根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【NCT】そのときで生きる/NCT Dreamのパフォーマンスを見て思ったこと

 突然ですが。 

 自分の10年後を、はっきりと描ける人などいるのでしょうか。

 描いた方が生きやすい(つまり目標が具体的になればそれに至るプロセスを考えて実行に移せばいいだけ、と考えられるか)人もいると思うし、実際に私の周りでそういう人もたくさんいる。

 いきなり挙げたこの「10年後予想できるか(予想したいか)問題」

 

 かつて、アップル社のスティーブ・ジョブズ氏も言っていたけれど

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点と点がつながって線になるのであり、元々1つの線を形づくろうと思って生まれるわけではないのです。

 

 え?何が言いたいって?結局、その場その場なんだよってことです。色んなことが。(もちろんそうでないものもあるし、私がわかっていないだけでみんな考えて計画に則っておこなっているのかもしれないね)

 

 

 K-POPアイドル界でも存在感を常に放ってきた事務所であるSMエンタから、新しくデビューしたボーイズグループ「NCT Dream」のパフォーマンスを見ながら、上にあげたようなことを考えていた。さて、10年後彼らがこのパフォーマンスをすることがあるのだろうか?と。(まあ、そんなこと考えてなさそうだよね、というのが私の結論です。)

 平均年齢15歳ほどの若者を集めて結成された「NCT Dream」というグループ。そもそもSMエンタがEXO以来のボーイズグループのあり方として「NCT」という枠組みを採用以来、相次いで「NCT U」「NCT127」と1つの木が枝分かれするようにグループが生まれていった。そもそも「NCT」とはどういうグループなのか、どのように運営されるのか、正直ちゃんとわかっている庶民はどれほどいるのだろうか?と思いたくなるぐらい、全然わからない。私個人的には、別にわからなくてもいいかなと思っているところ。

 運営の仕方はよくわかんないけど、「U」も「127」も見事に仕上げてきているといいますか、そこは流石SM社だなと思いました。なんだかんだで大体の人の名前は覚えちゃいましたもん。大体、音楽の傾向がSMエンタはどのグループも似たような感じになりつつあるのが音楽素人の私の感想でして、それが別に嫌いじゃないから今後もゆるゆる追っていくんだろうなでもCDとかは買わないんだろうな、って感じのお付き合いになりそうです。ここまでで一区切り。

 

 そして、NCTプロジェクト?第3弾、なのでしょうか、この度「NCT Dream」がデビューしたわけです。先ほども挙げた通り、平均年齢が圧倒的に若く、「このグループを応援すると犯罪になるんじゃない?」と世間を心配させるぐらい若くてあざといコンセプトを提示してきました。

 

  白ソックス。短パン。シャツ(リボン付)。ぐぬぬ・・・。あざとい。直視できない。確かにこうやって見てみると、これが好きです!と大声で言おうものなら世間から厳しい目が降り注ぐような気がする何とも言えない背徳感が楽しめそう。

 

 

 テレビ局への出勤時もみんな短パンだよ・・・。あ、でもこれは衣装っぽいけど。

 ちなみに平均年齢23歳のVIXXのお兄さんたちはというと

 

 若干1名、短パンがいましたが、まあ、地味なこと。それが彼らの良いところだけども。この2グループが並んだところをまだ見てないので押さえておかないと。身長差どれくらいになるのだろう?

 

 と、話が逸れました。

 自分は子どもが特別に好きなわけでもなく、小さい子のみならず15歳ぐらいの子たちがガヤガヤやっていようものなら内心「てめーらだまれや!」ってキレる人間だと思います。かわいいとは思うけれど、それ以上の何かはない気がする。先ほど「あざとい」と表現したけど、それも別にどうでもいいっちゃどうでもいい。

 こうして取り上げている以上面白いなぁ~と思っていて、それは後述するけれどやっぱりパフォーマンスだったりグループ全体についてなのかなぁと思います気になる理由としては。ネットで調べたら、未熟な少年性に愛情や執着を抱くことを「ショタコン」と呼ぶようですが、このグループはその辺の層を意識していたとしても、私が気になるところはそこじゃない。

 このグループに「計画性」を求めても仕方がないというのは、明らかでしょう?ということでした。

 

NCT Dreamのパフォーマンス

 初パフォーマンス日ではないですが、固定カメラがあるのでこちらの日を紹介。

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 なんとね。パフォーマンスに

「サブウェイ」の画像検索結果

じゃなかった

「セグウェイ」の画像検索結果

近未来の乗り物、セグウェイを、導入しているんです。流石、時代の最先端を担おうと自負している事務所だけ、ある。

 

 ショタコンセプトよりも、めっちゃ若いグループということよりも、カラフルポップなワンダーランドよりも、私がこのNCT Dreamというグループのパフォーマンスで痺れたのは、セグウェイでした。

 

 その乗りっぷりは、この動画でよくわかるはず。

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 単純にすごくないですか?

 私、一度ハンドル付きのいわゆるセグウェイと聞いてイメージされるようなやつに乗ったんですけど、慣れれば大丈夫だろうけどもやっぱりバランス感覚を掴むのが難しかったんですよね。微妙な重心移動によって、動くスピードも方向もコントロールするので、これまた違った身体感覚を必要とされるような。

 乗り物ですから、慣れるまで乗っていればなんのことはないパフォーマンスなのかもしれませんが、音楽番組のパフォーマンスという少なからず緊張する場面で、特に大きなミスをすることなく乗りこなしている様に、流石の練習生様たちだよな、と。本人たちも、まさか練習生しているうちは、セグウェイに乗るなんて思わなかっただろうな、と。

 番組のパフォーマンスである以上そこにはお客さんや視聴者がいるのであり、セグウェイに乗ってようがいまいが、視線は常にカメラ。動画を見ていると当然下を向くことは最低限抑えられています。すげー。そこはすごいと思いますよ。と評価した上で私は言いたい。

 

 セグウェイである必要あります?

 

セグウェイ導入に見られる、パフォーマンスにおけるある種の限界

 いや、セグウェイすごいしかっこいいし私も乗りこなしたいし、若さなのかなんなのかその吸収力たるやほんと君たちすごいよ!って思うけれどさ、セグウェイを導入したことでパフォーマンスがとっても魅力的になったのかなと思うと、こう投げかけざるを得ない。普通に踊ればいいじゃん、と。私はここに、隣国アイドルのパフォーマンスの苦しさをおぼえずにはいられない。大変だよなぁと、思う。勝手に。

 何しろ、歌もビジュアルもダンスも、限界値というか一定のレベルまでクリアできているのだ、どのグループも。私個人的には、もう十分なところ。すごいね。うまいね。そう言ってしまう。じゃあ、そこからどう差別化を図り、別の価値を付加していくかという話になる。

 私の好きなSEVENTEENは大人数によるミュージカル的な振付やユニット活動なんかは他にはない要素だ。VIXXははっきりとしたコンセプトを掲げ、それに徹する感じは他にはない。もはや、平均身長180㎝超は特徴ではあるけれど、目立たなくなりつつある。(それでもスタイルの良さ、モデル体型は格別だ。エン・ラビは背が高いのに線が細めなのもすごい。)

 その人らしさなぞ、普通に生きていれば自然とにじみ出て来るものだけど、そこまで悠長に待ってられないのがアイドル業界なのだろうか。戦略的に運営側も考えているところがあるのだと思う。

 NCT Dreamにおいては、めっちゃ若いっていうのがあるけれど、それは期間限定だ。もう1つが、多分セグウェイに見られる「最先端」なんだろうなぁと思う。でもこれも期間限定だ。常に時代は動くもので、セグウェイも当たり前になるか淘汰されるか、過去になるのだから。「若い」と「最先端」は期間限定かつ、手っ取り早く差別化を図ることができる要素なのだろうなぁと思いました。それが悪いとかではなくね。いやむしろ、これが扱えるあたり、事務所が大きく練習生の教育もできる環境があるところじゃないと無理だ。だからすごいことなんだよ、多分。メンバーがそれなりに練習したりして生き残っていることは確かだろうし。(といいつつ練習生期間が短い人もいて、それは才能なのだろうかね。)

 

その時で魅せる

 長くなった。

 結論から言うと、NCT Dreamというのは短命というか少なくとも今回デビューした当時のコンセプトを続けるのは厳しいと思われる。グループとして続くのか、別のグループに再編・統合されるのかはわからないし、そもそもNCTというプロジェクト自体流動性があるものだから、そういう感じになりそう。

 願わくは、デビューしたからには続けたいと思ううちは長く舞台に立ってほしいし、そこらへん人を軽んずるなよSM、と思っております。ほんとね、商品であることはわかるけれど彼らには人生があるんだからねほんと。

 

 誰も線を描こうと思って思い通りになるものでもない。だから、点でその一瞬で頑張るしか道はないのだろうなぁ、とアイドルを見ながら感傷に浸っておりました私。とりあえず愛でたいと思うのでこれで締めようと思います。

 

 NCT Dreamの皆様デビューおめでとうございます。

(マーク君は身体にお気を付けください。)