意味もなく超絶落ち込む夜に聴ける音楽を見つけておくのは結構大変な作業であります。感傷も要らない。感動も要らない。ただそこにあって染みこむ音楽が欲しい。と思って、歩きながらアルバムを探していたら、ありました。『NCT #127 REGULATE』。
確かにリリースされてから聴いたはずなのに通して聴いたのは数回限り、というこのアルバム。(Simon Saysはよく聴きましたけれど。)お前~何故聴いていなかったんじゃ~と案の定頭を抱えたわけですが、多分初見がジョギング中だったのが悪かったかと。最初は歩きながら聴かないと!!!このアルバムは、歩きながら聴くのがちょうどいい作品です。あとで音盤買わないとな…。
ということで、今日はがっつりアルバムの感想書いていくぞ!!!
なお、書き手は歌詞を理解していない人間なので、メロディとタイトルのみで曲のイメージを構成してます。歌われている主題とイメージが著しく乖離していることがあることをご承知願います。
- City 127
- Regular
- Replay (PM 01:27)
- Welcome To My Playground
- Knock On
- No Longer
- My Van
- Interlude: Regular to Irregular
- Simon Says
- Come Back
- Fly Away With Me
- Chain (Korean Ver.)
- Regular (English Ver.)
- Run Back 2 U (ボーナストラック)
- まとめ
City 127
「街」って感じがして好きです。タイトルもそうだし。
NCTは「異世界で生きる等身大の青年」というイメージだったのだけれど、今回は彼らがコートのポケットに手を突っ込み、高層ビル立ち並ぶ街々を歩いている景色が浮かんできました。過度に感傷的になるわけでもなく、かといって取り繕って装って背伸びするわけでもない、非現実的でフィクションの中の限りなく現実的な若者、って感じ。この曲から『Regulate』は「街のアルバム」と思うことができて、そのオープンニングにふさわしい曲です。にしても、マークとテヨンのラップは聴いてて惚れ惚れしちゃうですね。
Regular
リリース直後はあまりにピンと来なくてしばらくNCT熱が冷めたのですが、これの良さに気がついたのはつい最近のこと。夜の街をとたとた歩いているときでした。
ただただかっこいい、って思っておけばいい。妄想膨らませ考察に一喜一憂する必要なんてない。解釈しようと思えばできるだろうけれど、なんかいいや、かっこいいしお洒落じゃん?。そう思いながらMV見て音楽を聴けばいいんだと気がついてから、一気に好きになりました。これは、救いです。
NCTって結構みんなキッパリ歌うなぁ…と思っていて、鋭いという言葉がよく似合うのだけれど、今回イリチルに合流したジョンウのパートの声が柔らかくて柔らかくて、良いなぁ…と思いました。余韻がある発音というか、声がくるまれているのだな。
Replay (PM 01:27)
これはEDMと呼ばれるものではないか?
I just want to be loved.
Google翻訳にぶっこんだら、「私はただ愛されたいのです」って出ました。justが強調ってことかな。そういう歌なのかなと思うのだけれど、だとするとテーマ的にいくらでもしんみりとなるのに、ビコビコ音で思ったより悲しくならない。切実で胃がキリキリすることもない。淡々としたボーカルが、一周回って切ない、という面白い曲です。
Welcome To My Playground
リパケから登場。イリチル、こんな曲歌えるんや…って少し驚いた曲です。ちょっとOh My Girlちゃんぽさを感じます。
Knock On
メロディが好き。背景音としてひたすら流してほしい曲。
構想タワーマンション。モノトーンの家具で統一された室内。大きな窓から見えるのは、赤に黄色に儚く光る夜の街。でっかい水槽のエアレーションのこぽこぽ音楽が室内の虚無を唯一満たす音で、あとは観葉植物の鉢植え!!!そんな部屋で流してほしいです!!!完璧や!!!
どこを誰が歌っているのはわからんが、ところどころハッとさせられる声が聞こえてきて非常に良いですね。主張しない、大人の音楽がそこにあるって感じ。
No Longer
ピアノの旋律が好き。言葉は要らねえからひたすら聴け、ソング。
My Van
さいkkkkkkkkkkkkkっこう!!!!!
Interlude: Regular to Irregular
舞台。第2幕の開演。
Simon Says
今回の『Regulate』は『Regular-Irregular』のリパッケージアルバムです。
このSimon SaysとWelcome To My PlaygroundとChain (Korean Ver.)が新たに収録されています。これをどう扱っていいかわからなくて、だからリパケって苦手というか混乱するのですが、すごく面白いなぁと思ったのは若干曲順が変わったところなんですよね。
『Regular-Irregular』では、 Interlude: Regular to Irregular→My Vanだけど、『Regulate』では、My Van→Interlude: Regular to Irregular→Simon Saysになっている。ふえー。
Interludeというのは、曲と曲の間に披露される間奏曲(インタールード)。明らかに「Interlude: Regular to Irregularの前と後では世界が変わりますよ」と宣言しているわけですが、ともなると、My Vanの扱いが『Regular-Irregular』と『Regulate』で変わりますよって、ことなんですよね。多分、Regularの世界から、インタールード挟んで(つまりNCTであること)My VanでIrregularの世界へドライブ、ってのが『Regular-Irregular』なのだけれど、『Regulate』ではMy Vanで調整の旅に出かけて、NCTになることで、またこちら側に戻ってきて、Simon Saysで俺にとやかく言う社会に反抗するぜ!!!と戻ってきた、って感じか。Regulateというのは、「(規制・規律)に従う、沿う」みたいなニュアンスがあるのかな、と英英辞書引っ張り出した結果わかったので、リパケではより社会に対する行動?決意?みたいなものが出ていると思います。だからSimon Saysなのかー。ようやく今回のリパケを納得することができた気がします。
曲の主題とは別で、音だけ聴いたイメージだと、Simon Saysという曲は宗教っぽさがあるような気がします。多分ヘチャンのパートのせいだと思います。
MOTHER2というゲームをやったことがある人だとわかるかと思いますが、高層タワー立ち並ぶ都会のバーのカウンターの下から行ける別世界ムーンサイド、みたいな感じです。今まで見ていた街の裏側、別世界の街、厳格で秩序だった無機質な街。ちなみにムーンサイドに行ったらしばらく戻ってこれなくなるし、普通にダンジョンだから敵とエンカウントするし回復もろくにできないし、フォーサイドと同じ街並みかと思ったら違うし、ろくに回復できないし(大事なことなので2回目)(そもそもダンジョンだからね)初見でプレイしたときは半泣きでクリアしました。マジであれはきつかった。ボスも強いし。
話を戻すと、この曲は情景や感情と結びつけて聴く曲じゃない(私としては)。まったく異なる異世界の曲で、はぁ…NCT…とため息ついちゃう曲。
Come Back
Simon Saysから音的にはここにうまくつながらないが、Come Backというからにはこの世界にカムバックしましょう、みたいな曲。でも結構歌詞は音とイメージが乖離してました(結局心配になったので時々和訳を見てみることにしました)。EXOっぽい音だなと思ったのは錯覚でしょうか。とってもとっても好きです。この曲自然と体が動いてしまう曲ですが、どんな曲、どんな振り付けなのだろう?(ツアーでやってくれますか?)
と思ったら、音楽番組で披露されたわ…情弱。
Fly Away With Me
なんだか人に厳しさを要求するメロディって感じで、聴いていてひりひりします。渇望って感じ。
Chain (Korean Ver.)
マジでかっこいいよね。結局ここに集約されてしまうんだ。俺たちはNCTで、世界と繋がっていくんだ、という心意気。ジェヒョン→ヘチャン→ドヨン→テイルぴょん→ウィンウィンのフルコンボだドンが本当に好きで好きで、快感とまで言いたいくらいピタッときますね。
Regular (English Ver.)
こちらがKorean Ver.より先にリリースされてしかもピタッとハマっているから、むしろ私はこちらが本家で、Korean Ver.に違和感を感じます。どちらにせよ好きな曲ですが。
Run Back 2 U (ボーナストラック)
は…なんやこれ…ボーナストラックてなんやそれ。と思ってた私数十秒後。
kjぁぢうhhとういふうおいjほいうおうでゃお!?!?!?!?!?!?
これ!?
ボーナス!!!!!!!!!!
街…。
まとめ
ということで、ここまで感想を書いてきました。楽しかったです。イリチルコン、いつ行くかは内緒ですがどこかで行くのでとてもとても楽しみにしています。今年はイリチルどんなことしてくれますかねぇ…これは今までの曲聴き漁らないと駄目ですね。
イリチルのアルバム『Regulate』今になってめっっっっっちゃええやないか、ってなっててどうしましょう。やはり信じるべきなのではNCT。うがー。
— 治野 (@harunote2016110) 2019年1月31日