根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【K-POP】今年最後に印象に残っていたK-POP選

 自分の中で印象に残っていた楽曲を紹介するこの企画。

 

2016年上半期

dorian19.hatenadiary.jp

 

2016年下半期 

dorian19.hatenadiary.jp

 

2017年上半期

dorian19.hatenadiary.jp

 

2017年下半期

dorian19.hatenadiary.jp

 

2018年

dorian19.hatenadiary.jp

 

 書いた覚えはあるのだけど、へー、昔の自分こんなこと書いていたのか。つくづく読み返すと面白いなと思います。また数年後、この文章を読む自分が面白いと思えればいいですね。タイトルにもある通り「今年最後に印象に残っていたK-POP」であって、私は大変忘れやすい性質の持ち主なのでめちゃめちゃ好きな曲でもたまたま忘れていて選考外、みたいな可能性も無きにしもあらずということをご了承願います。

 

まぶしく晴れ渡る空の青さに嫌味を感じないこの清々しさ

ONF『Pretty』『オク×オク(ALL day)』

  トップバッターは今年なんと2回もカムバックしてくれたONFの皆さま。まさかの活動曲ではないチョイスですが、なんというか、私ってばWe Must LoveからのWhyという流れがそんなにピンと来ていないのでは?疑惑があります。私はONFの何が好きだったのだろう。まあよくわからないのでこれからも彼らの曲を楽しく聴いていきたいけれど、にしてもこの2曲は素晴らしかった。絶不調でも無理なく聴けるこの温度。この嫌みのなさ。これがONFなのか…?特に『Pretty』はONFの良さがギュギュっと詰まった曲なのでもうCDを配りたい。これがONFだ!!!と声を大にして言いたい。ヒョジンの真っすぐ綺麗に通る歌声、MKの「Oh never mind You are just fine」とかMKの良さしかない。なんやねんあれ。あの微妙な擦れというかこもったというか、なのにさっぱりとした清涼感、ありがとう、である。ラウンちゃんの低くグレーな感じの歌声がぴりりと効いているしワイオ兄さんのラップが無理なく馴染むあの感じ、イーション先輩どこ行った?って感じだけれどまあそうやって音楽の雰囲気に合わせて用意できるボーカルの層の厚さがONFなのだ!ジェイアスさんのどしっと要点押さえた歌声があってこそ上に積み重ねることができるのだし、やっぱりこの曲はユトくんの素朴さが良い味を出していて好きだONF!(そういうところが私のONFの好きなところであるようです)

 ONFに関しては同時に今年は本当にショックな出来事がありました。ラウンちゃん、お元気でしょうか。あなたの幸せを願わずにはいられません。「ラウンちゃん幸せになって」という上澄みの思念だけがいまだ体の中には残っていて、それで日々生きています。ラウンちゃん元気ですか。ラウンちゃん、君は多分食べることが好きだろうから体型のことを気にせずたくさん美味しいもの食べなね?アイドルやっていたときはきっと食べることにも制限がかかってて大変だったよね?パン食べようね。

 

dorian19.hatenadiary.jp

 

見上げるのが夜空に浮かぶ月ってのが良い

PENTAGON『SHA LA LA』

 最初の最初、フイのパートが好きでそれとイントロでパッと情景が浮かび勇気づけられるところが選考理由です。こんな風に情緒を大切にしたいな、と思いました。

 ところでPENTAGON、生きているか?

dorian19.hatenadiary.jp

 

 

歌ってほしいと思いながら 

SF9『Echo』

 実はめちゃめちゃ聴いた曲。ずーっと繰り返し聴いていた気がする。別に何かめちゃめちゃ刺さったとかではないのだけれど、優しく穏やかで聴きやすい良い歌だなぁと思って。K-POP、その映像コンテンツやダンスパフォーマンスも素晴らしいけれど当然のようにボーカルスキルも磨いていて、しっとりと歌うあなたたちが私は好きなのだ。

 SF9、元気にしているか?

 というか、この文章を書いているときにEcho -Japanese ver.-の存在を知ったのだけど、まあその時の感情は読者の皆様の想像にお任せします。

 

Echo

Echo

  • provided courtesy of iTunes

 

dorian19.hatenadiary.jp

 

「アイドル」が試されている?私が試されている?

THE BOYZ『Bloom Bloom』

 対してこの曲はそんなに聴いていないのだけど、2019年の象徴的は私の中ではTHE BOYZじゃないかと思っていてだから挙げました。もちろんこの曲は好き。いまだに太陽の下でサブウェイのサンドイッチを頬張る夢は叶っていない。気がつけばめっきり寒くなってしまった。流石にこの寒さで屋外のピクニックはつらい。

 

dorian19.hatenadiary.jp

 

 

 そうなのだ。大きかったのは、なんだっけかあれや、具体的に言うのは憚られるし別にそれ自体はどうでもいいというか(いやどうでもよくはないのだが)許して然るべきというかなんというか人間じゃん?と急にもごもご喋ってしまうのがまだまだ自分の中でモヤモヤしている出来事なんだろうな、ほら、なんかあったじゃないですか、ドボ。そしてこれははっきり言えるけれどファル君の脱退。

 今年THE BOYZを眺めていて、アイドルという存在についてつらつらと見えないけれど確かに流れる伏流水みたいに考えていたのかもしれない。それは今年に始まった問題ではなく、アイドルを追いかけるようになってからずっと付きまとっていた問題だ。すなわち「本当を知ることなど無理」ということ。真相なんてわからない。その上言葉も文化も異なるわけだし。SNSの発達で嘘の情報がいとも簡単に堂々とそこら辺を大きな顔して歩いていることもある。それ以前に、きっと目の前に彼ら彼女らが現れたとしても、手を握れたとしても、例えば友人だったとしても、きっと私は彼ら彼女らを理解することはできないのだろう。私が私の身の回りにいる人たちを完全に理解できないということと同じように。つまり一人ひとりそれぞれがそれぞれの価値観を持ち歴史を持ち生きているということ。アイドルもその例外ではないということ。完全にわかることなど無理な上でどのように私は彼ら彼女を追うのか。好きな二次元のキャラクターなわけじゃないのだ。言動を予測してコントロールすることなんて無理に決まってるだろ馬鹿。そのスタンスをずっとずっと考えながらやってきた。そういう意味では、好きになるのも私の勝手、嫌いになるのも私の勝手、ということで、見えるもの、自分が感じたことに正直であればいいとは思う。それが完全なるフェイクだとは思わないし。でも、ファル君の脱退。健康上の理由。どのような状況での負傷かはわからないけれど、私はそれを広い意味でアイドル活動の中で起こったものだと考えている。ではファルがアイドルでなければ、怪我をしなかったのだろうか。足の負傷。体が思う通りに動かないストレスは私が思うよりも、なんというか、行動に制約を与えそうで、それがこれからの人生にも影響を及ぼすとしたら?私が無邪気に応援していることと彼の怪我は関係ない、関係あると思うのは少々思い上がりなのでは?と思うけれど、それでも私は「アイドルを推している」のだ。で、これは傲慢だよな、だからアイドルやりたいことをやってくれ。ファンのことなんて考えなくていいから幸せであってほしい。なのにファンを顧みないような言動を見つけてしまうと眉をひそめたくなるこの矛盾をどうすればいいんだ!そう、だからやっぱり、アイドルはアイドル。それに刺激されて私も考えたり驚いたりすればいいんだ、それで十分だ、と思うことにしよう。アイドルを憐れまない。アイドルに多くを望まない。私は彼ら彼女らを傷つけたくない。なんてことを考えてしまいます。THE BOYZ。なんか今年ってあっという間ではなかったけど、THE BOYZというグループで考えたらなんかあっという間に終わっちゃったなって感じがあります。

 

とにかく嬉しかったので

VERIVERY『From Now』

 君らを挙げずに2019年は語れない。楽しかったね2019年。VERIVERYは駆け抜けたと思うよ。誰が何と言おうとも。

 VERIVERY、どうも今の自分にどストライクなグループというかとにかく聴いていて楽しい、聴いていてストレスがない、というグループです。コンテンツがコンスタントに投下されるいわば「シャブ漬け」状態です。どの曲も温度に差があれ好きなんですけど、多分一番好きなのはFlowerなんですけど、でも総合的に考えたらこの曲を挙げるかなぁ…なんかあんまりMVの再生数稼いで無いけども。

やっぱり一番は幕張の地でイントロを聞いた時のあの嬉しさだと思います。

 

dorian19.hatenadiary.jp

 

 すっごく嬉しかった。楽しかった、ではない。嬉しかった。爆音とパッとステージのライトが光るあの瞬間、自分の中の血が沸く感覚を味わった。ドキドキしたし改めて好きな曲だなと思いました。

 多分デビュー年である今年は少なからず「新人賞」を獲ることをイメージして活動していたのではないかな、と思っていて。ただ2019年は新人豊作年でもあってそこに揉まれたなー、タイミング?というかこれはもうイメージ作っちゃったらそのままどんどん大きくなって階段駆け上がっちゃうやつだなー売れるってそういうことだなーとか、同期たちを見ながら私は思っていて、私はその頑張りを賞してVERIVERY君に新人賞あげたいよーとかメソメソ思ってますがそれはさておき。何が言いたかったかというと、2020年彼らは何をしてくれるのかということですね。燃え尽きるか尽きないか、事務所の財政事情はどうなってるのか、gugudanちゃんどうする気だオラァ。

 こほんこほん。私は今のところ彼らの曲が好きなので彼らが次何をするつもりなのか楽しみであります。健康第一!

 

番外編

 番外編としまして、印象には残っているけどめっちゃ好きかと言われたら違うかもしれない、でも爪痕残しているよ!な曲を紹介します。

 

2019年本当にお疲れさまでした!2020年待ってる!

IMFACT『Only U』『Lollipop』『The Light』

 今年何故か知ってしまったIMFACT。このグループも語らずに2019年ではないかなーと思います。結局日本での中期イベントも行かずじまい…IMFACTの皆さん本当にお疲れ様でした。2020年はカムバしてくれるかい?

 当日券は並んだのだけどこれは本当に当日券の並びなのかまた違う列なのかよくわからなくなって引き返してしまった。この文章を書きながら久々に聴いてる。やっぱり良い曲が多いし、ライブで感じた熱狂を再現することができる力があるよ〜もちろんライブはさらにもっともっと良いけど。

 IMFACTを知ると否応なしに事務所の存在や戦略について考えざるを得ない。「売れる」ってことを考えるのが辛い。自分が良いと思った作品が(音楽だけでなく)それなりの評価を受けてほしい、ってのはきっと私だけの感情ではなくてアイドルを追っていると、時々その感情に苦しくなりますね。「私が大富豪だったら、石油王だったら」でもきっと自分たちの音楽を好きになってくれる人が増えてその人たちがお金を自然と払いたいと思える、その積み重なりで生きていけるのであれば、ポンと石油王から1億円もらうより嬉しいのかな。でもやっぱり1億円なのかな。私の感想が、たくさんの人の愛情が、一億円に換金されればいいのに。

 

 

dorian19.hatenadiary.jp

 

好きになったきっかけのかつてのK-POPがここに

ONEUS『ZigZag』

 VERIVERYとマジの同期、ONEUSは最近は聴いてなくて、でも1stに入ってるこの曲は例えばSuperJuniorのソリソリのような、音を単語を繰り返すあの心地よさを思い出して印象に残っていたので挙げました。この曲好きー。

ZigZag

ZigZag

  • provided courtesy of iTunes

 

本当に楽しかったライブ

NCT127『Wakey-Wakey』

 曲がめっちゃ好き!ではないから番外編だけれど、この曲だって私にとっての今年の曲。やっぱりさいたまスーパーアリーナの、あのライブ演出が素晴らしくて嗚呼DVD買えてないや、とても欲しいです。誰かクリスマスプレゼントにください。ごめんなさい。自分で買います。総じてクオリティが高く満足度1000%の公演で、セクシージャングルジムとかセンステでゴロゴロしてたHeartbreakerとか今思い出しても涙が出てくるくらい良い公演でした。で、その中でもウェキウェキを選択したのはやっぱりこれも肌がゾワっとする感覚というか、体の感覚が一番強く残っているからだと思う。具体的にいうとジョンウが横移動するあのパートの「ぐわああああああ」という会場の興奮と熱気。

 こんなエネルギーを生み出せるのがNCTなのに、どうしてSMという会社はそれを台無しにするようなことばかりするのだろう?幹部の皆さまはさいたまに来ましたか?来てませんよね?(いらっしゃってたのかもしれないけど。)大衆性がなんだって?世界がなんだ?一気に世界の頂点へと駆け抜けることができるなんてごく稀の宝くじみたいな運とタイミングと潮流と実力が噛み合った時だけで、それを作り上げるためには緻密な分析が必要なはずでそれは簡単なことではなくて、会社がすることはNCTというグループをきちんと作り上げていく、作っていくメンバーをサポートすることなのではないか!バラバラにすることなのか!今年結局もうカムバックさせない気か!何がアメリカだあああああああ!!!こんなに良い音楽を作っているのに!何故!!!(Simon Saysを聴きながら。)書きながら珍しくムカついてしまった。なんでーなんでなのー何しているのNCT。(2020年もゆるゆると追っていきます。ファンクラブに入っていなくとも)

 

実は2019年

OH MY GIRL『Remember Me(Japanese ver.)』

 自分でメモしておいて「何故?」になってるけどよくよく考えたらこのジャパニーズverは2019年リリースなのですね。だからです。なんというか、日本語verの究極体というかこんなにも違和感なくナチュラルに聴きやすい日本語verなかなか無いかもしれないなぁというところ。日本語のイントネーションが完璧なんですよね、耳が良いのかもしれないし聴き取った音を再現するのが上手いのかもしれないし優秀な日本語の先生がいらっしゃるのかもしれないし、何より本人たちの努力の賜物なのだろうと思います。この曲のイケイケドンドン感(主に衣装)とおまごるらしい上品さが両立してるのが好きです。もうこちらを聴きまくって原曲聴くと若干違和感が生じるくらいになってます。おまごるちゃんも今年もたっくさん働いたね。WMよ彼女たちを潰したら私怒るからね。

 

 

焚火したい

LABOUM『You're Light』

 聴いてるかっていったら聴いてないのですが(おい)何故印象に残ってるのかというと「アイドルがついて来い」みたいな挑戦的な曲というか、もう歌って踊るというスタンスがついて来い、みたいな難しい曲をやってくれるなぁ〜私嬉しい!って思ってしまったからです。振り付けはついているのだけどこの曲はもうしっとりと聴きたい。焚き火にあたりたい。K-POP面白いなぁと思うカムバックだったと思います。

 

まとめ

 今年はあまりK-POP聴けなかったなぁと思います。明らかにモチベーションが落ちています。それはずっと見守ってきたVIXXがついに兵役ラッシュ突入とかそういうこともあるのですが、あんまり「血沸きに肉躍る感覚」が無かったというか、端的に言えば「慣れてしまった」のだと思います。多分。がーーーーーーーーっ!!!と「カムバ!!!」と思うことが少なくなった気がします。これは私という人間の変化でもあり、もしかしたらK-POP界の音楽の流れなのかもしれません。まあ、私がつまらない人間になったってことだと思いますけど。

 なんというか、去年今年あたりで「あ、売れるってこういうこと」と、なんとなくわかってしまったところがあった。これから先だってK-POPは世界中へ広がっていくかもしれない。この先も新しい光景が見れるのかもしれない。でも大体こんなもんかな。そんな風に思ってしまった自分がいて、私はそれについてはもういっかな、って思ってしまったところがあって。その熱狂に乗っかってひたすら階段を駆け上がっていく興奮を味わうことも楽しいでしょうけど、むしろ自分の感覚とつなげて曲を聴く方がずっと好きでこれからもそんな風に好きな音楽を見つけて聴ければいいのかな…と思ってます。

 何故こんな風になってるのかというと、K-POP独特の文化、音楽番組の一位や賞レースじゃないかな〜と思います。そりゃあ私だって自分が好きなグループが売れていく光景を見るのは楽しいよ!楽しくないわけないじゃん。でも、じゃあ結果を残さないから音楽の出来が悪い、とかそんな風になったら、私のこの感動はどうしてくれる?ってなっちゃうから。僻んだり呪ったりしたくないので、来年はもっと視野を広く何事も楽しめたらいいなと思います。

 いや〜はっきり言えばVERIVERYがいたおかげで2019年デビュー組全然追えなかったよね(笑)ああ嫌だ嫌だ(←完全に私が悪いです)。こんなオタクにはなりたくなかったのに。

 と、いうことと関連して私はオーディション番組については意図的に関心の外に置いておくことにしました。推せば推すほど誰かを呪ってしまいそうでそんな自分は見たくなかったし、順位はつけられても誰かは誰かのアイドルになりえるのだとしたらそれを評価することの意味ってなんなのだろう、とかぐだぐだ考えて疲れそうでもあったから。参加すればそれはそれで楽しかったのだろうな~~~~と思いながら、本当に見ることがなかったね日プ。

 アイドルを追いかける楽しさと罪悪感。この矛盾を矛盾のままに、どちらに倒れることなく私は2020年もゆるっと彼ら彼女らを眺めていよう。

 悲しいことばかりだった2019年の最後に私はこんなことを考えています。バランスを維持するのは難しいです。無理かもしれません。「アイドルがゆるっと好き」が自分にとって当たり前になった今、今一度自分がアイドルを推すこととはなんなのか、そこには何があるのか、考えていきたいと思っているところです(ユリイカの日本の男性アイドル特集、全然読めてない…)。でも私の生き甲斐なんて誰かの命以上のものでは絶対に無くて、アイドル界誰も傷つくことなく転覆して新しく世界を創造しよう!って思う自分がいる…。

 アイドル関連だけでなく、今年の後半は感覚がどんどん鈍麻していってる感が否めないので、ちょっとどうにかしたいってのもあります。健やかに!健康第一!

 

 なんにせよ、皆さま2019年お疲れさまでした。