ASIAN KUNG-GENERATION『ブラッドサーキュレーター』を聴きました。
アジカンが昔から好きだけれど、アルバムこそ追うもののシングルまでは把握していない、みたいな状況がずっと。K-POPにガッツリハマってしまうと、日本でいう「シングル曲」って結構不思議に思えてしまう。K-POPだと日本でいうアルバム曲が「ミニ」か「本集」かの違いが大きい気がするのだ。もちろん「デジタルシングル」もあるから、1曲だけ売るってあり方もあるか。最初はK-POPってお得だなぁ、って思ったものだ。
日本のシングル曲って入っている曲は2~3曲がいいところだし、いわゆる「A面」と呼ばれるメインの曲はアルバムにどうせ入るじゃん、って思ってしまうのです。ただ「B面」の曲はそうしたらどこで聴くのか?と言えば、やっぱりシングル曲なのだよなぁ…。「買うことで応援する」という在り方に抵抗はないけれど、そこはなんか、まだうまくできていないな私自身。それはともかく。本題本題。
ライブで聴いて最高にかっこよかった曲。アニメ「NARUTO」の曲であることは知っていて、これOPだったら超かっこいいよなぁ、って、アニメは既に見ていないのに想像が膨らんだ。私だったら曲のどこでどういう絵を使うだろうか、とか。どこが一番盛り上がってとか。そういうことも考えた。
音楽を聴くとき、私は「歌詞」の意味も考えて聞く人間。だからこの曲をもっと好きになったのは、カラオケにて自分でマイクを握りしめて歌ったとき。この曲、好き。
好きなところ。
Aメロ→Bメロでサビにすぐ突入するかと思いきや、もう一度Aメロ→Bメロを繰り返す、ちょっとしたサプライズ。そして2回目は若干ギターのアレンジを入れているところが好き。
歌詞も好き。ラストに向けて、ボーカルのゴッチが言葉を畳みかける。
歩みを止めないで
希望を捨てないで
独りで泣かないで
身体を傷つけないで
愛に飢えないで
憎しみ溜めないで
どうか振り向いて
どうか 君よ
「身体を傷つけないで」なんて歌うのかぁ、なんかジーンときてしまった。そうね、身体を痛めつけないでって思う。優しいと思う。このシーン、ドラムもわくわくどきどきベースもわくわくどきどき。力強いパートだと思います。
あとはアジカンらしい言葉遊び。韻の遊びも歌っていて楽しい。聴いていても楽しい。
そして、アジカンだけどキー調節しなくて歌えるってところもポイントが高い。好き。男性ボーカルの曲はキー調節しないと低いところは歌えないものも多く、そういう技量が壊滅的にない私は好きなのに歌えない曲も多いのです。その点この曲は音程が高いから歌いやすい。逆に言うと男性にとっては終始音程が高い曲なのかな。
ということで、アジカンの『ブラッドサーキュレーター』好きです。