根津と時々、晴天なり

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【NU'EST】光と影と、バックダンサーの話を少しだけ/NU'EST「Love Paint」並びに「Overcome」

 一気にバーッと思いついたことなのですが、一緒くたに書いてしまうとどうもダメなような気がしたので、2つぐらいに分けて書きます。どちらもNU'ESTさんが出てきますが、この文章で主に登場してくるかと思います。

 今回の文章の言いたいことは「NU’ESTの直近の2曲はバックダンサーさんの使いどころ最高なのでは?」ということです。多分次に書くであろう文章で言いたいことは「プロデュース101を経てのデビューのアドバンテージについて、私がK-POPに落ちたときの過程と照らし合わせて考えてみた」だと思います。これ、結論じゃないですね。結論あるのかなぁ…。ま、それは今後のお楽しみってことで!今日の本題は前半。

 

 改めて言いましょう。

 NU'ESTってバックダンサーさんの使いどころ最高ですよね?、と。

 事の発端

 ファンの人には非常に申し訳ないことに、私はNU'ESTについては2曲しか知らなくてですね。どちらも最近の曲になります。事の発端である2つの曲。どちらも2016年の曲ですね。「Overcome」と「Love Paint」の2曲。まずはミュージックビデオをぺたり。

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 Overcomeについては、バスに乗りながらよく聴いていたなぁ…という思い出があります。時々ですが、情景と記憶と結びつく曲ってのがあるんですよね。その曲を聴いていた風景や感情が曲の中に閉じ込められていると言いますか。記憶が曲とセットになっているから、メロディを聴いた途端思い出まで蘇ってくるというか。

 私にとってNU'ESTのOvercomeという曲はそういう曲でして…。バス停で一人、バスが来るのを待ちながら聴きまくった思い出があります。ところで、バスって全然時間通りに来ないですよねぇ...。いやむしろ電車の正確さが異常なのだろうけれど、寸分も狂わない正確さに慣れきってしまうとバスって結構精神的にくるものがあるんですよね...あーそういうことも思い出してしまった。

 もうこの時点で結論に全然たどり着けない気がするのですが、ここで何が言いたいって、とりあえずNU'ESTの「Overcome」と「Love Paint」は名曲だと思うので皆様聴いてみてほしいぞ、ということです。私はこの2曲でNU'ESTというグループを知り、この2曲以外から未だ掘り進められていない人間ではありますが、この曲は名曲です。いや、もうこの2曲のことを知っていて、感動して、よく聴いていたからこそ、にわかな人間ではあったけれど「NU'EST、プロデュース101出るってよ」の報に衝撃と困惑と落胆に襲われたのでした。こんないい曲出しているのに、な、ぜ、、、、?え???ですよ。

 ああ、全然話が進まない(笑)

 とにかくこの2曲が素敵な曲って話はしたところで。

 音楽的にも好きな作品ですけれど、ステージパフォーマンスもいいのですこの2曲は。ということで、練習動画をどうぞ!

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途中までアロンさんが喋ってますがちゃんと練習動画なので見てみてくださいね。

 

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 いかがでしょうか。 

 私も改めて見たのですが、色々と考え事が溢れてしまって、はっきり言ってしまうとちょっと泣けてきますね。特にOvercomeは素晴らしいなぁ。イントロで「ふわっ」と音楽が流れミニョンの歌声から始まるじゃないですか。もうそこで駄目ですね。あ、これは駄目だ、と。気が緩むと泣いちゃうかもなと。別に気を病んでいるわけでもないのですが私。

 この2作品を見てみると、パフォーマンスに共通しているのは「バックダンサー」さんの存在だと思います。そしてその使いどころがとても、上手!本当に素敵だと思うのです。今になってこんなことを言っているのは、明らかにこのパフォーマンスのせいですが(KNKの「Rain」)こちらも効果的にバックダンサーさんを活用しているいい例だと思うのです。

 

光と影の演出

 Overcomeは物語性がある分わかりやすいと思うので例に出すと、このパフォーマンスでバックダンサーさんは2つの役どころがあると私は勝手に考えております。1つは、愛する者を守るナイト(騎士)であるメンバーと共にある存在。光みたいなものなのかもしれませぬ。もう1つは、そのナイトが歩む道を阻もうとする敵。影みたいなものですかね。時には凛と剣を構えてメンバーのそばに控える善なる存在。時にはメンバーにまとまりつく影であり悪の存在を演じられている…特にJRのラップパートのところで「悪霊たいさーん!」という感じに影が騎士の剣によって薙ぎ払われていく様は、、、、、鳥肌が。

 人数がそれほど多くないグループのパフォーマンスにバックダンサーさんがいることで、ステージの迫力というか「質量」みたいなものは増すと思うのです。あとは黒子となってステージの仕掛けをたくさん積めるところもバックダンサーさんがいればこその話。バックダンサーさんをどのように使うかはグループによって違うし、正解不正解もないと思いますが、バックダンサーさんに「質量」や「ギミック」だけに留まらず「意味」を与えるパフォーマンスに、私はどちらかというと心惹かれるのだなぁと思いました。

 よくジャンル問わず物語の世界に浸っていると、「光と影」というモチーフは至る所に出てきます。そして「光が強くなれば影も濃くなる」とか「光と影は切り離せない」とかそういう話になってきます。

 ダンスパフォーマンスにおいても、ダンサーさんの存在というのは光と影のようなものだなと思います。主役があってのダンサーさんであると同時に、ダンサーさんがいることで主役がより輝く存在なのだろうな、と。光と影がコロコロと変わるようなダンサーさんのパフォーマンスに圧倒されるので、私はこの「OVERCOME」のパフォーマンスは格別好きなのでした。

 

 あんまり上手く文章で表現できませんでしたね…。

 

 「Love Paint」の話が全然されていないじゃないか!って自分で思ったので加えて書いておくと。

 音や雰囲気は「Love Paint」の方が好きです。というかこちらの方がずっと聴けるし汎用性が高いです。汎用性ってのはつまり、どんなテンションでも聴けるし優雅にお茶しながら聴きたいし寝る前に聴きたいし散歩しながら聴きたいしあわよくばお花畑のなかで聴きたいし甘いもの食べながら聴きたいし、とにかく落ち込んでいても元気でも聴くことができる優しくで綺麗で優雅な曲、という感じがとても好きです。

 音としては「Love Paint」が好きだけど、パフォーマンスはOvercomeが好きだし、その世界観も大好きです。特に、ベクホの骨太な感じは騎士感があってはまり役だなって思います。分隊長さんとか似合いそう。

 「Love Paint」の方でもバックダンサーさんは「黒」で統一しているけれどそれはどうしてでしょうかね…。黒。何にも染まらない存在?まだまだ見れていないので、これからさらに自分のなかで妄想を広げていこうと思います。

 

 NU'ESTのバックダンサーさん戦術、良いです。

 プロデュース101もあって注目されているとも思うので、NU'ESTの良いパフォーマンスもたくさんの人に見てもらえたらいいな、と思いました。

 

Overcome