根津と時々、晴天なり

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【IMFACT】音源からこぼれたものがぶつかってきた至福の時間/「IMFACT LIVE TOUR 2019」レポ

 IMFACT LIVE TOUR 2019に行ってきました。べらぼうに楽しかったのでそれをここに書きます。書き手である私は先の1月にリリースされたOnly UでIMFACTを認知したIMFACT初心者の初心者であります。新参者が感じたこと、という体で読んでいただけると幸いです。電車に乗りながらちまちま書いていたら、いつのまにか5000字超えてました。

 

 ライブハウスに行くことはあまり無くて、ただ今回が初めてだったわけでもない。ドリンク別料金という文字を確認して、コンビニで飲料を買うのは控えて私はもぎりのお兄さんにチケットを差し出す。ドリンクはオレンジジュースを頼む。(炭酸が飲めないのだ!)バーカウンターから差し出されたのはプラスチックのカップに入ったオレンジジュースで、会場の明度と相まって、ビールに見えなくもなかった。

 IMFACTの話をせえ!
 まあそうなのだけど、オレンジジュースを煽りながら聴くIMFACTも良くてですね、空になったカップを両手で握りしめ、音というものが振動であることを思います。糸電話も同じ原理だな?耳から、手元のカップの振動から、私はこの場に流れる大音量を楽しんでいたし、それは人間だ、と思いました。

 今のこの感情は楽しかったとしか言えない。とても楽しかった…ずっと歌ってたIMFACT。間延びするようなMCはほとんどなくて、多くのMCが息を整えるぐらいの時間しかなく「ファンミーティング」ではなく「ライブ」と謳った通りの構成。

 とにかく楽しくて楽しくて「ライブが楽しかった」「IMFACT歌が上手い」が炭酸のゼリーみたいに上層に浮かんでいて、沈んだ細かな感情までたどり着かない状態です。文章を書きながら、ドリンクの下に沈んだキラキラを掬い出せたらいいね!

 IMFACTに興味を持ったのはOnly U活なんですけど(同時期に曲をリリースし活動してた別グループを追ってた)2番の入りの綺麗な高音誰?みたいなところからでした。Nananaとかは結構注目されてた気がしていて、2018年の時点で聴いてはいたんだけど当時そこまで心が振れず…(なんでだ)
 へー5人組なんだーというところから始まり、少数精鋭、歌えるやつしかいないしラップできるやつしかいないし絞って絞って絞られた印象を受けました。
曲をいくつか聴いたら「ライブの箱で聴くの楽しいかもなぁ…」と思う曲がゴロゴロあって、2月特に出かけなかったしライブ行きますか!と行くことを決めました。値段も少し安かったし!平日夜だけど翌日休みだし!(想定外のことが起きて休みじゃなくなったけど)

 まー楽しかった、楽しかった。楽しかったけど、スタートでダッシュキメられる瞬発力が無くてNananaやってOnly UやってThe Light(以下ピナ)やってと前菜とかスープとか省略してメインディッシュ3本連続、ローストビーフとローストビーフとローストビーフみたいなのにちょっと泣いた、曲のテンションと私のテンションが噛み合ってなかった。それはごめんマジでごめん。私だって朝から牛丼食べられるくらいには胆力あると思ってたのだけど心の準備ができてなかった。でもアンコールでOnly Uやってくれたし大丈夫。ありがとう。
 ライブの構成というものはどのグループもそういうものだと思います。この3曲、要はIMFACTの顔みたいなもので知ってる人たくさんいて(私も知ってる)ライブ前にちょっと興奮と期待と不安と余所余所しさが混ざりに混ざった混沌からこれから1時間強ほど共にする自分たちの空間を作り上げるにはあれぐらいに強引さが無いと駄目なんだ。ということです。Nananaでガッツーンと頭を打ち、Only Uで あ、やべえ、私の好きなパート、音源より良い、になり、ピナであーすげえーすげえーすげーよこれはすげー、となりました。3曲連続してお客さんのノリが良かったのもすごくてだな、掛け声楽しいな(覚えてないけど)、統率が取れた掛け声はもはや芸術の域なんだな、あとIMFACTの掛け声は曲を邪魔することこそなく、曲を応援し観客もちょっとばかし参加したい、みたいな慎ましさを感じるから好きだよ、ということを考えてました。

 

 メンバー別の感想いってみますね。

 ジアンさんはビジュアル系な顔立ちだなぁ…と思いました。ダンスがめちゃめちゃカッコよかった、グループで踊ってる時「好き…」ってなったダンスの一番はジアンさんです。テミンさんのWantをソロでやってくれたのだけど好きな曲を知ってる曲をカバーしてくれるのとても嬉しかったです。うふふふ、めちゃめちゃカッコよかった…衣装のジャケットのデザインも一番好みで(というかそれを着ているジアンさんそのものが良すぎた)それを途中でガシッと脱いで黒で統一されたシンプルな服、そしてハーネスはまあ、とんでもなかったし、キレッキレでしたね。うひ。
 IMFACTのメンバーのキャラってまだまだよくわからないけど、ジアンさんはリーダーなのでしたね?積極的というよりは側でメンバーを見守る的な人でした…でもアンコールでジェオプ誕を祝うモードになった時に我先にとステージから降りて(あとで触れるけどこのシステム色々とマジでびっくりした)スローガン掲げてわいわいきゃきゃきゃきゃ強火ジェオプ担やってたの、めちゃめちゃ笑いました。
 次〜ジェオプ〜。
 歌が上手い、上手い、上手い、サンギュン、上手い、でも奇行、しかし上手い、サンギュン、奇行、奇行?奇行!歌上手い、ありがとう、みたいな人でした。
 上手いんだよべらぼうに。歌が上手いってのは色々あると思ってて、特徴的な声質とか音程を外さないとかテンポに忠実とか抑揚つけられるとか表現力あるとかそもそも声が出せるとか、まあ、多分いろいろある。ではジェオプ氏の歌の上手さ、中でも特質だと思ったのは「安定感」ってのと「苦しそうにしない」だと思う、つまりスタミナ。もちろん他の要素も満たした上での歌の上手さなんですけれども。
 この曲を!このボーカルを!私は、箱で聴きたい!という期待はついに裏切られることがなくむしろ音源を上回ってしまったIMFACTのライブは、「ガンガン音がなる箱で」「音源通り(もしくはそれ以上歌えちゃう」「しかも踊りながら」というミラクルでありました。これなかなかできないことだと思うのですよ、人間の体って生物だし、音源って多少加工されているからね。だから例え満たされなくても私は楽しみこそすれ文句など感じたことがないけれど、IMFACTはすごかった!みんなすごかったが特にジェオプ!すごい!
 奇行は奇行でした。人より声が高く声量もあるから「アハハハ」という笑いひとつでめちゃめちゃ目立つ。衣装があついあつい言うてました。私は脱いでもいいのですよ?(ジャケットの下はぱっきりした白シャツだった)と思ったのですが、律義にちゃんと着直してしまうのだからな…サン君とかいつの間にかジャケット無くなってた時間しばらくありましたよね?

 次テホくん。テホくん、元BEAST 現HIGHLIGHTのヨソプ氏に似てると覚えてた人。一番特徴を掴めないと思ってた人なのだけど、ライブ行ったら仏だった。私テホペンになりました。穏やかそうな人だなということと比較的2階席によく目を向けてたなと思いました。冷静だな〜仏。あとハモリが上手いという印象。IMFACT全員上手いけどね!

 推す!と言ってるのに記憶がスコーンと抜けててこれを書きながら呆然としている。テホくん、テホくん、テホくん、テホくんを思い浮かべながら「初恋をお願い」聴いてる私。泣きたい。

 次サンくん。まず最初に言うと、サンさんって呼ばれてたのめちゃツボにはまってしまった。サンさん。はい。
 サンくんは始まって一番最初に目に飛び込んできた人。多分IMFACTで一番背が高くていらっしゃる?背が高い、男の人、体が分厚い!と思った。かっこいい!400gの肉をむしゃむしゃ「美味えマジ美味いよこれ食べる?」って言いながら食べて欲しい。私はファミレスでテーブル挟んだ向かいの席に座って頬杖つきながらそんなサンくんを眺めたい人生だった…終わった…。
 サンくんは私的ビジュアルと歌い方がミスマッチな人で(ネガティヴな意味ではない)それだけで引き込まれる。カッコいいけど実は繊細に歌い上げてしまうし、かと思えばとても煽り上手なのだな。ライブに強すぎるし各グループこの人いたらいいな、みたいな感じ。あとダンスがガバッと勢いがあってその度にジャケットがバサバサしててそういうところにドキドキしてしまいました。
 最後ウンジェくん〜。カリスマ〜天才〜。一番どうしていいかわかんないメンバーやと思ってたんですが。可愛いとセクシーのギャップが凄まじく、あ、テミンさんタイプなのか?と考えているところです。なんだろう、あの無垢な雰囲気とスピーカーの音がなるとぽっかりと澄んだ体内の空洞に音楽を入れてパフォーマンスができているように思えるところ。巫女さんなのか。ウンジェさんに笑ってほしい、俺は笑ってほしいよ…ってこれ書きながら泣きそうになってる我。ふにゃぁって笑ってほしいんじゃ~!(千鳥ノブさんが憑依した我)ほわ〜としててキリッとしてて香るし、よくわからん!みんながウンジェさんに会いに行けばいいと思うよ!ライブ行こう!
 小さい頃の夢は大金持ちになりたいとか名誉ある人じゃなくて、1人でも自分の音楽を愛してくれること、的なことを言っててガッツーンととやられてしまった。私は君たちの音楽に好きなものがあるし聞いてて楽しくなる曲があるしまだまだ聞き込んでないからこれから少しずつ聞けるのかなと思うと楽しいよ!になってて、それをさてどんなふうに伝えればいいのだろうと考えて、ちまちま感想を書いています。好きなことを楽しそうに話す人、私好きで、そんなに面白そうなら…一度は…食ってみる?みたいなことあるので、別に私のレポじゃなくていいんですけど、これいいよ!みたいな声がたくさんたくさんあってその連鎖でどんどん好きな人が増えたら最高ですね!

 長い。

 あとは印象に残ったことをちまちま書きます。
一応通訳の方はいらっしゃったのだけどなにせMCが短いし、ハイ次行きましょ行きましょなテンポの良さで最後の長めな挨拶の時を除きほとんど登場されなかったけど、通訳さんの話し方が好きだった…どうでもよい、いやどうでもよくはないけど本筋とは関係ない話でした。喋り方が好き〜っていいよね、私自分の喋り方好きじゃないから…さ…。
 ピナではウンジェさんが思いっきりピナァ!!!!!!!って叫んでて音源に収まらない勢いを感じ、これがIMFACTのライブ…となりました。デジタルで削ぎ落とされるものが圧として押し寄せてきたライブだ…。この曲最後にジェオプさんのハイトーンパートがやってくるのだけど本当にブレなくて涙出ました。なんなの、あり得るのそれ。
 今音源聴きながらこれを書いていますが、本当にどれもこれもやってくれたライブだったのだな…(持ち曲数がまだまだ少ないというのもある。よくカバーはされてるようなのだけど)
 あ、そうでした。照明が良かった気がします!!!ありがとうございます!!!
 ライブで聴いて好きになったのは「Mirrorz」と「初恋をお願い」と「君がいない」でしょうか。どれもIMFACTの入り口となったテンション爆上げ曲ではないのですが、元々はこういう落ち着いた曲も好きなのでした。にしても実は色んな曲があるもんだIMFACT。「初恋をお願い」は、みんなで腕を波波する振付があってそれが良くて…テホくん思い浮かべながら聴いてる我(2回目)
 この世で苦手なものがたくさんある私はライブのアンコールが苦手すぎてもう帰りたくなっちゃうくらいなのですが、時間が巻き巻きなのか元々のスタイルなのか秒で出てきてくれて「あっ好きです…」ってなっちゃったIMFACTです。(アンコール好きな人に異論があるわけじゃなくて私がただものすごく苦手なだけです!アーティストも悪くないことだと思ってますし!)

 アンコールも明確なアンコール感が無くて、なんか最前列からジェオプ誕のスローガンをガンガン差し出されてるしぬいぐるみ受け取っているし、いやはや観客とステージがものすごく近い箱なのでわからなくもないのだけど、え、そんな、そんな現場あるのですか?という衝撃でした。見識が広がる…近いとは最初から思ってて、人間と識別できるくらいには視認できる距離でした。当たり前に色々な現場があって面白いなぁと思いました。

 大体言いたいことは言った気がします。感想の量が違うと思われたかもしれませんが、気になったことしか拾えてなくてですね…すみません。ちゃんと言いますけどIMFACTのみんな好きですからね!

 次の現場というか、充実した音楽生活を送っていただきたいです。また次こちらに来る際はまた行かせていただきます。

 

 途中でも書きましたが、とにかく音源に収まらないものが圧になってどかーんとぶつかってきた時間でした。今まで参加したライブはどれも自分の中でかけがえのないもので比較するつもりもなく、IMFACTの今回のライブもただそれとして脳に刻み付けたいです。よりIMFACTの音楽が好きになりました。次は、ローストビーフ三連続でも耐えられるスタミナとスタートダッシュの力を身につけます。

 また、今回は「ライブいいですよ!」と投げられたマシュマロきっかけで参戦することができました。この場を借りて感謝申し上げます。ライブ良いよ!という声が連鎖になって、さらにIMFACTの音楽を好きになる人が増えるといいですね。