根津と時々、晴天なり

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【K-POP】Wanna Oneに感じる盛り上がりを、私がK-POPにどぶんと落ちたときの過程とともに考える文章

 注)以下の文章は、多分いよいよデビューお披露目となったグループ「Wanna One」について、全力で愛を語る内容では一切ありませんWanna Oneの曲については、書くとしたら別の機会に書くと思うので、Wanna Oneを愛でたい人にとっては期待外れの文章になること間違いなしです。よろしくお願いします!

 ※ちなみに、MVを見た感想は、私は、今のところデフィ君推しなんですけど(←ちょっとここに至る経緯も深く考えたいところなんですね)デフィ君の見せ場がせめてダンスであればいいんだけど!という自称姉目線のコメントも挟んでおきますね。「せめて」という言葉に込められたニュアンスを察していただけると、嬉しいです。

 

 ということで、この文章の本題はWanna Oneに感じる盛り上がりを、私がK-POPにどぶんと落ちたときの過程とともに考える」ということになります。よろしくお願いします。

 まず前提の確認

 確認しないといけないことは個人的に2つあって。

 1つは、そもそもWanna Oneって人気なの?盛り上がっているの?というところ。もう1つは、書き手である私はK-POPniどぶんと落ちているの?というどうでもいいこと、です。事実確認って大切ですからね。やっていきます。

 

Wanna Oneって盛り上がっているの?

 まずWanna Oneが人気なのかどうか。

 これは正直よくわからないし、CDのセールスとかMV視聴回数とか検索ワードとか、データはこれから出てくると言うこともあるかと思います。ざーっと見てみると、

Wanna Oneに対する関心がデビュー前から熱く盛り上がった。

Mnet「プロデュース101」シーズン2で誕生したグループWanna Oneは8月7日、ソウル高沢(コチョク) スカイドームで開催されるデビューショーケース「Wanna One Premier Show-Con」を開催する。公演を前にファンクラブ対象チケット先行予約と一般予約を行った。2万枚のチケットがすぐに完売となった。

公演関係者は「チケット予約開始前から予約サイトへの接続者が殺到した。主なポータルサイトのリアルタイム検索ワードにランクインするなど、国民のプロデューサーの熱い関心が続いた」とチケットの完売を伝えた。

Wanna Oneは、デビューステージとして初めて韓国唯一のドーム球場でショーケースを開催する。 

“デビュー前から大人気”Wanna One、2万席のデビューステージのチケットがすぐに完売 - K-POP - 韓流・韓国芸能ニュースはKstyle

  

 2万枚というのはすごい数字なのだろうか...わからない。会場の客席部分の写真をちらっと見たけれど、広かった気がしますね。

 

「週刊アイドル」側が撮影現場を訪れた一部ファンの過激な行動に対し、自制を促した。

MBC every1「週刊アイドル」側は26日、公式Twitterを通じて「『週刊アイドル』の収録現場を訪れたファンによるビルの廊下やエレベーター及び道路の占拠に対し、周りから苦情が殺到しています」という文章を掲載した。

続けて「週刊アイドル」は「『週刊アイドル』を収録するビルは私有地です。むやみに占拠すれば警察に通報が入ります。すでに通報が入った状態です。ファンの皆様は秩序を守ってください」と明らかにした。

また「『週刊アイドル』が収録されるビルの中まで入るファンには自制いただくようお願いします。車道や駐車場の占拠は皆様を含め、全ての人の安全を危うくする行為です。ご注意ください」という文章を再び掲載し、一部ファンの行動に自制を促した。

“最注目グループ”Wanna Oneを見るためにファンが殺到…「週刊アイドル」側が自制を促す - ENTERTAINMENT - 韓流・韓国芸能ニュースはKstyle

 これは「盛り上がり」ということもあるけれど、ファンの民度というかマナーの低さの問題かもしれない。迷惑をかけるとアイドル側のマイナスイメージにもつながるだろうに。

 

Wanna Oneがモデルとして活動している化粧品ブランドの一日の売上が、35億ウォン(約3億4千万円) に達したと推測された。

Wanna One、化粧品ブランドのモデルで驚きの経済効果“爆発的な人気” - ENTERTAINMENT - 韓流・韓国芸能ニュースはKstyle

  経済効果、か。日本で生きる私はあんまりピンとこないなぁ、と思いつつ、確かにロッテの「爽」には、今をときめく竹内くんが一時CMに出ていてグラっときた記憶があるなぁ…私は「爽」と「スーパーカップ」なら断然後者なのだけど。

 

 ということで、人気か人気じゃないかと言われれば、Wanna Oneは人気なのだと思います。

 

次。

私(=書き手)はK-POPにどぶん、しているの?

 これなんですよね。問題は。いや自分のなかで「K-POP好きです!」と言い切れない、というところがすべての問題なのです。好きですよ、K-POP。好きって言っています。でもその前には必ず「ライブも行かない韓国にも行ったことがないグッズなんて買わないCDも大して買わない」私が、という言葉がついてきてしまうのです。こんな私、果たして、K-POP好きなの?

 でも、この際なので言いましょう。確かに経済を回してはいませんが、K-POPは好きです。よく聞いています。MVも観ています。お座敷に座っていますが、とにかくK-POPは好きです。この文章だけでなく、今まで何度もK-POPアイドルについての想いを文章にしてきたのだから、もう「K-POPにどぶんしている」と言ってもいいでしょう。私は今日もgugudanのオグオグのTeaserを公開された時間ジャストに確認しているぐらいだから!もう好きです。そう言いましょう。

 

「プロデュース101」からのデビューが魅力的である理由について

 これが多分結論なのだと思うのですが、プロデュース101という番組プログラムは本当に強かった。何が強かったって、アイドルオタクが沼オチする過程を考えたら、もう強いとしか言えなくないか?ってところなんです。

 私は話を一般化するのが好きじゃないしそんなことできないので、これは一意見なのですが。

 プロデュース101からのデビュー、の流れというものは、普通人々が(というか私が)アイドルに落ちる(=そのアイドルにどっぷりはまる)過程を逆行していると思っています。そう、これが言いたい。順序が逆なんです。

 

 ということで、私の超どうでもいい話を挟み込みます。

 

私がK-POPアイドルに落ちた過程

 私は今こそVIXX好き~gugudanも好き~、というか見渡せばどんどん好きなアイドル好きな曲が増えていく一方だ~でもとりあえずこの2グループは絶対好き~という人間ですが、その遍歴の始まりはまあわかる方はわかると思います「SuperJunior」のお兄様方でした。「わかる方にはわかる」というのは、「あのお兄様方にどっぷりはまる理由わかりますよね?」という意味ですね。とにかくすごかったですね。

 それを振り返ってみると、流れがあるのです。

  1.  曲にハマる
  2.  パフォーマンスにハマる
  3.  メンバーにハマる
  4.  もう一度曲に戻ってハマる
  5.  尊い

 って感じです。

 曲にハマるのは、私は「Mr.Simple」から、でしたかな。「Sorry, Sorry」とかも知っていましたけれど本格的なのは「Mr.Simple」からです。中毒性のある言葉の響き、何にも考えずに聴ける「外国の言葉」(邦楽はどうしても「意味」がわかってしまうから、聴くときに聴くと結構つらい)、適材適所を活かした曲の作り(メインボーカルを全面に押し出す感じとか、当時は結構新鮮でした)など。そういうところが好きになって、どんどん芋づる式に曲を漁る日々。

 そして次に向かうのは「ステージパフォーマンス」。もう見ていて楽しいし、MVはYoutubeでずーっとみられるし、楽しい楽しい。こんな楽しいことを手軽に味わうことができていいのかなぁ、なんて思ったものです。

 

 そしてここからが大切なところです。

 曲やパフォーマンスにハマった後、私の関心は「メンバー」や「グループ」そのものへと向かうのです。つまり、このメンバーはこういう人でメンバーとメンバーの関係性はこういうもので、と。特別メンバーの関係性を美化したりはしなかったけれど、普通に性格も得意なものも苦手なものも年も違うメンバーが一緒にどんな仕事しているのだろうとか、パフォーマンスはどうしているのだろうとか、考えるのがなかなかに楽しかったです。

 で、もう一度曲に立ち戻って「ああ、尊い...」という境地に至るわけですね。アイドルオタクの出来上がりです。

 

 こうして考えてみると、曲やパフォーマンスは食虫植物の美味しそうな蜜みたいなものであって、私はふらふらそういう蜜を求め花の中に落ちちゃった虫、みたいな感じもするのです。パクンと虫を覆って閉じ込めてしまうのが、アイドルで言う周縁的なもの(メンバーってこういう人なんだよねとか)のような気がしてきた。

 この見事な落ちっぷり過程は私の傾向で、他の人は必ずしもそうではないだろうとは思います。だけどこの過程と、プロデュース101からのデビューは逆だよなぁ、って思ってしまったのです。

 

曲やパフォーマンスはあとについてくる

 プロデュース101は、最初に「中身」から始まったのではないか、と思うのです。

 練習生の力量を測るために事務所別パフォーマンスをして、メンバーの実力は最初にある程度明らかになったとはいえ、そのあとに同世代の練習生と共に集団生活を送る様子を流し、彼らの性格やら素行やらを国民プロデューサーにお知らせし、課題に取り組む姿勢を先に流したうえで、ステージパフォーマンスです。これは、私のアイドルにどぶんと落ちる過程の逆verです。

 そうなると、単純に逆なだけじゃん、それが何の意味がある?というところに関心は移っていくと思います。でも私は思うのです。この逆ver過程は「理解度」の面でとびぬけた効果を発揮するのではないか?と。「理解度」というとあれかな、見る側がアイドルに対して抱く「親近感」「親しみやすさ」と言い換えてもいい。それが全然違うのです。

 

 そういえば、私のアイドルどハマりパターンをもう一度見てみると、曲にハマり→パフォーマンスにハマり→メンバーにハマったあとにどうなっているかもう一度曲に戻っています。そう、メンバーのことを知ると、もう一度曲に戻って第何次かわからないけれど「フィーバー」が起こるのです。様々な情報を頭に叩き込んだあとに見るパフォーマンス。聴く歌声。全然違う。理解度がまるで違う。世界が違って見える。具体的な見え方は個々では言いませんが、でも違って見えるのです...。

 

 Wanna Oneもそれじゃないかな、って思うのです。個々のメンバーのエピソードはデビュー時にしては既に豊富。私が好きな○○が歌うこのパートが好き。この振付が好き。この仕草が好き。この表情が好き。ばっちり完成されている。舞台は整ってしまっている。

 これが新しい、何のエピソードも知らないグループだと、まずはメンバーの名前と顔をおぼえるところから始まります。そういう面での「進んでいる」感は、Wanna Oneは大きなアドバンテージを持っているのだなぁ、と思ったのでした。

 

 大体こんなところです。

  

 最後にこれだけ。

 そもそもこの文章の下敷きになる考えは、プロデュース101のあとに、久々にNU'ESTの曲を聴いてパフォーマンスを観たことがきっかけで考えるようになったことでした。

 

dorian19.hatenadiary.jp

  

 私はこの曲たちを初めて聴いたとき、メンバーの顔も名前も全然知らないところから始まりました。強いて言うならレン君ぐらいか。知っていたのは。で、メンバーの顔と名前はどうにか叩き込んで。でもどんな人たちなのかは知らないまま、プロデュース101とやらが始まって。そしてその後に再び聴く、見るパフォーマンス。全然見える景色が違った。この人よくわかんない。全然出てこない。ラップしかしていない。センターに来ない。そんな人は「JR」という人だった。今でもわかったとは言えないけれど、縁の下の力持ち。ちょっと報われてよ…って思ってしまうぐらい良く出来た人。端正な顔立ちばかりが目立っていたレン君も顔だけじゃない、人形でもない「人」だったし、クールな顔立ちが崩れないなぁと思っていたミニョン君はすんごい優しい人なのかもなって思ったし、ベクホさんはでも印象とあんまり変わらなかったな、って確認することができたし。とにかくよくできた人たちなのかもな~というぐらいには認識が改まり、そうなると全然違って聴こえてくる音、見える風景。

 

 それが始まりでした。

 

 正直なところを言えば、やっぱりアイドルは歌うし踊るのだから歌やダンスの方で力があって、徐々にそのグループの事も知っていく、って流れの方が好きなのだけど。別にどうハマろうがそのアイドルを好きになることは変わらないと思った。

 力があるグループが好きだからそういうパフォーマンス面でこれからも感動していきたいし、食わず嫌いはできるだけせずにこれからも色んなグループの色んな曲を知ることができればいいなぁ、と最終的には落ち着きました。ほんと、Wanna Oneは強い。それだけは言える。

 

PINK VER / WANNA ONE DEBUT ALBUM