VIXXがカムバックしました。
昨夜の深夜は疲労困憊で0時を待たずに寝てしまいましたが、今朝起きて一番に枕もとのスマホを手にとりミュージックビデオを見ました。一言。
衝撃でした。
衝撃だわこれは、という感想しか思い浮かびませんでした。これはミュージックビデオの「映像」を見ての感想ですので「音」だけの感想はもっと後に色々と出てきますが、まずはミュージックビデオの感想。とにかく驚いた。
驚いたって何にだろう。私は何に驚いたのだろう。今、これを書きながら改めて考えています。うん、わかった。
とにかくかっこよかったんだ。
こんだけVIXX,VIXXって言っておきながら、私あんまり「VIXXがかっこいい」という表現をしてこなかったような気がしています。過去のエントリを見ても、言葉を重ねて表現しようとしていますがなかなか「かっこいい」という言葉が出てきていない。それはVIXXがかっこよくないと思っているからではなくて、それだけ私にとって「かっこいい」って出てこない言葉なんですね多分。
人には「口癖」があるじゃないですか。
ちなみに私の口癖は「なるほど」です。わかってなくても「なるほど」って言っています。
あ、で、口癖です。
人それぞれで「言える言葉」「よく使う言葉」があるのと同時に「あんまり使わない言葉」「禁句と化している言葉」があると思っているんです。私は。意識できているかは別として。
で、私にとってはアイドルを愛でるときの「かっこいい」も、そういう「あんまり使わない言葉」の部類に入る言葉じゃないかなって思っています。まあ、かっこいい~って言うけどさ。思うに、「かっこいい」って人が聞くと自分が発した意味以上に「安く」聞こえそうで嫌なんです。世の中では「かっこいい」ってわかりやすいしよく使われそうな気がしているから。
でも、ミュージックビデオを見たとき「かっこいい」としか言えなかったな、今回は。あとからついてくる言葉は「洗練された」とか「おしゃれ」とか「セクシー」とか(セクシーもあんまり使わないな。色っぽいって表現したい)。
じゃあ次に考えるのは
私は何を「かっこいい」って感じたのだろう?私にとってVIXXの何がかっこいいのだろう。
てことで。
私はちょっと考えた。
・・・。
わかった。
かっこよかったのは、彼らがとことん彼らであることがわかったからだ。
今日は活動曲の「The Closer」についてしか触れない。ダンスもまだよくわからないし、ミュージックビデオの考察ももしかしたらショーケースなんかでヒントが提示されるかもしれないから、やめておく。なにより私もまだ解釈できていないし。だから今日は「音」だけ聞く。
最初に言っておくと、レオさんのパートが減ってえねねんとホンビンとひょぎのパートが増えた(気がする)。
私は、ホンビン推し・ケンちゃん溺愛、というスタンスの人間なのでレオさんファンの方はどうなのだろう?ちょっと聞きたいかもしれない。お豆ファンとしてみれば申し分ないホンビンの活かし方。作曲・編曲者に金一封送りたい心境であるが。
でも、サビの一番最初「のるねげまっきょー!(意味:君を僕に委ねて)」はレオさんじゃないとダメな気がする。設定的にも、声質的にも。レオさんに歌ってほしいパート。私の個人的な意見だけど。一発サビでかましてほしいときにかましてくれるレオさん。
これは思いつきだけど、各個人のパートと歌詞とストーリー設定を踏まえながら考えてみたい気もする。今はやめておくけど、サビでえねねんとレオが対応関係になっているようなところもあり、それってどうなのだろう。
ケンちゃんは相変わらず頑張りすぎ。踊りながら歌っていて大して外さないから本当にすごい。尊敬に値する。ケンちゃんが主役ということで、パート割を見ると他の人の2倍近くは歌っている気がする。(参考→https://www.youtube.com/watch?v=ZRpzvkKAeLg)最後の「It's over」で締めるのがとても好き。しびれる。ケンちゃんはメインボーカルだけど、さらにパワーアップしているし、初期に比べると格段に表現の幅が広がっているような。そういう広がりのある曲をリリースできるようになったということだろうけど、すごいことだね。
えねねんは歌のお仕事もあったし、歌うことにもっと自信がつけばいい。えねねんの声はしっとり聴くのにちょうどよいし、本人がすごい気持ちよさそうに歌うんだよなぁ~えねねんはそれがいいよな。今回歌の部分でえねねんの声がたくさん聴けて楽しい。
ラビは、なんだろう、個人で色々曲を出して表現をしていて、その名残?がVIXXの音楽にハマっている気がした。ラップの感じがちょっと違うような気がするんだよな。ソロの時の歌い方っぽさを私は感じている。肩の力が抜けているし。いつもラビのラップってとっても曲全体でとっても大切なことを歌っているし、「さあ皆さんいきますよー!?」みたいな意気込みを歌い始めにいつも感じるけど、今回はそれがない。曲全体に馴染んでいる。
ホンビンはいいパートもらったんだね。特に2番のラビからのホンビンの低音ボイスは、良いパートだ。ホンビンはグループ内の立ち回りと曲での立ち回りが同じで面白い。引っ掻き回し役。毒舌の彼らしく色んなところに顔を出して乱していくような。
ひょぎはたくさん歌っていて嬉しいよ。しかもバシっと決めてくれる。それはDynamiteから言えていることで、ひょぎはちゃんと歌える子なのである。糖度が高めというか空気の量が多いというか、柔らかな声だよな~ヒョギって。ケンちゃんやレオさんは鋭い感じがするけど、えねねんやひょぎはしっとりしている感じ。化粧水はしっとりタイプみたいな感じ。ダメだいい例えが浮かばない(笑)
「The Closer」はメンバーの個が個である曲だと思う。それぞれが存在している曲。今までVIXXはメインボーカル2人が引っ張って引っ張っていたイメージなのだけど、今回はそうじゃない。それってそれぞれがちゃんと歌えるようになった結果だと思うのだ。それぞれのレベルでちゃんと歌ってきたからだと思うのだ。
「Dynamite」で感じた歌唱における全体的なレベルの底上げ
「Fantasy」で感じた強弱の付け方などの表現力
やっぱり3部作は音楽でもつながっている。というか「Super Hero」からずっと続いている、と思いたい。勝手に(笑)ファンだから。
どこまで行くんだVIXXは。次は何を見せてくれるんだ。それを考えると頭がくらくらする。これ以上って何があるんだ。これ以上見せてくれるのか?どうなんだ。
私はVIXX以外にもそれなりに通じて追ってきた(追っている)アイドルがいて、毎回のカムバックに「新しさ」はそれなりに感じるけど、ここまでの向上心というか実力の向上というか驚きというか発見は感じていない。正直。まあ、そこまでファンじゃないってことかな、もしかしたらね。それでもここまでの話は曲だけの話で、パフォーマンスは含まれてないからね。やっぱり歌い方の領域でメンバーそれぞれ、より変化していったグループはなかなかいないのでは?
ということで、ここまでべた褒めでした(笑)
全体的な曲について最後にさらっと言っておくと、サビもそれ以外もあんまり耳に残らない気がする。要するに派手さはない。「ダイナマイッ」の方が確実に覚えられる。でもスルメ曲ではあると思う。実際「Fantasy」の方が、独特なのか私はリピートできない。それよりは一回一回大切に聞いている。逆に「Dynamite」は楽しいときとか気分を盛り上げるときに聴いている。あわよくば手の振りも交えている。「The Closer」は、そもそも名前とタイトルの結びつきがもう1段階解釈が必要なんじゃないかな。まず私はタイトル曲のインパクトが弱めだ。それでもいいんだけどね。タイトル曲ってそう考えるとちゃんと意味があるんだね。ま、それもそうか。
さて。ここまでだらだら語ってきました。疲れた。
私は
かっこいいと思った。
それはとことん彼らであるのがわかったから、と言った。
彼らであるということは、私にしてみれば「常に高みを目指して現在地で満足しない、新しい試みをするにしても絶対過去を踏まえてつながりをもって挑戦していること」である。
「常に高みを目指している」というか、常に活動している。「現在地でこれっぽちも満足していない」。中堅と言われても、年1回カムバというグループだって珍しくはないのに、年3回だよ。どういうこと?その間も海外公演に個人活動にスケジュールたくさんあるだろうに、なんで?恐ろしくタフで真面目だ。そして「VIXXらしさ」みたいなものを外してこない。外すことで「変化」という扱いにした方が楽だろうに、彼らはとことん彼らであろうとする。すごいわ。
私はそういうVIXXのファンでよかったし、ほんと好きになれてよかったな、彼らの活動を知ることができて本当に良かったと思う。
・・・。やばい。ここまで書くと少し恥ずかしい。けどしょうがない。そんな語ってしまうくらい良いと思っているのだから。
彼らの在り方をみて「よっしゃ頑張ろう私だって」と思えるアイドル。
それこそアイドルじゃありませんか?