根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【ルパパト】ルパパトへの思いをとにかく熱く語る文章

毎週楽しみに見ています。

日曜日は絶対9:30までに起きるし、本番を絶対に死守するために9:30までにやらなければいけないことを逆算し、有意義な日曜日の朝を送ることができています。ルパパト偉大過ぎる。

今日はそんな楽しみで楽しみで仕方がないルパパト(快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー)について、とにかく熱く語る文章にしたいなと思います。あらすじとか設定は解説するのが面倒なので、公式HPやwikipediaを参考にしてくれ。

公式HP→快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー|テレビ朝日

目次

まず敵がかっこいいし可愛いしお茶目

これ、本当はあんまり大きな声で言いたくないところです。良い子の皆さんは読まないでね本当に。でも言いたい。

まずこれ。ギャングラーと呼ばれる異世界からやってきた犯罪者集団。ルパンコレクションと呼ばれる不思議なアイテムを使って悪事を働く輩。このルパンコレクションそのものは悪いものではなさそうで、実際ルパンレンジャー(以下ルパレン)やパトレンジャー(以下パトレン)が返信するときに使う「VSチェンジャー」と呼ばれるアイテムもルパンコレクションの1つ。使い方を誤ると大惨事を引き起こすよ!!!というのは、よく言われていることですね。

ギャングラーたちは彼ら固有の特殊能力も持ちながら、ルパンコレクションを手にすることでさらに不思議な能力を使えるので非常に厄介です。ギャングラーの能力なのか、ルパンコレクションの能力なのかわかりづらいのです。

 

「命令違反の代償」で登場したギャングラー「スダル・ウルキュー」本人の能力は光を屈折させて姿を見えなくする能力。それに加えてルパンコレクション「風立ちぬ」の能力で風の刃を生み出すことができる、実に厄介な能力。普通に正しく賢く悪さをすればなかなか最強になれる能力だなと思っていますが、残念ながら倒されてしまいました。愛おしい。

こうして「ギャングラー独自の能力」×「ルパンコレクション」の組み合わせによって、「今回のギャングラーはどのように倒せばいいのだろう?どういう能力の持ち主なのだろう?」という攻略の幅と奥深さが広がるのが、私は個人的にとても好きです。ルパレンの目的である「ルパンコレクションの奪取」が達成できたとしても、ギャングラー自体厄介な能力を持っているのでまだまだ戦えるんですね。そうしてスダルさんは巨大化しても透明になることができました。(濡れ衣着せられてお冠な咲也及び、迷惑を被ったパトレン一同の勢いで、30秒後ぐらいには透明化を破られ倒されたのも愛おしい)

他には、ヒーローのロボに踏みつぶされるという、近年稀にみる残念な倒され方をした「アニダラ・マキシモフ」や、罠を仕掛けるなどなかなか卑怯な手を使い、両ヒーローをピンチに陥れつつ調子に乗りやすく結局倒されてしまった「トゲーノ・エイブス」さんとか、絶妙なラインで可愛い敵キャラクターがまず魅力的です。

ギャングラー図鑑とルパンコレクション図鑑、あったら欲しくなってしまうね。

私はザミーゴさんの戦い方がとっても好きなので、もっと登場してほしいです(きっと中盤から終盤にかけては、ザミーゴさんのかっこいい戦いを見られると思う。超かっこいいから!!!)

でも誰かに迷惑かけるのはダメなことだからね。(まあいつも思うけれど、あれだけ色々な能力があってなおかつルパンコレクションも持っているならもっと色々と悪いことをできると思うのだけれど、まだ本気出してないですよねギャングラー)

 

最高にかっこよくて魅力的なヒーローたち

正直、彼ら彼女たちのことを語るといくらでも書けると思うしキリがないと思います。どう書けばいいかもわからないし。それぐらい、本当にかっこよくて魅力的なヒーローたちであります。今回は果てしないこともあって、「個人的にこの人たちのここが好き!!!」てのを絞って書いていきます。まずはルパンレンジャー側から。

夜野魁利(ルパンレッド)

まずは魁利から。魁利はまず戦闘スキルが高い、ってのが高ポイント。一人でギャングラーの強敵「ザミーゴ・デルマ」さんと互角に戦っていたのがその証拠。ザミーゴさんが弱いわけでなく、一度でも彼の氷の銃弾に撃たれたら終わりという厳しい状況の中、機転を利かせながら対処していく魁利、強い。元々訓練されていたわけでもない一般人がヒーローになったにしては強すぎる。その頭の回転の早さと、何事にも囚われない飄々とした戦闘スタイルは、本当にかっこいいなと思います。もっと魁利の戦闘シーンくれ。

素顔は今どきの青年の一面もあって、普通だったら大学生活エンジョイするべきこの青年が、目的のために戦わないといけない世の中が残酷すぎるなと思います。「熱い」といえばパトレン一号の朝加ですが、彼とはまた違う「熱さ」を持つのが魁利。柔軟に動く魁利の良さが、時々オーバーヒートしてしまう熱さで損なわれるぎりぎりのラインが、個人的には見どころの1つです。ガーっと1つのことに囚われることもあるけれど、いつも絶対自分らしさに立ち戻る。魁利の強さは、そういうところにあるのではないかなと思います。素敵な登場人物やー。これは好きになる。

 

宵町透真(ルパンブルー)

まったくこの人は、いつも大概素直じゃない。素直じゃなくてかっこつけたがり屋で、そういうところが人間ぽくって魅力的。ギャングラーと人格入れ替わり事件があったけれど、ああいうのがとてつもなく似合う人。もっともっと困らせたいし慌てるところも見てみたい。そういう人物です。

「クールで腹黒ジェントルマン」と公式でも言われている透真だけれど、実際情に厚い人だと思うし優しいですよね。「ジェントルマン」という評価は伊達ではない。ルパレンの中では年長者で、透真自身も若者だけれどさらに若い透真や初美花がいて。「年長者」らしくってのが殊更描かれているわけではないけれど、2人を見守らないとな、みたいな部分もありそう。パトレンとの距離感はルパレンの中では一番離れていて、私はそうでないといけないなと思うのです。魁利や初美花の方が危ないなと。ルパレンはお互いがピンチになったとき、できるだけ頑張ってカバーする信頼と絆でつながっているのが好きですが、きっと、魁利や初美花がピンチになったときは透真は助けるんだろうなーなんだかんだ言いながら、というのが泣けてきます。

 

早見初美花(ルパンイエロー)

初美花はまず可愛い。見ていて飽きないし、この子は次何を言うのだろう、何をするのだろう、と「次の瞬間」がいつも楽しみなヒーロー。ルパパト内の全ヒーローの中でも年少というのもあり、失敗も色々するし感情的にもなるけれど持ち前の明るさと強さと一生懸命に取り組む姿勢で活路を切り開いていく。応援したくなるヒーローなのです。

初美花も初美花で情に厚いというか、人のことを想えるいい子。困っている人がいたら放っておけないし、許せないと思ったことはきちんと発言したり行動する。見ていて危ういけれど、だからこそ惹きこまれます。

個人的に好きなのは、オシャレ好きということもあり服が可愛いこと。立ち振る舞いや所作が綺麗だなと思うし、マスク被ってルパンレンジャーとして登場するときの初美花は本当にかっこいいと思う。銃をくるくるしたりするところも好き。

初美花は人間らしくて好感が持てる人物です(それ言うなら嫌いな登場人物が今のところ一切出ない奇跡の「ルパパト」なのですが。)

 

次にパトレン側、いきます。

 

朝加圭一郎(パトレン1号)

朝加圭一郎沼の根源。パトレンの要。圭一郎。毎回毎回最高を更新していく熱い漢。その容姿や喋り方から、古き良き昭和の男と思われがちだが、国際警察の福利厚生に感激しているつかさを「否定はしない」と言っていたり、要所要所「こういうところが好きなんじゃーーーーー」という多様性に寛容な発言をしていたりする。わかる。沼。そうして人々の期待のまなざしを存分に受けるので、人物像が毎回微妙に変化していくのが面白い。何が何でも圭一郎なんだから、自然に朝加圭一郎であればいいと思うよ。人々が期待する圭一郎じゃなくても、全然いいんやで!!!と思っていたりする私は。

圭一郎の好きなところは、やっぱり面白いところかなぁ…。ここまで彼が生きてくる中で、あのブレなさと熱さを失わずに生きてきたってのがすごいなと私なんかは思ってしまうのです。あの独特のキャラクターが保たれたまま国際警察までたどり着いたのって本当に素晴らしいことじゃないかなと。そして本人がその面白さを理解していないってところ込みで素晴らしいです。

圧倒的過ぎて、自分の中にある感情や経験とどうにか関連付けようとしているけれど、やっぱり圭一郎のことを理解できなくて「お前のこと全然わからない!!!」状態だけど。わかりたいし見ていて素敵だなと思うので毎週目が離せません。

 

陽川咲也(パトレン2号)

朝加圭一郎、マジでわっかんねえ!!!(だからこそ好き)であれば、咲也はもっと親近感が沸くキャラクター。一番普通そうで、ほっとする登場人物じゃないかなと思うのですがいかがでしょう。そういう私はルパパトなら咲也推し。咲也もかっこよかったですねー(感想)。

咲也の良いなと思うのは、素直なところです。志に忠実で人が良い。がちがちの真面目人間じゃないけれど心には秘めたる熱い志を持っているなんて、人間としてバランスが良すぎます。私もそういう人になりたい。脳内が多動がちで意味もないことを考えまくる人間としては、咲也の良い意味で浅いところで留まれるのは魅力的に映ります。考えないでとにかくやりましょう!!!というポジティブさと打たれ強さは、本当に眩しい。

あと「人生に恋はつきもの」にて「あなたはいい人だね」というノエルのお褒めの言葉を「振られるときによく言われるやつです」って言ってんの、本当に胸が痛いポイントだから!!!卒倒しかけた(私が)。まず咲也が惚れっぽいプレイボーイなのは知っていたけれど、振られるときは「あなたのことが信用ならない」ではなくて「あなたっていい人」で終わるの、いやいや良い人じゃん咲也。私の中の咲也の株、爆上がり。君は君が好きになった人を一途に思えばそれでよい。咲也は素直で誰にでも人当たりがいいから、きっとお相手はそういうところが嫌になるのだろうね。でもそれが君の良さだから。本当に好きになった人をいつまでも大切にしていきなよ(←誰)。

 

明神つかさ(パトレン3号)

クールビューティーなつかさ先輩。可愛いものに目がないつかさ先輩。割と体育会的な強く無鉄砲な発言もしつつ、圭一郎の良き相棒。彼女もまた面白い人間です。個人的困らせたいヒーローランキング第2位です(1位は宵町透真)。パトレンは熱さそのもの、信念が鉄みたいに硬い朝加という男と、チャラいけれど実はまっすぐに国際警察やっていて謹慎くらっても業務のことを考えるぐらい良いやつな咲也という後輩がいるなかで、つかさ先輩の信念ってまだ見ることができていない気がするんですよね。今後のエピソードでその辺明らかになるかはわかりませんが、まだ見させてもらってない感じ。

ルパレンもパトレンも「この人たちまっすぐ過ぎて危ないわぁ…」という人ばかりで、咲也以外みんな危うい橋渡っているなぁ…というのが個人的意見ですが、その中で問題を起こすわけでもなく事実優秀でミスをしないつかさ先輩が、私は一番怖いです。好きですけれど。

つかさ先輩は思慮深さと天然発言のバランスが絶妙で好きです。普段は慎重に冷静に考えているけれどそれはつかさ先輩のある一部分でしかなく、実際はもっと無鉄砲でシンプルな人だと思うんですよね、勝手な意見ですけれど。あのつかさビジネススタイルというのは、本来の気質からさらに後になって身についたものじゃないかなぁ…。気のせいだな。もっともっと色々なつかさ先輩が私は見たいです!!!

 

高尾ノエル(パトレンエックス/ルパンエックス) 

まず言っていいですか。私はノエルさんが大好きだーーーーーー。

 

ということで、ノエルさんです。ノエルさんの素敵なところって咲也とは違うポジティブさがあるじゃないですか。常識がないポジティブさというか次元を超えているポジティブさ。こういう自分とはまるで違う価値観のもと、楽しそうに平和に生きている人が私は好きだし勉強したいところがありますので(なぜならネガティブな人間だから)ノエルさん本当に見ていて楽しいです。なんだかんだルパレンもパトレンも真面目な人ばかりであるということに、ノエルが参入してきて初めて気が付きました(ノエルがいいかげんな人間だとは思ってないですが)。みんなもうちょっと肩の力抜いて。

まだまだ掴めないところはあるのですが、ノエルは誰かが傷つくのは見ていられない人のような気もするので、圭一郎の評と同じくその志は信頼できる人だと思っています。だからこそ、今はパトレン側からもルパレン側からも「胡散臭い…」で通っているの悲しいし、早く疑惑が解消されるといいですね。

 

その他にも、理想の上司すぎるヒルトップ管理官やパトレンに振り回されてキーキー言っているのが可愛らしく有能なジム・カーター、ミステリアスだけれどお茶目なコグレさん等々、登場人物が非常に魅力的なルパパトであります。この領域にきたらもう好きになるしかないし、きっと数か月後、最終話を迎える頃には本気で別れが寂しくなっているでしょう。ああ、絶対ルパパトロスがやってくる…。つらい…。

 

主題歌が好き

イントロを聞いてテンションが最高点に達する素敵な主題歌が好きです。

加えて、エンディングがなくなったのは、ルパパトにあった素敵な選択だなと思っているところです。

最近の戦隊ヒーローはあまり見ていないので(私の記憶にあるのはキョウリュウジャーまでか?)あれですが、エンディングはキャラクターが笑顔でダンスしていた記憶があります。ルパパトではそれがなくて、本編の見事なオチの後には音楽が入り次週の予告。潔いです。本編の興奮をそのままに予告で「えええええええ!!!」となる流れが私はとても好きですが、2つのヒーローがライバル関係にあるルパパトでは、笑顔で全ヒーローがダンスをする構図は似合わない。パトレン側にはルパレンの正体がバレていないので、仲良く手を取り合ってダンスはできない。

比較的細かいところまでルパパトは考えられているのかなと思っているので、素敵な判断だと私は思いました。CMが多いのはちょっとだけ気に入らないけれど、それぐらいは良しとするし、何よりCMが挟み込まれても集中力が切れないコンテンツの良さが目立ちます。

オープニングに話を戻すと。本当にオープニング聞いているとシャキッとするというか(笑)いつもリアルタイムで見ているルパパトですが、事情で録画であとから見る時もあるのです。が、オープニングもしっかり見ます。珍しいです。だって、かっこいいんですもの。ルパレンとパトレン、異なるヒーローが登場するルパパトにふさわしく声の掛け合い部分がいいし、華々しい音がいいなぁと思います。

 

緩急のつけどころが見事な脚本

ルパパトって、すごくシリアスな話なのです。

シリアスとギャグの挟み方がすごく良くて、全然飽きずに見ることができます。安易に使うべきではないのですが、すべてが神回。

 

ルパンレンジャーの境遇を思うとひたすら悲しくなるし、願いが叶ってほしい。

パトレンジャーが平和のためにギャングラーと対峙している中でルパンコレクションのみにこだわるルパンレンジャー。変身しなければ。正体を知らなければ、良好な関係を築ける両ヒーローなのに、変身してヒーローとして向き合う時には対立せざるを得ない。近づいたかと思えば、その距離はまた離れていく。何度となく距離感が変わる両ヒーローの関係に、じーんと目頭が熱くなります。

「夢と知りせば覚めざらましを」という和歌の一説をよく思い浮かべます。真実を知ったとき、彼らはまたあの「ジュレ」でなんだかんだ笑いあうことができるのだろうか。

 

しばらくシリアスな部分は忘れられているのですが、そろそろやってくると思います。泣きたい。特に咲也に対して初美花が抱く多少の罪悪感が心配。正体がバレないままルパンレンジャーが幸せになる未来ってあるのだろうか。あとは圭一郎と魁利とか。圭一郎が魁利にキレる未来しか見えなくてつらい。この2人も普段から付かず離れずな距離感で好きだし、なんならジュレの人たちと一番仲良さそうなの咲也ぐらいなのか、本当に素敵。圭一郎もつかさもジュレの人たちにはまだまだ一定の距離感ありますよね。ふぁー。しっかり設定されていること。

 

まとめ

一番はルパパトを見ている小さな子に

偉そうなことを言いますが、ルパパトを見る一人の人間として、一番は見る子どもたちを大切にしたいし大切にしてもらいたいなぁ…と思います。ダイレクトに特撮が好きな大人に焦点を当てて物語を作ることもできるしグッズも作ることができるけれど、一番は小さい子が見て楽しめる作品になればいいなぁと。今、身の回りで小さい子がいないのでルパパトの反応ってよくわからないのですが。

例えば、ヒーローショーとかあるじゃないですが。一度くらい行きたいなぁと思ったりもするのですが、小さい子を弾き飛ばしてまで見るのは言語道断だよな…と思ったりして(この時点で別におひとり様でヒーローショーに行く覚悟はできている。体面は知らない)。私はドアの隙間からちらちら見ていくので、小さい子が楽しめる作品になればいいなと思います(2回目)(自重してソフビは2体で抑えた。自重自重)

ルパパトはギャングラー役を作らなくて良さそうなのでいいですよね。私、今ならギャングラーの手下であるボーダマンになりたいですけれど。(ボーダマンの造形、めちゃめちゃ可愛くないですか。ボーダマンのフィギュアとかありませんか。ありますか。ありません?見つからないな。探します!!!)

 

いつになってもヒーローのことは覚えている

私も小さい頃は戦隊ヒーローを見ていたしおジャ魔女どれみの映画を見に行ったしプリキュア見てたし、細部までは覚えていないけれどあの時のヒーローのことは覚えています。よく真似たしあまりグッズは買ってもらえなかったけれどステッキとかコンパクトとか持ってた。そうやって自分の思い出を懐かしみながら、今見ている小さい子に思いを寄せられたらいいなと思います。

これからもルパパト毎週楽しく見ていきますし、登場人物たちが幸せになるといいですね。

 

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ルパンレンジャーVSパトレンジャー (@lupin_vs_pat) | Twitter

 

マジでドグラニオの親分かっこいいっす。ギャングラーのボスとしての余裕から出る部下への寛大さとかぱねえっす。