(本当にきついのは先が真っ暗な「仕事終わらない」である)週の半ばである木曜日だし思考が鈍麻していたというのは、ある。そして、本当に嬉しかった。嬉しくて動画見ながら少し泣いた。
A.C.Eありがと~~~~~~が言いたい文章です。(A.C.Eのパフォーマンスについては後半の後半にがっつり書きますね、言いたいことたくさんあって)
カバーしてもらいたい
1つ好きなアイドルグループができると、そしてその曲を心底好きになると、「(他のグループに)カバーしてもらいたい」という欲求が生まれる。
その欲は色々な気持ちで構成されていて
- カバーしてもらえるくらい知名度がついてほしい
- 彼ら彼女ら以外がどんな風に楽曲を解釈するのか見てみたい
- その解釈を見て改めて本家のパフォーマンスを再考したい
みたい感じで。例えば「知名度」でいうならば、今回の「嬉しさ」は多分ここからきている。それこそたくさんのグループがあり楽曲があり売れている曲がありその中でVIXXを選んでくれたということ。バッキバキのダンスと全員ボーカルか?というハイスペックグループA.C.E様が私の大好きなVIXXをカバーするということ。「傷つく準備はできている」という曲を選んでくれたということ。嬉しすぎませんか。だって他にもカバーできる曲があるのに、その中でVIXXだよ?すごいことじゃないですか。この「選ばれた」というのは、VIXXの楽曲がアイドルの中でもちゃんと知られているんだなぁ…(そりゃあ伊達に7年生き残ってきたわけではないですから何と比較するかはさておき私も知っているし好きだしVIXXは「知られているグループ」ではあるのでしょうが)と嬉しくなってしまう。ましてや今VIXXは兵役ラッシュでグループとしての活動はあまり無い状態ですから…。そして~この「傷つく準備ができている」は2013年にリリースした楽曲~~~ちょうど7年後に、カバーされる?そんなことある!?という、これだけ書けば私の興奮もわかっていただけるでしょうか。いつもいつでも、私は自分の好きなグループが他の誰かにカバーされることを願って楽しみにしています。
カバーしてもらったVIXX
といっても、VIXXは過去にも色々なグループからカバーしてもらったことがあります。ありがたいですねえ…まあ、いちファンなので「ありがたい」とか言える身分ではないんですけれど、それでもありがたいこと…私嬉しい…。
KNKのError
そうなのそうなの(←!?)あとでA.C.Eのところでも言いたいのだけれど、VIXXをカバーするということはカバーするグループが自分たちをどう考えているのかその分析の結果を垣間見ることができる、ということでもあるんですね。KNKのErrorは本当にその実例だと思っていて、一言で言えば「わかる!!!!!!!!!!!握手!!!!!!!」なのです。わっかるよ、VIXXと同じく、むしろ平均身長はVIXX越えなKNKがVIXXをやるのはもう自然の摂理。その中でも悲哀が似合うKNKがErrorでがっつり聞かせるのはその通り。メインボーカルであるユジンさんの声がどかーんと響いております。サビの振付なんかは手足が長いスタイル良い人ががっしがし踊るからこそのものだと思うし、どっしりとした重厚な印象をKNKには抱いているのでその点もばっちり合っていました。インソンさんはケンちゃんみある甘いルックスだし、ヒジュンさんはホンビンっぽさがある。当時からこんな風に「わかる…わかるぞ…」と喚いてたな(遠い目)
VERIVERYの桃源境
これも嬉しかったなぁ…。VIXXの後輩VERIVERYによる桃源境のダンスカバーです。本当に華奢だな。何故「桃源境」なのか、というところがポイントだと思っていて、Rock Ur Bodyとかもいいと思うのだけどな(チラッ)いまだにブツブツ言っておりますが、これも何故VIXXの楽曲の中でも「桃源境」をカバーしたのかってところが妄想膨らむポイントで、当時の「爽やか可愛めニュージャックスウィング路線走行中!の段階で過剰に色をつけたくなかったのではないか?」というのと「ダンス武者修行の一環」による選曲ではないかというのが私の妄想です。それはある程度成功していて、黒で統一された衣装でメンバーにスポットをあてる以上にVERIVERYの持ち味のぴたっとそろった群舞を魅せることができているし、少し系統が違うダンスだから表現に新しい風を取り入れるってのもできていそう。じゃあRock Ur Bodyのカバーをしてプラスして何を魅せたいのかって考えるとちょっと弱いから…でも本当に見たいんですけれど…(チラッ)他にもChained UpとかDynamiteとかちょこっとカバーしてくれてますね。
ASTRO(デビュー前)の呪いの人形
プレデビューの場でのカバーダンスでしょうか。教えてもらって知ったのですが、ダンスの鬼であるラキくんがぬらぬら気持ち悪い動きをするので最高です(誉め言葉)。人外の動きを演ずるにはラキくんほどうってつけの人材もいないように思えるのですが、ASTROはまだ(まだ)人間なのでね…こちらの世界にきてもいいと思うのだけどね…でも爽やかコンセプトが私は好きだから板挟み。
他にもパッと記憶しているところだとgugudanちゃんのChained Upのダンスカバーとかunder19(オーディション番組)の課題曲に桃源境が使われてましたね。多分もっとカバーされているとは思うのですが、そんな感じで例えばEXO・BTSなんかと比べるとまあ少ない。というかこの2グループのカバーが王道といえば王道なのかしら。(カバーに王道なんてあるのかしら)
やっぱりカバーされることで、本家の特徴的な部分が浮き彫りになるってのも醍醐味です。VIXXでいうと高身長が揃っているところやラビのがつーんとしたラップパートがないと物足りないとか、メインボーカルが鳴らしまくっているなぁ…やっぱりスカッとする、とか。さて、そろそろ本題(まだ本題に入ってなかった)のA.C.Eさんのパフォーマンスに行ってみましょうか。
VIXXをカバーしたA.C.E
すごい仕上がり~。完璧を目指しとことん細部まで意識を張り巡らせてカバーしてます。衣装、メイク、髪色までカバーしてくるとは。このために髪色変えたのか?って感じですもんね(事実ダンス動画では黒髪です)あまりに忠実かつフルで披露してくれたので、こんなことしてました。
同時視聴(ちょっとズレたけど)。
A.C.Eは5人、VIXXは6人なので動線がちょっと違うところもあるかと思いますが、
- えねねん→ジュンさん
- レオ→チャン君
- ケンちゃん→ドンフンさん
- ラビ→ワウくん
- ホンビン&ヒョギ→ビョングァン
と、総合力半端ないA.C.Eだからこそできることっすよね…チャン君がレオさんできるんだもんなぁ…みんな歌えるもんなぁ…つえー。またこの分担に沿って髪色が忠実なのが本当に感激ものでして。ジュンさんの銀髪とか見たかった!!!ジュンさんが銀髪!!!わかる!!!似合う!!!チャン君にはヒョギをやってもらいたかった欲もあるんですけど、終始カラコンがバッチバチに似合って妖艶だったので文句はありません。ありがとうございます。流石のドンフンさんがメインボーカルとして鳴らしまくっているのも最高だったしワウさんのちょっと粘着っぽいラップが新鮮でした。やっぱり色々な人にやってもらえるの嬉しいね(VIXXのファンとしてタチルのラップパートはラビさんのエネルギーがどかんとくるのが当たり前のパートだったもので)。で、悲しいかなこの時期はそんなにパートが無いけれどいいところをもらっているヒョギと、ビジュアルセンターのホンビンのパートを、とにかく個性個性圧倒的色を持つビョングァンさんが担当するのはわかりすぎる。完璧なパート割、A.C.Eと運営、わかってる…!!!
見れば見るほどしっくりくるこのカバー。やっぱり2019年に出した曲の流れからも無理がない感じだからでしょうか。私は無理が無いと思うのだけど…例えば私が大好きなTake Me HigherからのタチルよりはUnder CoverやSavageからの流れの方がしっくりくる…多分A.C.Eってのは化粧のノリが良いグループってことが2019年で存分に知ることができたってことなんですよね。Under CoverとSavageのMV、どちらも好きです。A.C.Eマジで生き残れ…売れてくれ…。
そう、このタイミングで、何故VIXXなのか、VIXXの楽曲の中でもOn and Onなのか。まあ、わかる…。結果的には多分どの曲でもその曲がベストな選択だって言えちゃうのだけれど(オタクだから)それでもタチル、わかる。A.C.Eとその運営がタチルという選択をしたという事実が、なんというかきちんと考えてんのかなーと思わせるもので(直感的にそう感じてしまう)本当にありがとうございました、そしてA.C.E頑張れ、という気持ちになりました。タチルが良かったのは、一言で言えば、カラコンなど目を引くビジュアルの一方で、メロディではまだ堕ちてないのです、タチルは。これがHydeや呪いの人形、それ以降になると色々ぐちゃぐちゃと鬱屈したものがついてくるので(そこが好きなんですけれど)悲哀と、メロディの明るさというか加速力?が絶妙なバランスで踏みとどまっているタチルをやるのがいい。底なしの沼にどっぷり浸かって染まらない程度に。いや~~~~いいものを見させてもらいました。A.C.E、今年もいい曲出すといいなぁ。(そして私は行く行く詐欺をしているA.C.Eの現場に行きたい)。
タチルが1月リリースだったと思っていて、これまでのコンセプトを一新させて注目され始めたきっかけがあるから(そこから2013年に音楽番組での1位を獲るまでになる)曲の力を借りてA.C.Eがもっと知られればいいと思います。少なくとも今回のカバーでびょるぴ(VIXXのファンの通称)は味方につけたと思うので(思う)A.C.E、応援しております。
カバーしてもらいたい
ずっと好き好き言っているのがA.C.EのTake Me Higherなので、この曲も他のグループにカバーしてもらいたい。でもすごく難易度高そう。身体能力高くないとこの曲の動きは無理な気がする…(ダンス詳しくないですけれど)