根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【ふぉ~ゆ~】Winter Paradise 2019 ~ふゆパラ~ 参戦の記録

 なのです。

 自分でも驚いているのだが、ジャニーズの現場に自分でチケット獲ってお金払って仕事休んで観に行った。びっくりだ。ジャニ界隈とは縁もゆかりもなかった人生だったのに。そしてこれからも私は緩やかに見たり聞いたり聞かなかったり遠ざかったりするのだろう。それでも声を大にして言いたい。ふぉ~ゆ~のコンサート、最高だった

 

 ということで、私の初めてのふぉ~ゆ~のコンサートの記録である。だいぶ長めにする予定。書けることはたくさんあるから。ちなみに私の立ち位置を明らかにしておくと、

  • ジャニーズのグループは知っている
  • けれど「シンデレラガール」がどのグループの曲か今日の今日まで定かではなかった
  • 唯一行ったジャニーズのコンサートは関ジャニ∞
  • そして何故かEndless Shock(堂本光一さんの舞台)に行ったことがある

 では書いてみよう。

 

そもそもYouは何故ふぉ~ゆ~のコンサートへ?

 まずここから語らなければならない。そもそもふぉ~ゆ~というグループは何なのか。  はいどうぞ(wikiに飛べます)。「ふぉ~ゆ~」とはジャニーズ事務所に所属する4人組のグループである。聞いたことがない?CDデビューこそしていないが、最近だとジャニーズで初めてLINE LIVEのアカウントを開設したり(もちろん登録している、実はあまり見てないが)しゃべくり007やアウトデラックスといったバラエティ番組にも出演されるようになった。あとはM-1グランプリにユニット組んで出場して3回戦まで行ったとか行かないとか。確実にふぉ~ゆ~の世間の風向きは良くなっていると思う。にわかファンとして気軽に言うけれど、まあ、ふぉ~ゆ~は生き残っていくグループじゃなかろうか。何故そう思うかはもしかしたらこの先で話すかもしれない。

 で、私がふぉ~ゆ~を認知したのは、先にも挙げた通り舞台「Endless Shock」である。ありがたいことにたまたま行けてしまった帝国劇場。舞台の内容は結構ぶっ飛んでいたなという微かな記憶しかないけれど、とりあえずShow must go on.だけは覚えている。忘れることはできない。そんなEndless Shockの舞台で初めてふぉ~ゆ~に出会った。正確に言えば、メンバーのうち二人に。以下私の当時のメモ。

 あ、さらりとネタバレかもしれないので注意

ストーリーは、劇団を率いるコウイチが主役の話。ブロードウェイの小劇場で公演している劇団。オーナーはマエダビバリ。大きく有名な劇団からオファーが来て、コウイチ以外のメンバーはテンションが上がる。すっかりオファーを受けるものと思ってるがコーイチはちょっと渋る。がみんなが言っているのだし、と思っている。そんなコーイチはヤラに「周りが見えなくなったらおしまいだぞ」と声をかける。その言葉そのままコーイチもビバリからもらう。案の定大劇場での公演で常に前を走り続けるコーイチに付いていけなくなり、ヤラがブチ切れる。というのも、ヤラはリカが好きだけど、リカはコーイチが好きだからだ。ピリピリした雰囲気で迎えた2幕(物語上の)のハイライト、階段から落ちるシーンへ。

 カタカナ表記になるとなんか面白くなっちゃうの、面白いなぁ。で、有名な階段のシーン。詳細は避けるように引用するけれど

コーイチブラザーズが気になる。2人(コーイチとよくいた人。大人な感じ。松崎は刀を渡した人。もっと怒っていいんだぞ!松崎。)と4人。

 「コーイチブラザーズ」ってのは多分私が勝手に命名したコーイチによくくっついている仲間たち、きっとジャニーズの人なのだろう。「2人」と表記しているのがふぉ~ゆ~の松崎さんと福田さん。大人な感じ、だそうだ。当時の私は松崎に同情している模様。

 私と一緒にいらっしゃった人は生粋の光一さんファンの方でジャニ界隈の情報通。すぐにコウイチブラザーズの中でも大人っぽい方たちは「ふぉ~ゆ~」の人たちだということがわかった。

 光一さん主役の舞台はわかっていたけれど、たくさんの人が彼を見るのだもの、もうちょっと色々なもの見たいじゃない?ということでコウイチブラザーズの方々も結構目で追っていたのだけれど、ずーっと歌って踊っての公演でもすごくきれいに踊っていて多分結構背が高い。あら、素敵。それが私のふぉ~ゆ~との出会いでした。そこからもう数年が過ぎます。

 

 次は2019年9月某日のメモ。

ジャニーズのライブこそ行ったものの、心の底からハマることが無かった人生だった。これからも無いとは言い切れないけれど、今もハマってはいない。が、XXXがふぉ~ゆ~のコンサートに行きたいということと、私自身もこの1年ふぉ~ゆ~どうなっていくのかしら?という興味が湧いたので、チケットを取れればいいなとファンクラブに入ることとした。最初に言っておくが、私はファンクラブという制度が基本的には好きではない。好きではないというか、私はケチな人間なので会費を払いたくないのである。が、今回会員になろうと思ったのは、純粋な好奇心だ。ジャニーズにハマらなかった人間の。

 なのである。どうしてこうなったかというと、やはりふぉ~ゆ~がメディアにちらほら出演するようになったからだろう。

 

そしてバラエティ番組やLINE LIVEを見て、ダンスだけでなくめちゃめちゃ喋りが面白い人たちであることに気づいたからだろう。あとは何もない日常に刺激が欲しかった、というのもある。当たるも八卦当たらぬも八卦、ええいままよ、と思ってファンクラブにいざ入会じゃ!と思ったら

  

 わかりにくい…でも応募してみる。

 

ん?あれ?お金払わなくて良いの?

 

 そうなのだ。そうみたいなのだ。私もよくわからないのだけど、お金を払わなくても結果的にはふぉ~ゆ~のコンサートに申し込むことができたのだ。なんということだ!リンク張っておくね!https://www.fc-member.johnnys-net.jp/join_mail/index/f/74

 

 そしてドキドキする。当選結果が出る日なんかウキウキして仕方がなかった。

 

 ということで、こりゃあ死ぬわけにはいかない。11月半ばにはコンサートに行くのだからな!という気持ちで一か月と少し、生き抜いてきました。未来に微かな希望があるってのは寿命が延びますね。

はい。ここまでは前日譚でありました。次は当日。

 

歌って踊れて喋る、ふぉ〜ゆ〜

 新大久保近く、グローブ座。マンションが立ち普通の住宅街のようにも思えるけれど、そうだな、ディズニーランドのアトラクションみたいな質量の建物がぽこっと建っている。たくさんの人がその建物の前に並んでいるから、お目当ての場所がそこだとわかる。入場のために並んでいる様はやっぱりディズニーランドみたい。待ち時間は5分くらい、するすると滑らかに列が消化されていく。

 心の準備が何もできていない。楽しいだろうことはわかるけれど、そもそもジャニーズの曲、グループ、あまり知らない。有名な曲しか、知らない。楽しみであると同時に私はとても不安であった。

 グローブ座は円形の劇場。キャパシティは1〜3階まで合わせて700ぐらい。川崎にあるクラブチッタは座席有な場合は600? 規模感はほぼ同じとみて良い。想像以上に近い。肉眼で視認できる近さ。とても贅沢な空間に来ている実感がようやくついてきた。

 ペンライトとうちわを買わないという、お決まりのスタンスで公演に臨む。でも後々調べてみたら(調べてすらいなかった)値段は想像よりは抑えめだったので買っても良かったかな、でもそのお金で本が買えると思うと(以下略)。毎回後悔し、次の公演の頃にはその苦さを忘れてまた買わない。財布の紐がかたくてね…でも本当にこの公演はペンライトがあった方が良かったよ!むしろ持ってなかったの私だけじゃ?レベルでみんなぶんぶん振り回してたよ!

 セットリストは往年のジャニーズの楽曲をどんどん披露していく構成。全然知らない曲ばかり!わかった曲はKinKiSecret Codeと嵐のOh Yeahと誰かのシンデレラガール(後にキンプリということがわかる)ぐらい…でも、すっごく楽しかった!!!その理由をちまちま書きたい。

 まず土台としてふぉ〜ゆ〜は「踊れる人たち」だ。数々の先輩後輩のバックダンサーを務め舞台を精力的にこなしてきただけのことはある。特に私はターンを見てしまうのだが、軸がブレない綺麗で優雅なターン。ふぉ〜ゆ〜、話には聞いていたけどダンスが上手い。それにとにかく踊る踊る。冒頭4曲ぐらいずーっと踊りっぱなし歌いっぱなし、思わず彼らの年齢を気にしてしまった。彼らより年下の私は最近階段を上がるのがつらいというのに。そしてふぉ〜ゆ〜、歌える。驚いた。全然歌ってる。歌いまくってる。聞くに耐えないとかそんなこと思わない。なんて楽しいのだ。これがShowなのか。

 そうなのだ。ジャニーズってのはテレビや映画や雑誌をはじめとしたコンテンツの露出が多いなぁと思ってたけれど、実は舞台もすごいのだ。多分色々あるのだろう?Endless Shockも然り、ずっと続いている公演も多々。ふぉ〜ゆ〜はこれまであまり多くの人に見つけられなかったかもしれないけれど、コンサートや舞台で黙々と場数をこなしてきたグループ。力量不足などありえないのだった。

 

歌える

 ジャニーズといえば、この人の歌い方はこれ!ってのが特徴してあるなぁ…と思っているのだけど、ふぉ〜ゆ〜の4人はその点あまり癖がない聞きやすい歌声だったように思う(個人的感想)。連れは福ちゃん(福田さん)が上手と言っていた。たしかに福ちゃんの着ぐるみソロの会場後方真っ直ぐまで届く歌声はよく伸びていてすごく聞いていて気持ちが良かった。私はこっしー(越岡さん)の歌声好きだなぁと思った。なんか所々堂本剛さんっぽく思ったのは多分気のせい。ということで私はふゆパラ公演を終えて越岡担に落ち着きたい(といっても前提としてふぉ〜ゆ〜というグループが好きだなぁ…があるから◯◯担って区切りも意味が無いなと思っている)。

 

踊る

 先程も書いたが、彼らは踊れる。揃ったダンスやテンポの取り方、振りと振りのつなぎのスムーズさ。素敵だった。冒頭数曲で来ていたスーツスタイルの衣装、高身長の男の人がスパッと着こなしてキレッキレに踊るの見たらそりゃあ惚れますね。そう、衣装も良かったなぁと思いました。

 印象的だったのはこれ。

 これな。俗にいう「エモい」ってやつか。あんまり使いたくないけど。

 で、ショーの主役として全力で魅せるふぉ〜ゆ〜と、引き立て役としてバックで踊るふぉ〜ゆ〜。私は今まで後者しか見たことがなかったけれど、両方見ることができて比較して気づく。全然違うのだ。もう踊り方が違う。何が違うのかははっきりとはわからないけれど、バックはバックの、メインはメインのダンスがあるのだ。なんとなくバックはふんわりと踊っている感じがあった気がする。センターて踊る人の魅力を損なうのではなくむしろ引き立てる。ふぉ〜ゆ〜がやってきたこと無駄じゃないよこれは!すごいことだ!

 個人に注目すると、辰巳さんは天性のアイドルだなと思う人でして、もうファンサの鬼。本公演、観客との距離がもう無いに等しい距離間バグの公演だったけど、うちわにkissするわ頭ポンポンするわ、はー!ジャニーズの、現場ってこんな感じなのかな?(絶対違う)辰巳さんはね本当に特にすごかったです。あとマイクスタンド持ちのソロにおける、売れてるバンドのボーカル臭がすごかった。そしてザキさん(松崎さん)はねー、私の中では一番ダンスが上手い人だなぁと思った。とにかく綺麗でスマート。MCではすごくド天然発揮してたのに、喋ると場を和ませたり凍りつかせたり。そういう人なのに踊るときはとても冷静。このギャップがすごい人だよ!あとソロ選手権ではエンタメ性の観点からザキさんのが優勝と思った。あれ考えた人天才…。

 

喋れる

 もうこれ、ね。「中堅落語家さんと喋っているような立板に水」トーク。MCで炬燵引っ張り出してきて、「えージャニーズの現場初めての人いる?お?いるね!覚えておいて。ジャニーズのコンサートははMCの時はこうして炬燵引っ張り出してきて喋るんだよー(大嘘)」「キスマイは炬燵の足にローラーがついていたりしてね」という切り出しから始まった。他には

  • 冷えピタを首に貼ったまま本番に臨んでしまった越岡
  • 冷やしていたのに向かうべきお立ち台の場所を間違えるミス
  • ハシビロコウのことを言いたい松崎「あの動かない魚」辰巳「皆さん魚と鳥間違えます???」
  • 普通にみかんを食べる越岡「うまい」「マイク使って喋ってよ!!!(ツッコみの嵐)」「皮上手に向けたんだけど」「普通じゃない!?!?」
  • LINE LIVEを控える松崎「何かこの場にいる人しかわからない暗号を考えたい!!!」
  • 結果①スーパーもりもり②ハシビロコウよろしくフリーズする③冷えピタ
  • 今日は松崎がいつも以上におかしい「どうしたの松?」

 そのほか、まー、よく喋る。起爆剤ど天然の松崎さんを中心にツッコみの鬼辰巳さん、松の陰に隠れて実はやらかす(通称「こしる」)越岡さん、そしておちゃらけたりツッコんだり舵取りリーダー福田さん。何この長年の苦労を共に分かち合ってきた正確バラバラな人たちがどうにか折り合いをつけて構築された平和な関係。そういうの私大好きなのだけど!?(K-POPアイドル沼に半身浸かった状態で叫ぶ私)。特にいいなぁいいなぁ(ニコニコ)だったのは、ボンボン会場を沸かしたり凍らせたりするザキさんに対する辰巳さんの笑顔ですな。私、仲が良い人たちを見るのが好きなのだ。いつまでもこの風景を見ていたい。ふぉ~ゆ~、めちゃめちゃ面白い。

 そんなまったりとした眺めのMC(兼衣装替え時間)から第二部への切り替えもとてもスムーズで、そこかしこに光る演出の妙、みたいなものがありました。照明さんや音響とも息が合う公演で、これぐらいの規模だからこそできる演出かもしれないと思った。

 あとは楽しかった!!!ひたすらに楽しい!!!しか記憶がない。

物事に接するときに意識的に距離を置きたくなる私としては、没入できるライブとかコンサートって実は少なくて、どんなに楽しくても好きでもどこか冷えた目線を持ってしまう。気に入らないところも実はあったりする。それを殊更に主張するよりは自分の好きなことの好きな部分を愛を持って語りたいからこんなブログをやっているけれど(果たしてその初心は失われていないだろうか?)内心では色々考えていたりいなかったりする。私にとって「没入」とはなかなか至るには難しい境地なのだ。でもふぉ~ゆ~はとにかく楽しかった。もちろん「楽しかった!!!」だけではないところもあるけれど、それを凌駕する楽しさがあって色々考えるのが面倒になるくらい楽しかった。これがShow、なんだなと思った。多分それは手を抜かない行き届いた内容だったからだと思った。

 最後のコメントで「たくさんのアーティストさんがいるなかふぉ~ゆ~を見つけてくれてありがとう」(辰巳)とか「これからまだまだ上目指しちゃうんで」(越岡)とか「みんなのようにうまく喋れないけれど(以下辰巳さんと同じ内容、でも本当にその気持ちわかるよ!)」(松崎)とか「ふぉ~ゆ~本当にちょうどいい」(福田)とか、コメントに未来があってこちらも勝手にわくわくしてしまった。願うことならまたこのような楽しいコンサートを開催してほしいなぁと思います。それぞれ舞台に出演することが多いからグループとして何かやることは少ないのかもしれないけれど。

 

 とりあえず、ジャニーズアイランド?とかなんとかショップでステージフォトを売ってくれるみたいなのでメンバーそれぞれ一枚ぐらいはとびっきり気に入ったやつを買いたいなと思っている(私としてはとても珍しいことです)。コンサートの感動の余韻がまだ残っているうちに。また機会があれば参戦したい。

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