根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【映画】羨望と絶望、美/『リズと青い鳥』ロングPV

疲れた時に、よくこの映画のサウンドトラックを聴いています。というか、絶賛体調不良です。そこに染みこむ、極上の音楽。繊細で壊れやすい世界観。素晴らしい。

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このロングPVが、好きです。映画ももちろん大好きです。

 

リズと青い鳥』は映画『聲の形』『けいおん!』や『Free!』を作った会社の作品。『響け!ユーフォニアム』というアニメからつながっている映画だけれど、アニメを知らなくても多分大丈夫だ。大丈夫。

アニメ『氷菓』が大好きで、それ以来この会社のアニメを見るようになりました。10月にもNHKでアニメをやるようなのでどうなるか楽しみ。とりあえず『響け!ユーフォニアム』で感動した、音のこだわりがこちらでも追求されている気がします。あとは物語に没入できれば一気に好きになってしまうぞ。

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いまだにこの映画をすべて咀嚼できているとは思えない。リズは誰なのか。青い鳥は誰なのか。みぞれと希美はお互いにとってどんな存在なのか。しかし、ただただ美しく壊れやすいものが描かれていることはわかる。繊細な映画です。とても。

 

羨望と絶望

誰しも感じたことがある 羨望と絶望

そして それらを包み込む 愛

(『リズと青い鳥』ロングPV より)

 

ふぁああああああああああああああ!!!(声にならない叫び声)

誰しも感じたことがある、羨望と絶望。このナレーションが私は、ものすごく、好き。

みぞれの羨望と絶望。希美の羨望と絶望。2人は違う人間で、だから羨望と絶望も違う。しかしそれらは「誰しも感じたことがある」羨望と絶望なのだ。

 

綺麗だなぁと思う。生きることは面倒なことだ。揺らぐ。ややこしい。簡単にはいかない。けれど、それらは綺麗なことなのかなと思う。あるいは、面白いこと?そうやって「趣」のようなものを勝手に感じてはそれを乗り越えようとしているところが私にはあるのです。面倒だから、楽しい。

 

こうして文章を書こうとしているけれど、このロングPVがすべて語っていると思うので特に言えることがないことに気がつきました。ただただ私はこの映画が好きだ、ということぐらいしか言えないです。

 

2018年の末にはDVDとBlu-rayが出るはず。そうしたらレンタルショップで借りることもできるだろうし、色々な人に見てほしい。たくさんの人とこの作品について喋ってみたい。そういう作品です。ほんと、いいから、見て。