根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【GOT7】きっと綺麗なものは、そこにある、と思った話/GOT7「You Are」MV

この曲のMVが公開された時、私は多分その日にきちんとこの動画を見て、何かしら感じたと思う。曲も、映像も知っていた。でも、今になってじわじわと来てしまったので私はこの文章を書いているというわけです。そういう遅効性の感動ってありますよねー。感動ってタイミングだなと思いますし。

youtu.be

 

密かに私が「化粧品のCMの曲だ」と呼んでいるGOT7の「You Are」という曲です。

何故化粧品のCMかというと、日本の化粧品のCMでこういう曲なかったかなーという既視感を聴くたびに抱いてしまうからです。シャンプーのCMとかでもいいのですが。アジエンスとかね。

 

この曲の何が好きって、音で言えばジニョンの出だし、MVで言えば全体を通して映像が綺麗で私好みであるところだと思います。

 

「Fly」以降、ジニョン君は内に鬱屈としたものを抱える悩める青年像、を押し当てられているよーな気がしてしまう私ですが、もちろん私はそういうジニョンさんが好きでして。ぴったりハマってしまうんだなーこれが。ヨンジェもいい味が出ていますが、ジニョンがやっぱりピカイチ。そんなジニョンの出だしで始まるこの曲。

 

「無意味な一日が~♪慣れた時、疲れた時、私は~♪」

 

おまーーーーーーーーーー!そういうこと歌ってハマってしまっているから、君はいつまでも鬱屈とした青年像から逃れられないんやで!と言いたい。私は。そんな私は今でも「Girls Girls Girls」や「A」の世界線に生きるGOT7を諦められない人間であります(もちろんアルバム曲とか日本リリースの曲でそういうGOT7が見られるのだろうとは思います!)

 

曲としては、GOT7のポテンシャルの高さというか総合力の高さというか、攻守のバランスといいますか、隙のなさといいますか、そういうものを感じて慄いています。隙がない。ツッコミどころがない。かっこいい。最初の頃に比べユギョムもボーカルとして起用できていることがその理由に挙げられるかと。

 

この曲の好きなのは音楽的なところより、MVの映像美が私には大きいです。綺麗ですね。こういうのに私はすごく弱い。

特に好きなのは

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赤と青と夜の闇とか。こういうごちゃごちゃとしたところと色彩の美しさが映える映像が好き。

 

香港がロケだったのかわかりませんが、建物のスケールの大きさや、なんとなく南の匂いを感じる青臭さとかもたまりません。匂いがある。

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こういう夜の感じとかも。

 

で、どうして私の住む町は、住む世界はこんなに綺麗じゃないんだろーとかふと思ってしまうわけです。都会に出ても心がまるで騒がない。全然面白くない。綺麗じゃない。私の好きな映像の中にある場所って、本当に存在するのだろうかと。

私は写真や映像は「世界を切り取る」ものだと思っています。むしろ世界を切り取っていないものなんてないと思うのですがそれは置いておいて。写真も映像も映したいものがあって映したい人が撮っている。だから映らないものが絶対あって、省かれているものがある。それは存在しないものとなる。

だから私が仮にこのロケ地に行ったとしても、絶対満足しないと思う。私はカメラではないし、ここには映っていないものがきっと見えるから。

 

例えば、DIAのMVで日本がロケ地となったものがあります。

[MV] DIA(다이아) _ Will you go out with me(나랑 사귈래) - YouTube

(この曲も見事なスルメ曲で良い曲なんですよね・・・・たまらない・・・)

人混みでなんとなく避けたくなる繁華街も、このMVの中では不思議と綺麗に見えてしまう。同じ場所なのに、印象がまるで違ってくる。

 

ということで、綺麗なものはきっとすぐそこにあって、着目点が変われば綺麗なものにも退屈なものにもありふれたものにもなるのだろうなーと、思ったわけでありました。最終的にはGOT7関係ないところに落ち着きました(笑)

 

GOT7はデビューの頃のアルバムから引っ張りだして聴いてみたいなぁ...時間があれば、ぜひ。