根津と時々、晴天なり

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【K-POP】SF9『RPM』の感想と神の一手

 突然ではございますが、ここで私の嫌いな言葉、多分たくさんあるうちの3つご紹介します。

 1つ目「整合性」。仕事の領域ではむしろ大切だよね、私も言うかもしれない「これ整合性取れてる?」って。でも会社から一歩外に出たらもう言わないでくれお願いだから。「言っている内容に整合性が取れてない」とか言われたことは無いですけれども、言われたら多分凹む。わざとじゃないんだよ、1分経ったら考えが変わっているだけなんだよ。整合性なんて取れるわけないだろ。だから二度と私に向かって言わないでくれ。

 2つ目「何言っているかわからない」泣きたい。頑張ります。

 3つ目「迷走」(用語例「このグループ、迷走しているよねーーー」)

( *´艸`)

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 でも。この文脈でこの話題って、つまりは私はSF9は「迷走しているところがあるかもしれない」と思っているってことですよね…。うむむ。違うんだ、迷走が悪いって言っているじゃない。むしろ迷走万歳!みたいな文章を書きたいと思っているのだが…そうつまりは、コンセプトが定まらないってのは別にいいじゃないか、音楽が素晴らしければ、何がコンセプトだそんなコンセプトが大事か定まることが尊いか、あ!?(あれ、治野さん「コンセプトドル」と呼ばれるVIXXを夢中に推していませんでしたっけ?)んー。つまりはこういうことです。私が好きなのは攻撃的なコンセプトドルであって、守りに入っちゃうアイドルはつまらんって思っているだけなのだよ多分…。

 

 さて。何から書けばいいのか。単刀直入に言うと、SF9のManma Mia最高じゃない?ってことなのですが、新曲『RPM』差し置いてそれはちょっと論理が飛躍しているので、まずはこちらから行ってまいりましょう。ちなみにようやくSF9の興味が高まってきました。フィヨン君だけじゃなくちゃんと全員覚えたいぞ。

 

SF9『RPM』感想

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タイトル曲「RPM」は心臓が脈打つ様子をRPM(Revolutions Per Minute)に喩えた楽曲で、前より一層勇壮で緊張感あふれるサウンドが耳を魅了する。 

SF9、新曲「RPM」MVを公開…さらにパワフルでセクシーなパフォーマンス - MUSIC - 韓流・韓国芸能ニュースはKstyle

  

 絶妙なダサさというか(すいません)、こう、いいところ突いていて「好き…」になってしまう曲。

 これに尽きる。「最近のK-POPは~」と一括りにはできないけれど、結構風通しが良い曲が多いなあという印象を受けるのです。音楽のジャンルの問題かなと思いますが。ただSF9は「風通し」という言葉を知らないんじゃないかという見事な「箱庭」ぽさというのですが、閉じられた空間、閉鎖空間、と言う感じがしていてとても好きなのです。VIXXとか本当にこの部分をピンポイントで突くミュージックビデオを撮ってくれてね、だからSF9君もこんな感じなのかーと嬉しくなってしまいました。映像的にめちゃめちゃ凝っているというわけでもないこの塩梅が安心するって言うのは悪口じゃなくて本当に安心するのです。

 曲の感想としては

  これです。それにテヤン君?がどどーんとセンターに来るBメロのところのねっとり感がたまらないです。テヤン君、目がぱっちりしていて濃い~~~たまらん~~~~。ここは君のパートだ!

 ただ残念だと思ったことを1つ挙げるとすればTeaserでめちゃめちゃテンションが上がった「9人いる!」感がMVではやや散ってしまったところです。このTeaser、うおおおおおおってなったのだけどな。

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 あとダンスパフォーマンスがすごく難しい。技量的に難しいというか、もったりゆっくりな動きなので合わせるのが難しいし、これ相当大変そう…というRPMです(ド素人の意見です、すみません)。そしてここでも登場テヤン君、1人だけ踊りが違うぞ…メインダンサーなんだね、すごいなぁ。

 RPMでも嫌いじゃありませんが、私はもっぱらEchoばかり聴いております。どこかのラジオ番組でもいいから踊らなくていいから披露してくれ。「Echo生で聴くまで死ねません」な曲です。この曲好きだ。

 まだ一人ひとりの声がよくわからないので、どうにか聴き分けられるようになってEcho、再チャレンジしたいところです。

 

神の一手となる曲はあるか?

 話は変わりますが、私はいわゆる「伏線」がどんどんつながっていく物語が好きです。そういう話が好きならそうだな、米澤穂信作品なんかは本当に良いと思います。個人的には《古典部シリーズ》の中から『クドリャフカの順番』を推させていただきますがそれはさておき。序盤で何気なく置かれた石が、差された一手が、後半になるにつれみるみるうちに存在感を示し始め、やがては無視できない存在となる。そういう話、例えば将棋やチェスなどボードゲームの類にはあるのでしょうか。私は詳しくないのでわからないのですが。そういうのが《K-POP》のジャンルにもあると思うのです。

 

K-POP神の手論

 同じグループの歴史を見ても「何故この曲が?」と思われる異質な作品って時々あって。それを「迷走していたんだね」という言葉で終わらすにはあまりに勿体ない。むしろそのグループの様々な面を楽しめるとても素敵なことじゃないか!?というのが私の主張でして、これは結構奥深い。

 何故なら、ある程度の「歴史」=「作品」がなければならない。3作品では比較する元ネタが足りない。多くの作品があってそれらを分類し、その中で「異質」と思われるものがあって初めて成り立つ話です。そしてその「異質」と思えてしまう作品は全力でなければならない。真面目にストイックに、例えば「冗談半分でやってみました、てへ」みたいな温さはたちまち「その他大勢」に倒されてしまうでしょう。力が、強さがなければならないのです。

 ここまででわかるかと思いますが、私はSF9の『Manma Mia』を神の一手と呼ぶにふさわしい曲だと考えています(まあ「神の一手」というのは大袈裟な表現だとは思いつつも)。ただその前に、SF9以外で同じように思える好きな作品を語りたいと思います。

 

混沌な甘さに酔いたい/gugudan『Chococo』

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 劇団ドルとしてリリースするたびに様々なコンセプトを提示していくgugudanですが、その根底には健全まっすぐな自己肯定感があると私は考えます。それは余談ですけれど、今までミニ&シングルアルバムとしては5作品リリースしていて、Chococoは3作品目。この曲今でも時々引っ張り出して聴くのですけれど、どちらかというと綺麗で彼女たちのかっこよさを出していくスタイルとは一転、お揃いのコスチューム、ちょこここ、どこか素っ頓狂で愛くるしい、その悪魔的可愛さがやっぱりgugudanの作品の中では異質…と思っています。で、この曲を聴いて、そのあとに例えばNot That Typeとは聴くと、もう味の系統が異なりすぎて楽しいのです。甘い!辛い!やっぱり甘い!比較してお互いの良さがわかるといいますが、まさにそれ。こうして今日も飽きることなく甘いも辛いも楽しむのです。gugudan聴いてみてね。

 

怠さ抜群/UP10TION『Catch Me!』

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 怠さ抜群。元気がない日もとりあえずまったり行こうや、なUP10TIONのよぎよぎぶとら。UP10TION元気にしているか。こちらは確かデビュー曲をリリースしてその次の楽曲だったと記憶しています。やべえオプテ超面白いじゃないか!と当時ものすごくテンションが上がった記憶がある。こちらもまたデビュー曲『So, Dangerous』の圧倒的ひりつき感があってこその曲で、それぞれ交互に摘まみながら聴くと本当に楽しい。2曲目でこれ持ってきたオプテすごいと思うのだけどなぁ…なんなんだろうなコンセプトって、なんなんだよコンセプトって。

 

 他にはCLCの『Where are you?』とかもいいなぁと思うし、そしておまたせしましたSF9の『Manma Mia』です。

 

素っ頓狂な太陽/SF9『Manma Mia』

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 いや~楽しい~。『RPM』があって『Manma Mia』もあるSF9すごい~~~。この温度差。お互いを聴けばさらにもっとお互いの良さがわかる良曲たち。様々なスタイルを模索し、どちらもこなしてしまう地力。つまるところ『RPM』活動やったらもう一度『Manma Mia』活動しない?と思わせる楽曲の良さ、素敵!なのです。(ダウォン氏のヘアスタイル最高…)

 『Manma Mia』のようにリリースされた当時はこうなることはわからなかったけれど、リリースされてしばらく経つとなんだかさらに無視できない存在になっている…?というのが神の一手楽曲であり、この「蓋を開けてみないと」=「その後さらに楽曲がリリースされてグループ史が出来上がってこないと」わからないのが最高に面白い。

 SF9は私のぼんやりとしたイメージ、かっこいい綺麗めひたすらダンスが似合う曲!というもので、そのイメージと『RPM』はまったくズレないけれど、『Manma Mia』はそこから大幅にズレる。この「大筋のイメージ」とズレる楽曲というのも条件の1つかもしれません。

 

 

 ということで、なんだか最近どのグループも広く大きく風通しがよく良い子な曲が多くて、暴れ曲があまりないのでこんな文章を書いてしまいました。こんな神の一手楽曲が生まれるのも事務所のある程度の資本力やグループの柔軟さや野心があってこそのものだと思います。おんなじことするのも楽しいけれど(その「おんなじこと」が、ある人間の琴線にダイレクトに触れてしまったらその人はきっと優良顧客になるのでしょう)好きになったグループの色々な一面も見たい。アルバム楽曲でそれは補えるのかもしれないけれど、しっかりと気合を入れて作られて映像も撮られた「活動曲」としても味わいたいではないですか。難しいところだなと思います。また素敵な曲に出会えますように。SF9『RPM』活動頑張ってください。私は『Manma Mia』も聴くし、メンバーもちゃんと覚えます。