他にやるべきことがあるなかで、私はYouTubeの動画をひたすら見ておりました。THE BOYZを覚えるために。
新しく知るグループのメンバーの名前と顔を覚えるのはそれほど苦手ではないという自負がありますが、THE BOYZは過去最高難易度でした。まず人数が多いのと、スピーディーなパフォーマンスが魅力の1つでもあるなか、音楽番組のカメラがまったくそれに対応できていないためじっくり顔を見れる資料があんまりない。望みの定点ダンス動画は、公式のものは距離をとりすぎていて個人の顔の識別が難しいレベル。
こ、これは難しい。
でも何度も見れば大丈夫です。覚えやすい子は覚えやすいので、あとはじっくり覚えていきましょう。
今日は、備忘録的にまとめる文章です。
THE BOYZが気に喰わなかった人
これは反省というか、新たな発見というか。
THE BOYZという顔面強キャラ揃いのスーパーグループがデビューするらしいぞ?の報を聞きつけたとき、正直私は面白くなく。何故かというと、音楽とパフォーマンス聴いてなんぼのもんじゃい!!!って思っていたからで。私は世のアイドルってみんなかっこいいし可愛いと思っているので、殊更かっこよさを推されても、もう私のかっこよさのバロメーターは振り切れていて。だから「かっこよさ」を売りにされてもあんまり響かなかったわけです。それよりは、他のグループと違う音やパフォーマンス、コンセプトを見せてくれよと(何様なんだいあなたはという姿勢ですが)。
そしてTHE BOYZがデビューして、噂は本当だった。当然のようにかっこよかった。全メンバー顔立ちが整っていて確かにレベルが高い。そしてそこで思考が止まってしまったのが悪かったです。さらに掘り下げてみてみれば良かったものを「あ、かっこいいグループね」で済ませてしまったのです。「かっこいいグループね」は正しいけれど、そこで済ますのはもったいない。反省です。
THE BOYZの楽しみ方
では、THE BOYZはどんなグループなのか。今の時点では「ひたすらその場に委ねてかっこいい子たちのかっこいい姿を見ていこう!!!」という感じです。
THE BOYZですっごい面白いなと思うのは、12人のキャラ付けを役割担当で作ってないところなんですよ。多分これが私の中での覚えづらさの原因かつTHE BOYZというグループのヤバいところなのではないか。
K-POPアイドルグループには何故か「適材適所」「ゼネラリストよりスペシャリスト」みたいな思想が漂っていて、ラップとかダンスとかボーカルといった役割がはっきりしていることが多いなぁ…と思ってきたわけです。その流れでVIXXも好きになったし。歌うやつは思いっきり歌い、踊れるやつは思いっきり踊る。
が、最近はどうにも事情が変わったというか、補うとすれば確かにその点になるよねという話ではありますが、みんな歌えるし踊れるグループがどんどん出てきた。「私めちゃめちゃ歌えるけれど全然踊れません」が通用しない世界になってしまっただけでなく、「全然踊れない」を「そこそこ踊れる」で頑張ってみない?で済んだところを「めちゃめちゃ踊れるようになって」と要請するようになり(事実かは知らない)本当に踊れない子が練習を重ねてめちゃめちゃ踊れる世界。ボーカルも然り。
THE BOYZは、というとそういう最近の流れ(本当にそんな流れがあるのかは知らない)を組みつつ、さらに「ボーカル」「ラップ」「ダンス」というキャラ付けを極力しないパフォーマンス、を作っている気がします。あえてなのかな。
メインダンサーがごりごり踊るところがない(あるっちゃあるけれど)。メインボーカルがごりごり歌うところがない(あるっちゃあるけれど)。何、この統一感というか、曲そのものが1つの生き物というか、まとまりの良さは。
みんな踊れて歌えるのはあたりまえ。そこが揃っているなか、何を楽しむかというと、同じように歌えて踊れる中でどうしても生じてしまう個人のスタイルの違いを楽しむ道しかない。「同じ」とは言いつつ、やっぱり違う人間ですから得意不得意、魅せ方の違いはあるわけで、そこを丁寧に拾っていくと。
はあー楽しい。
楽しみ方にたどり着くのが遅れてしまったけれど、いざメンバー全員叩き込んだら見る世界が変わりました。コンタクトレンズつけて高校デビューしたら自分変わりましたアキュビューのCMの女の子みたいな状態。見える世界が違いました。パフォーマンス見てるのが今は楽しいです。
ということで、THE BOYZって何が良いの?と思われている方は、メンバー頑張って覚えてみてから同じ疑問を感じるか、もう一度挑戦してみてください。
この流れで新曲「Right Here」感想
ということで、今まで2回カムバックして3曲の活動曲があるっぽいTHE BOYZですが、すごい、全然ブレない。すごいぞTHE BOYZ。
EXO先輩とは当然違う音楽スタイルですが、Call Me BabyやLove Me Rightの系譜を受け継ぐのは君たちではないか。そうはいってもこれとも違う音楽ではあるか…。裏世界の住人はStray Kidsに、表世界の住人はTHE BOYZでやってもらいましょう!!!って言いたい感じ。
・・・。(すみませんスキズはまだ全然わかんないので遠目から見た印象です)
Right HereはBoyやGizzy Upとはまた違って、少し落とすところを作っているのが面白いです。テンションの差をきちんとつけていてそれがあることで1曲ずーっと飽きずに聴いていられます。
あとは当然髪型も変えてきて、全部正解すぎてすごい。そうか…THE BOYZの良さはそのスタイリングの良さもあるのかも。奇抜な髪色にはしないし、したとしてもそれが最善の策だと思ってやっている。目立たせるためとかそういう思想がない。えー。好きじゃん。結果すごく覚えづらくなっちゃうのだけれど、まあ仕方がないね。
ということで、今回の新曲、めちゃめちゃ好きです。9月はOH MY GIRLとPENTAGONの月だなと思っていたけれど、ここにきて嬉しい伏兵が登場してますます楽しい。だからK-POPはやめられません。
THE BOYZ良いですよ、というお話でした。
俳優顔、うさぎ顔、女の子みたいに美形な子、目がくりっとして可愛い顔、正統派イケメン、東洋顔、糖度高めなイケメン他、とりあえずこの中から推せる顔は見つかるんじゃない?というレパートリーなので一度時間を作って顔を覚えてみることをお勧めします。(私はうさぎ顔で踊りに狂っているキューくんと、雰囲気がアメリカ大陸なジェイコブさんが気になっています)
実際見分けがつくようになるとさらにパフォーマンスが面白く見えるから 覚えたいグループがあるならさっさと覚えるに越したことないってのも良い発見だった。マンネ当てクイズはジェイコブ君が年長でジュヨン君がマンネだと思ってたけれど外れました。難しいなぁ…。
— 治野 (@harunote2016110) 2018年9月8日