根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【お出かけ】望遠レンズの存在をほぼ初めて知った日/多摩動物公園に行ってきました

 一眼レフをかれこれ4,5年使ってて初めて気がついたのですが、望遠レンズって動物撮る時めちゃめちゃ良いんですねーほんと知らなかった。

レンズレッスン - Lesson26:動物園で臨場感ある動物写真を撮る | Enjoyニコン | ニコンイメージング

 ヨドバシカメラでドキドキしながら何万円もするCanonのEOS Kissのセットを買って(だって高いのだもの)よくわからないけれどレンズが2つ付いていて、標準レンズと言われてるやつで撮ると撮りやすいなーと思ってそればかり使っていて気がついたら4,5年。望遠レンズと呼ばれるやつは部屋の片隅に打ち捨てられていたわけですが、この度実践デビュー。あまりに遅い。もっと早く気がつけばよかった。でもこれからちょっとずつ調べようと思うので許してください望遠レンズさん。

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多摩動物公園です

 一人でどこへでも行ってしまうのであまり気にしてませんが、動物園とか水族館って動物好きやカメラ好きの方が結構多くて一人でふらっと立ち寄っても何も問題ない場所です。

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山…?

豊かな自然が多く残った園内で、動物をできるだけ自由な姿で展示するために、檻のかわりに壕で仕切るようにし、広い放飼場に放養形式で展示をしています。野生で群れをつくる動物は、なるべく群れで飼育するようにしています。現在飼育している動物は、300種を超えます。

https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/about.html

 とのことで、とにかく広い。体感は、多摩動物公園>>>>>>>井の頭公園>>上野動物公園。マジで広い。どれくらい広いかというと、

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820m…?

 こんな感じ。820m?ほぼ1㎞じゃないか。園内は山の斜面に作られているといってもおかしくなくて、広いうえに起伏に富んでいる。もちろんシャトルバスが運行していて本来ならゆるっとバスで下る道をぜーはーぜーはー言いながら登ったものでその途中にあった看板です。身軽なおひとり参戦の私が本当に4時間弱歩きっぱなしで観覧してやっと回れた広さだから、連れがいたり小さなお子様がいらっしゃる人は結構大変ではないかな?と思いました。歩くスピードとか見るペースも違うから。北海道の旭川動物園には行ったことがないのですが(ぜひ行ってみたい!)こんな感じなのかなぁ、広そうだな。むしろ東京の他の動物園がこじんまりとコンパクトな作りになっているのやもしれません。

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ちなみにターキンです。めっちゃ可愛い。

 ああ、で。そうだった。今回標準レンズと一緒に望遠レンズも持っていったんですけど、「ああああ標準レンズで撮ると臨場感でないし柵が写っちゃう!!!もっと動物に迫る写真が撮りたい!!!」と思って、よくわかってないけど望遠レンズに切り替えたところ、

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レッサーパンダ。もふもふ。

 あれ?

 

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しまうまの腹

 あれ?

 

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寒いサル

 あれれれれ?

 ムスカ大佐よろしく「撮れるぞ…撮れるぞ?」状態。

 元々多摩動物公園の特徴らしく檻が少なめな展示ではあったんですけど、逆に檻がないということは、見る人間と動物たちの距離をあけないと駄目なんですね。堀とかそういうもので物理的に動物たちとの距離がかなりある。小さな子とかは「見えない~~~(´;ω;`)」とか結構言ってましたけど、私も望遠レンズ越しならよく見えるけど(あとはオペラグラスとかでも代用可かな)肉眼だと結構遠いなという感想で。話が逸れたけど檻が無いので撮りやすいってのはありました。多摩動物公園

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目が合う

 嬉しいので

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だるんだるんなカンガルー

 結構撮りました(たくさん撮ると後で選別するのが大変)。

 

 あとは温室が好きなので

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昆虫館の温室

 こちらも嬉しかったです。昆虫館にある温室なのですが、蝶を放し飼いにしていてとにかく蝶がたくさん。恐怖でした。(虫好きの方は必見ですここ)小さいのに予期せぬ動きをする昆虫は苦手なんですけれど…温室は好きだから頑張る私。

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蝶がいるためには花々もなければならんのです

 トラの縞々と笹?を見ながら「これが山月記…」と思ったりとか(山中でこんな巨体に出会ったら私はショックで死ぬと思う)

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トラ

 距離にして1mの場所からペリカンを見たりとか(やつは急にバサッと羽を広げて本当に悲鳴を上げた)

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ペリカン

 とても楽しかったです。次動物園に行くときは望遠レンズちゃんと持っていくことにします。これで都立の3動物園1水族館は制覇しましたので、来年はまた異なるシリーズを己に課したいと思ってます。何にしようか…思案中です。

【K-POP】今年最後に印象に残っていたK-POP選

 自分の中で印象に残っていた楽曲を紹介するこの企画。

 

2016年上半期

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2016年下半期 

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2017年上半期

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2017年下半期

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2018年

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 書いた覚えはあるのだけど、へー、昔の自分こんなこと書いていたのか。つくづく読み返すと面白いなと思います。また数年後、この文章を読む自分が面白いと思えればいいですね。タイトルにもある通り「今年最後に印象に残っていたK-POP」であって、私は大変忘れやすい性質の持ち主なのでめちゃめちゃ好きな曲でもたまたま忘れていて選考外、みたいな可能性も無きにしもあらずということをご了承願います。

 

まぶしく晴れ渡る空の青さに嫌味を感じないこの清々しさ

ONF『Pretty』『オク×オク(ALL day)』

  トップバッターは今年なんと2回もカムバックしてくれたONFの皆さま。まさかの活動曲ではないチョイスですが、なんというか、私ってばWe Must LoveからのWhyという流れがそんなにピンと来ていないのでは?疑惑があります。私はONFの何が好きだったのだろう。まあよくわからないのでこれからも彼らの曲を楽しく聴いていきたいけれど、にしてもこの2曲は素晴らしかった。絶不調でも無理なく聴けるこの温度。この嫌みのなさ。これがONFなのか…?特に『Pretty』はONFの良さがギュギュっと詰まった曲なのでもうCDを配りたい。これがONFだ!!!と声を大にして言いたい。ヒョジンの真っすぐ綺麗に通る歌声、MKの「Oh never mind You are just fine」とかMKの良さしかない。なんやねんあれ。あの微妙な擦れというかこもったというか、なのにさっぱりとした清涼感、ありがとう、である。ラウンちゃんの低くグレーな感じの歌声がぴりりと効いているしワイオ兄さんのラップが無理なく馴染むあの感じ、イーション先輩どこ行った?って感じだけれどまあそうやって音楽の雰囲気に合わせて用意できるボーカルの層の厚さがONFなのだ!ジェイアスさんのどしっと要点押さえた歌声があってこそ上に積み重ねることができるのだし、やっぱりこの曲はユトくんの素朴さが良い味を出していて好きだONF!(そういうところが私のONFの好きなところであるようです)

 ONFに関しては同時に今年は本当にショックな出来事がありました。ラウンちゃん、お元気でしょうか。あなたの幸せを願わずにはいられません。「ラウンちゃん幸せになって」という上澄みの思念だけがいまだ体の中には残っていて、それで日々生きています。ラウンちゃん元気ですか。ラウンちゃん、君は多分食べることが好きだろうから体型のことを気にせずたくさん美味しいもの食べなね?アイドルやっていたときはきっと食べることにも制限がかかってて大変だったよね?パン食べようね。

 

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見上げるのが夜空に浮かぶ月ってのが良い

PENTAGON『SHA LA LA』

 最初の最初、フイのパートが好きでそれとイントロでパッと情景が浮かび勇気づけられるところが選考理由です。こんな風に情緒を大切にしたいな、と思いました。

 ところでPENTAGON、生きているか?

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歌ってほしいと思いながら 

SF9『Echo』

 実はめちゃめちゃ聴いた曲。ずーっと繰り返し聴いていた気がする。別に何かめちゃめちゃ刺さったとかではないのだけれど、優しく穏やかで聴きやすい良い歌だなぁと思って。K-POP、その映像コンテンツやダンスパフォーマンスも素晴らしいけれど当然のようにボーカルスキルも磨いていて、しっとりと歌うあなたたちが私は好きなのだ。

 SF9、元気にしているか?

 というか、この文章を書いているときにEcho -Japanese ver.-の存在を知ったのだけど、まあその時の感情は読者の皆様の想像にお任せします。

 

Echo

Echo

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「アイドル」が試されている?私が試されている?

THE BOYZ『Bloom Bloom』

 対してこの曲はそんなに聴いていないのだけど、2019年の象徴的は私の中ではTHE BOYZじゃないかと思っていてだから挙げました。もちろんこの曲は好き。いまだに太陽の下でサブウェイのサンドイッチを頬張る夢は叶っていない。気がつけばめっきり寒くなってしまった。流石にこの寒さで屋外のピクニックはつらい。

 

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 そうなのだ。大きかったのは、なんだっけかあれや、具体的に言うのは憚られるし別にそれ自体はどうでもいいというか(いやどうでもよくはないのだが)許して然るべきというかなんというか人間じゃん?と急にもごもご喋ってしまうのがまだまだ自分の中でモヤモヤしている出来事なんだろうな、ほら、なんかあったじゃないですか、ドボ。そしてこれははっきり言えるけれどファル君の脱退。

 今年THE BOYZを眺めていて、アイドルという存在についてつらつらと見えないけれど確かに流れる伏流水みたいに考えていたのかもしれない。それは今年に始まった問題ではなく、アイドルを追いかけるようになってからずっと付きまとっていた問題だ。すなわち「本当を知ることなど無理」ということ。真相なんてわからない。その上言葉も文化も異なるわけだし。SNSの発達で嘘の情報がいとも簡単に堂々とそこら辺を大きな顔して歩いていることもある。それ以前に、きっと目の前に彼ら彼女らが現れたとしても、手を握れたとしても、例えば友人だったとしても、きっと私は彼ら彼女らを理解することはできないのだろう。私が私の身の回りにいる人たちを完全に理解できないということと同じように。つまり一人ひとりそれぞれがそれぞれの価値観を持ち歴史を持ち生きているということ。アイドルもその例外ではないということ。完全にわかることなど無理な上でどのように私は彼ら彼女を追うのか。好きな二次元のキャラクターなわけじゃないのだ。言動を予測してコントロールすることなんて無理に決まってるだろ馬鹿。そのスタンスをずっとずっと考えながらやってきた。そういう意味では、好きになるのも私の勝手、嫌いになるのも私の勝手、ということで、見えるもの、自分が感じたことに正直であればいいとは思う。それが完全なるフェイクだとは思わないし。でも、ファル君の脱退。健康上の理由。どのような状況での負傷かはわからないけれど、私はそれを広い意味でアイドル活動の中で起こったものだと考えている。ではファルがアイドルでなければ、怪我をしなかったのだろうか。足の負傷。体が思う通りに動かないストレスは私が思うよりも、なんというか、行動に制約を与えそうで、それがこれからの人生にも影響を及ぼすとしたら?私が無邪気に応援していることと彼の怪我は関係ない、関係あると思うのは少々思い上がりなのでは?と思うけれど、それでも私は「アイドルを推している」のだ。で、これは傲慢だよな、だからアイドルやりたいことをやってくれ。ファンのことなんて考えなくていいから幸せであってほしい。なのにファンを顧みないような言動を見つけてしまうと眉をひそめたくなるこの矛盾をどうすればいいんだ!そう、だからやっぱり、アイドルはアイドル。それに刺激されて私も考えたり驚いたりすればいいんだ、それで十分だ、と思うことにしよう。アイドルを憐れまない。アイドルに多くを望まない。私は彼ら彼女らを傷つけたくない。なんてことを考えてしまいます。THE BOYZ。なんか今年ってあっという間ではなかったけど、THE BOYZというグループで考えたらなんかあっという間に終わっちゃったなって感じがあります。

 

とにかく嬉しかったので

VERIVERY『From Now』

 君らを挙げずに2019年は語れない。楽しかったね2019年。VERIVERYは駆け抜けたと思うよ。誰が何と言おうとも。

 VERIVERY、どうも今の自分にどストライクなグループというかとにかく聴いていて楽しい、聴いていてストレスがない、というグループです。コンテンツがコンスタントに投下されるいわば「シャブ漬け」状態です。どの曲も温度に差があれ好きなんですけど、多分一番好きなのはFlowerなんですけど、でも総合的に考えたらこの曲を挙げるかなぁ…なんかあんまりMVの再生数稼いで無いけども。

やっぱり一番は幕張の地でイントロを聞いた時のあの嬉しさだと思います。

 

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 すっごく嬉しかった。楽しかった、ではない。嬉しかった。爆音とパッとステージのライトが光るあの瞬間、自分の中の血が沸く感覚を味わった。ドキドキしたし改めて好きな曲だなと思いました。

 多分デビュー年である今年は少なからず「新人賞」を獲ることをイメージして活動していたのではないかな、と思っていて。ただ2019年は新人豊作年でもあってそこに揉まれたなー、タイミング?というかこれはもうイメージ作っちゃったらそのままどんどん大きくなって階段駆け上がっちゃうやつだなー売れるってそういうことだなーとか、同期たちを見ながら私は思っていて、私はその頑張りを賞してVERIVERY君に新人賞あげたいよーとかメソメソ思ってますがそれはさておき。何が言いたかったかというと、2020年彼らは何をしてくれるのかということですね。燃え尽きるか尽きないか、事務所の財政事情はどうなってるのか、gugudanちゃんどうする気だオラァ。

 こほんこほん。私は今のところ彼らの曲が好きなので彼らが次何をするつもりなのか楽しみであります。健康第一!

 

番外編

 番外編としまして、印象には残っているけどめっちゃ好きかと言われたら違うかもしれない、でも爪痕残しているよ!な曲を紹介します。

 

2019年本当にお疲れさまでした!2020年待ってる!

IMFACT『Only U』『Lollipop』『The Light』

 今年何故か知ってしまったIMFACT。このグループも語らずに2019年ではないかなーと思います。結局日本での中期イベントも行かずじまい…IMFACTの皆さん本当にお疲れ様でした。2020年はカムバしてくれるかい?

 当日券は並んだのだけどこれは本当に当日券の並びなのかまた違う列なのかよくわからなくなって引き返してしまった。この文章を書きながら久々に聴いてる。やっぱり良い曲が多いし、ライブで感じた熱狂を再現することができる力があるよ〜もちろんライブはさらにもっともっと良いけど。

 IMFACTを知ると否応なしに事務所の存在や戦略について考えざるを得ない。「売れる」ってことを考えるのが辛い。自分が良いと思った作品が(音楽だけでなく)それなりの評価を受けてほしい、ってのはきっと私だけの感情ではなくてアイドルを追っていると、時々その感情に苦しくなりますね。「私が大富豪だったら、石油王だったら」でもきっと自分たちの音楽を好きになってくれる人が増えてその人たちがお金を自然と払いたいと思える、その積み重なりで生きていけるのであれば、ポンと石油王から1億円もらうより嬉しいのかな。でもやっぱり1億円なのかな。私の感想が、たくさんの人の愛情が、一億円に換金されればいいのに。

 

 

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好きになったきっかけのかつてのK-POPがここに

ONEUS『ZigZag』

 VERIVERYとマジの同期、ONEUSは最近は聴いてなくて、でも1stに入ってるこの曲は例えばSuperJuniorのソリソリのような、音を単語を繰り返すあの心地よさを思い出して印象に残っていたので挙げました。この曲好きー。

ZigZag

ZigZag

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本当に楽しかったライブ

NCT127『Wakey-Wakey』

 曲がめっちゃ好き!ではないから番外編だけれど、この曲だって私にとっての今年の曲。やっぱりさいたまスーパーアリーナの、あのライブ演出が素晴らしくて嗚呼DVD買えてないや、とても欲しいです。誰かクリスマスプレゼントにください。ごめんなさい。自分で買います。総じてクオリティが高く満足度1000%の公演で、セクシージャングルジムとかセンステでゴロゴロしてたHeartbreakerとか今思い出しても涙が出てくるくらい良い公演でした。で、その中でもウェキウェキを選択したのはやっぱりこれも肌がゾワっとする感覚というか、体の感覚が一番強く残っているからだと思う。具体的にいうとジョンウが横移動するあのパートの「ぐわああああああ」という会場の興奮と熱気。

 こんなエネルギーを生み出せるのがNCTなのに、どうしてSMという会社はそれを台無しにするようなことばかりするのだろう?幹部の皆さまはさいたまに来ましたか?来てませんよね?(いらっしゃってたのかもしれないけど。)大衆性がなんだって?世界がなんだ?一気に世界の頂点へと駆け抜けることができるなんてごく稀の宝くじみたいな運とタイミングと潮流と実力が噛み合った時だけで、それを作り上げるためには緻密な分析が必要なはずでそれは簡単なことではなくて、会社がすることはNCTというグループをきちんと作り上げていく、作っていくメンバーをサポートすることなのではないか!バラバラにすることなのか!今年結局もうカムバックさせない気か!何がアメリカだあああああああ!!!こんなに良い音楽を作っているのに!何故!!!(Simon Saysを聴きながら。)書きながら珍しくムカついてしまった。なんでーなんでなのー何しているのNCT。(2020年もゆるゆると追っていきます。ファンクラブに入っていなくとも)

 

実は2019年

OH MY GIRL『Remember Me(Japanese ver.)』

 自分でメモしておいて「何故?」になってるけどよくよく考えたらこのジャパニーズverは2019年リリースなのですね。だからです。なんというか、日本語verの究極体というかこんなにも違和感なくナチュラルに聴きやすい日本語verなかなか無いかもしれないなぁというところ。日本語のイントネーションが完璧なんですよね、耳が良いのかもしれないし聴き取った音を再現するのが上手いのかもしれないし優秀な日本語の先生がいらっしゃるのかもしれないし、何より本人たちの努力の賜物なのだろうと思います。この曲のイケイケドンドン感(主に衣装)とおまごるらしい上品さが両立してるのが好きです。もうこちらを聴きまくって原曲聴くと若干違和感が生じるくらいになってます。おまごるちゃんも今年もたっくさん働いたね。WMよ彼女たちを潰したら私怒るからね。

 

 

焚火したい

LABOUM『You're Light』

 聴いてるかっていったら聴いてないのですが(おい)何故印象に残ってるのかというと「アイドルがついて来い」みたいな挑戦的な曲というか、もう歌って踊るというスタンスがついて来い、みたいな難しい曲をやってくれるなぁ〜私嬉しい!って思ってしまったからです。振り付けはついているのだけどこの曲はもうしっとりと聴きたい。焚き火にあたりたい。K-POP面白いなぁと思うカムバックだったと思います。

 

まとめ

 今年はあまりK-POP聴けなかったなぁと思います。明らかにモチベーションが落ちています。それはずっと見守ってきたVIXXがついに兵役ラッシュ突入とかそういうこともあるのですが、あんまり「血沸きに肉躍る感覚」が無かったというか、端的に言えば「慣れてしまった」のだと思います。多分。がーーーーーーーーっ!!!と「カムバ!!!」と思うことが少なくなった気がします。これは私という人間の変化でもあり、もしかしたらK-POP界の音楽の流れなのかもしれません。まあ、私がつまらない人間になったってことだと思いますけど。

 なんというか、去年今年あたりで「あ、売れるってこういうこと」と、なんとなくわかってしまったところがあった。これから先だってK-POPは世界中へ広がっていくかもしれない。この先も新しい光景が見れるのかもしれない。でも大体こんなもんかな。そんな風に思ってしまった自分がいて、私はそれについてはもういっかな、って思ってしまったところがあって。その熱狂に乗っかってひたすら階段を駆け上がっていく興奮を味わうことも楽しいでしょうけど、むしろ自分の感覚とつなげて曲を聴く方がずっと好きでこれからもそんな風に好きな音楽を見つけて聴ければいいのかな…と思ってます。

 何故こんな風になってるのかというと、K-POP独特の文化、音楽番組の一位や賞レースじゃないかな〜と思います。そりゃあ私だって自分が好きなグループが売れていく光景を見るのは楽しいよ!楽しくないわけないじゃん。でも、じゃあ結果を残さないから音楽の出来が悪い、とかそんな風になったら、私のこの感動はどうしてくれる?ってなっちゃうから。僻んだり呪ったりしたくないので、来年はもっと視野を広く何事も楽しめたらいいなと思います。

 いや〜はっきり言えばVERIVERYがいたおかげで2019年デビュー組全然追えなかったよね(笑)ああ嫌だ嫌だ(←完全に私が悪いです)。こんなオタクにはなりたくなかったのに。

 と、いうことと関連して私はオーディション番組については意図的に関心の外に置いておくことにしました。推せば推すほど誰かを呪ってしまいそうでそんな自分は見たくなかったし、順位はつけられても誰かは誰かのアイドルになりえるのだとしたらそれを評価することの意味ってなんなのだろう、とかぐだぐだ考えて疲れそうでもあったから。参加すればそれはそれで楽しかったのだろうな~~~~と思いながら、本当に見ることがなかったね日プ。

 アイドルを追いかける楽しさと罪悪感。この矛盾を矛盾のままに、どちらに倒れることなく私は2020年もゆるっと彼ら彼女らを眺めていよう。

 悲しいことばかりだった2019年の最後に私はこんなことを考えています。バランスを維持するのは難しいです。無理かもしれません。「アイドルがゆるっと好き」が自分にとって当たり前になった今、今一度自分がアイドルを推すこととはなんなのか、そこには何があるのか、考えていきたいと思っているところです(ユリイカの日本の男性アイドル特集、全然読めてない…)。でも私の生き甲斐なんて誰かの命以上のものでは絶対に無くて、アイドル界誰も傷つくことなく転覆して新しく世界を創造しよう!って思う自分がいる…。

 アイドル関連だけでなく、今年の後半は感覚がどんどん鈍麻していってる感が否めないので、ちょっとどうにかしたいってのもあります。健やかに!健康第一!

 

 なんにせよ、皆さま2019年お疲れさまでした。

【読書】2019年印象に残った本10選

 今年は(自分にしては)真面目に本を読んだ方なので備忘録。自分にしては、というのは、なんといっても図書館で延滞しなくなった、ということです。隔週本を返してまた借りてのリズムができたのは良かったなーと思います。

 挙げた本は私の中で今年印象に残った本でして、今年読んだことは間違いないですが2019年に刊行されたとは限りません。4と5と6と10あたりは今年刊行されたやつかな?割と多いな。

 

  1. 彩瀬まる『やがて海へと届く』
  2. 恩田陸『七月に流れる花』『八月は冷たい城』
  3. 中村安希『ラダックの星』
  4. 千葉雅也『アメリカ紀行』
  5. 小野不由美『白銀の墟 玄の月』
  6. 高田大介『まほり』
  7. 最果タヒ『君の言い訳は最高の芸術』
  8. 恩田陸木曜組曲
  9. 江國香織冷静と情熱のあいだ Rosso』
  10. 吉岡乾『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき』

 

彩瀬まる『やがて海へと届く』

 彩瀬まるさんは2019年出会った作家さんの1人。なかでも最初に読んだこの本にがっつーんとやられて、その後きちんと新刊で本を買った。好きなところはたくさんあるけれど、やっぱり主人公の真奈ではない人間視点のところが特に好きだ。悲しいけれど、好きだ。

 小説にも色々あって、展開がまったく気にならないものもあればストーリーに重きを置いて読む話もある。この本は多分前者で、私はただひたすらにそこで描かれる一つひとつの描写が綺麗だなと思って読んでいた。小説だから出来ることがあって描けるものがあるなぁ、と思う。砂浜のシーンを読みながら死について考えてしまう。

やがて海へと届く

 

恩田陸『七月に流れる花』『八月は冷たい城』

 これはー装丁も素晴らしいので是非欲しいのですが(文庫本ではなく!)まだ手に入れられてませんシクシク。読みやすい本です。小中学生向けといっても問題ない文量だし夏休みの話ですから向日葵が咲く頃に是非読んでもらいたい。悲しい話だなと思って。なんだろう、結構悲しい話なんです。それを忘れたくないなと思わせる悲しさがあるから選びました。

七月に流れる花 (講談社タイガ)

八月は冷たい城 (講談社タイガ)

 

中村安希『ラダックの星』

 冒頭の数ページでガッと胸掴まれた記憶があります。『インパラの朝』よりもこちらの方が思考が連続していてその過程をずっと追えるのが好きかもしれません。

ラダックの星

 

千葉雅也『アメリカ紀行』

 こういう温度感の文章を書きたいなと思って。多分私がもっと知識ある人間であればこの本も違った読み方ができるのだろうなという気配があるのも、未来があって印象に残ってます。もうちょっと勉強します。

アメリカ紀行

 

小野不由美『白銀の墟 玄の月』

 十二国記は国記である、ということなのだと思うのです。でもまだ読み終わってない。読み終わってないのに載せるなよってのはごもっともなのですが、なんでしょう、でもこの作品挙げずに2019年の本について語ることはできないし、読み進められないのは私の所為なのです。集中が切れた。この話を読んでいて強く思ったのは、王と麒麟に仕える人々と、王と麒麟を信じる民衆の気高さと力強さでして、状況は一寸先は闇、王である驍宗は生きているかなんて誰にもわからない、王と麒麟を信じる根拠?なんて本当は無いだろうにずーーーーっと待っているし探すし希望を失わない人たち本当にすごいよ、ってことでして。そこが現実の社会で生きる私たちにはわかりづらいところなのかもしれないんですけれど、人間が濃いよーーーーーー。ということで頑張って読みます。私は学生時代に先輩に薦められてこのシリーズを読み始めたので、人の推薦侮っちゃいけないな、本と出会う良い機会だ!と思いました(それもあってこの記事を書いているというのもある)。気になる人は読んでみてくださいー。ちなみにシリーズ第一作『月の影 影の海』は最初から読むのしんどいですが、頑張って下巻までたどり着いてください。とりあえず読み切ろう!

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

 

高田大介『まほり』

 二回読んだので感想書きたいのですがあまりに重たくて感想が書けないという本。重いというのは話のストーリーが、ではなく、中身が重たい。話も重たいのですが。すごいっす。文系の学生さんはみんな読んだ方がいいよという本でもあります。

まほり

 

最果タヒ『君の言い訳は最高の芸術』

 わたしは普段本を読んでるときはビニール製の付箋も一緒に手に握っていて、ペタペタ気になるところに貼ってあとで読み返すって作業をしてて(のりが残らないようにね!)この本には付箋がめちゃめちゃ貼られている(まだあまり読み返せてない証左でもある)。相性もあるしスタイルでもあると思う、この人の文章はまだ少し読みにくい。でもここで語られていることは「あ!わかる!」というものばかりで、今年の初めに読んで印象に残ってるので紹介させていただきやした。『もぐ∞』も好きです。青山ブックセンターで見つけました。

きみの言い訳は最高の芸術

 

恩田陸木曜組曲

 またしても恩田陸。かちゃかちゃと食器を鳴らしながら料理に舌鼓を打ちお酒で喉を潤し喋り疑心暗鬼になり落ち着きを取り戻し日常に帰っていく女たちの話。物書きたちの話ってのも好きだし、やっぱりよく喋るし考え方が好きなのだ(恩田陸作品は私に多大なる影響を与えていると思われる)。

木曜組曲: 〈新装版〉 (徳間文庫)

 

江國香織冷静と情熱のあいだ Rosso』

 江國作品というのは概して内省的だ。小説ってのはそういうものかもしれんがさらに深く深く沈み込むような思考が描かれていてそういうところが好きなのかもしれない。料理も美味しそうだし。

冷静と情熱のあいだ Rosso (角川文庫)

 

吉岡乾『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき』

 滑り込み今年の印象的な一冊。読んでてめちゃめちゃおもしろかったです。言語学でも文化人類学でも通じるのが、言語も文化もそれぞれに優劣などないという考え方で、話し手が減少しているという言語も文法的にとても面白いとかそういう事はなくて。ただ話されなくなると記録することができないという点で、早く収集しないとねという視点が改めて考えれば「そうか」と思うけど、「え?死滅する?守らねば!」と思考停止に陥っていだなぁ…という気持ちです。

 

現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。

 

 

 別に1年って区切らなくてもよくない?と年末になると思う天邪鬼な私ですが、区切るからこそこうやって振り返られるものがあるのも事実。1年やってきて、こんなに読んで面白かった~~~と思える本があったんですよ、ありがたい~~~~の思いです。これは絶対予想することができないことなので、なんか生きててよかったなって思いますね真面目に。来年も再来年も、生きてればまた本に出会えるのだと思うと結構楽しい。ま、この感覚も忘れてしまうのでしょうけれど、書き残しておくから後で思い出してください自分。

【読書】私は私に本を贈る

 「寂しい」と思われてそうなことをやることについては定評がある筆者です。別に本人は楽しく無理せずやっていることだから本当に平気なんだけれどもな。一人でできるもん。というか誰かを巻き込んでやるぐらいだったら自分一人でやるわ!!!という考え方は、良いところもある反面、悪い部分もあると感じる今日この頃です。特に仕事ね…これは早い段階で誰かに相談するとかして酷いことにならないよう心掛けています。

 突然ですが、印象に残るプレゼントってありますでしょうか。私はあれです、クリスマスプレゼントに何やら箱が枕元に置かれているなと思って包装紙をびりびり破いたらよくわからない蓋つきの箱が目の前に現れて中身を見たら当時の最新刊まできっちりと揃った某少年漫画が入っていたことです。この年になって一冊当たりの値段×冊数、を計算したらゲームソフト一本の値段より高いのでは?となったのでサンタさんには感謝です。いまだにその漫画だけは捨てられません。

 これまた話は変わりますが、いわゆる「ご褒美」ってのが苦手です。苦手というか例えば「ご褒美に美味しいもの食べよー」とかそういうのがあまりできません。ご褒美だから!味わわねば!という謎のプレッシャーが押しかかり、かつ、とっておきのものを食べねばなるまい!という謎の完璧思考が働きます。結果、あんまり美味しく味わえないまま終わります。物に関して言えば、堪え性がないので欲しいと思った時に得られるのが一番幸せ!という危ない理論を振りかざし、○○を頑張ったら××を買う、とかそういうのもできないです。頑張る前に買ってます。

 ということで何が言いたいかというと「ご褒美」という感覚がない、ということ。なんか、それはそれで寂しい。私もなんかスペシャルな、喜びを、味わいたい。(誰かにもらうってのは最初から想定してないところは察してください)

 その結果。

 

 

 

 

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 自分で自分に本を贈りました(死)。

 本ってなかなか贈られないプレゼントなのかもなーと思ったことがきっかけ。もちろん小さな子に絵本や図鑑、辞書を贈ることはあるだろうし、大人になってもあると思うのですが、そもそも本の嗜好って人それぞれ全く異なるし、好きの方向も異なるというか、その作家さんの本は全部好き!ということもあればそうでないこともあるし、こういうジャンルが好き!と言いつつハズレもあったりなかったり。本は自分で買うのが手っ取り早いなというのが、個人的な感想です。人に本は薦めにくい。

 本を誰かに贈ってもらったことが思えば今までなかったので、この度自分で自分に本をプレゼントすることにしました。これはちゃんと我慢していたもので、11月中は買わない!(なぜなら10月11月は私にしては本をたくさん買ってしまったからです)と思っていたのに、ぎりぎりで我慢できませんでした。でも給料日過ぎたし、いいか…(危ない考え方)12月は本、買わない…多分…。

 ちなみにこの本は日比谷のシャンテにあるHMV&BOOKS 日比谷コテージで買いました。この本屋さんはそこまで行かないけれど品揃えがわたし好みで好きな本屋さんです。日比谷・有楽町近辺は、硬派で手堅い三省堂書店とふわっと入りやすい雰囲気で面白いディスプレイの仕方をするHMVという雰囲気が異なる本屋さんが割と近い距離にあるのがいいなあと思います。

 

 私「あのー」「この本包装してもらいたいのですけれど…」

 店員さん「だいじょうぶですよー」

 私「(良かった大丈夫だったドキドキした)」

 

 店員さん「お渡し用の手提げ袋はご入用でしょうか」

 私「(ぎくり)」「ああーーーー大丈夫です大丈夫ですっ!!!」

 私「(自分にあげるんだもん、要らないよねシクシク)」

 

 自分でやっておきながらあれですが、ラッピングは書店さんの素敵なサービスによるものですので、包装の乱発はやめておきましょう。私も今後もよほどのことがない限り普通に本を買いたいと思います(袋もどうせ捨ててしまうものだし早く読みたいしそもそもカバーつけない派)。

 ちなみに今回買った本はこちら。

 

歩道橋シネマ

 いやー。包んでもらってあれですが、恩田陸の本境地というか、もうブラックブラックで、へへへ。あとこの本、装丁が凝っていてよきです。真っ青な栞の紐とかうっとりしちゃうし、タイトルの箔押し?みたいなやつはかっこいい。

 

【EXO】なんにせよ続けることは尊い/『Obssesion』感想

 カムバック当日の当日までさほど関心が無くて「へーEXOカムバックするんだ」という感想しかなかった。「なんだかコンセプト極めたTeaserぶっこんできたぞ」とか「なんでこれを兵役組がいたときにやらなかった?」とかそう言われたりしていたみたいだけれど、蓋を開けてみたら、

 

 こうしてすぐサブスクリプションで聴けるのありがたいですよね…きちんとアーティストにお金が還元されればいいのだけれど多分されてなさそうだから聴ける分ちゃんと出会って感動したら然るべき手段でお金を落としたいって思ってはいるのだ。

 

 がっつーんとやられた模様。

 

 

 まだ買ってないですけど年が明けるまでには買います、絶対。

 

 タイトル曲「Obsession」も好きだし、アルバム総じてとても良い…アルバムとしてとても聴きやすいなぁと思いました。マジでこれ兵役組がい(以下略)

 

 

 EXO対X-EXO。自分と同じ能力を用い、自分と似た容姿を持つX-EXOとEXOの対決模様がミュージックビデオで描かれていて、4分足らずの動画なのにマーベルの映画を見ているような、そういうコンセプト。これ、もう少し尺を長くして映像公開してくれないかな?それぐらい良いし見ていてわくわくした。でも即座に思い直す。この良さは、限られた尺で作られた音楽のプロモーション映像だから得られる良さなのかもしれない。なんと贅沢なことか。

 なんというか、今回のアルバムで思ったことは大きく分けて2つで、その2つは結局1つのことに行き着くのだと思う。まず1つめは《成熟》ってのはいいもんだなーということ。

 今回のミュージックビデオでは「ここが!!!ここの○○が!!!」というポイントがそこかしこにあって、挙げたらキリがないのですが、伊達に撮られ続けてきた人たちではない映え方。一番を挙げるならば、1番と2番の間、セフンがセンターにくるパート。ここ、めっちゃ良いなと思いました。あれはきっと音楽番組とかのステージで見てもこれ以上に感動はしないのでは?という映像ならではの良さで。背中を向ける姿は色っぽいなぁと思うし、そこにカメラが寄ったかと思えばくるりと回転し顔が正面に来たタイミングで横に流れるカメラワーク。伏し目がちなセフンを撮ったの本当にカメラマンさんありがとう!!!な瞬間でした(オタク故一息にまくしたてる)。第一線でやってきただけのことはある映像だったと思います。どぎついメイクもそれほど違和感がないんだよな…すごいわ。

 2つめは、それぞれソロ活やユニット活をしたことが活きていると思ったこと。具体的にどういうこと?ってなると難しいのだけれど、このアルバムすごく聴いていて楽しいです。バラバラで活動していても集まればEXOであることができること。すごいなと思います。不思議と聴いていると「ここの○○のパートが~」とかそういうことを思わなくなったのでした。これは私のEXO観が変わったのかもしれない。以前はもっと各メンバーの「らしさ」を注目していた気がするのに、「全体」を楽しめるようになっている。

 総じていえばこれまでずっとEXOとして活動していることがぎゅぎゅっと詰まったアルバムってことです。もうこの辺りは「SuperJunior」と別事務所だけど「VIXX」と、あとあんまり聴いてないけど「神話」はさらに長くグループとして維持しているアイドルだと思っていて。諸般の事情でメンバーが離脱することはあるのだけど、グループとして形を維持していて比較的音楽もリリースしている(しようとしている)ってのは、挙げたグループが目立つところではないかと思います(まあ、私VIXXのファンなので贔屓目もありますけど)。「続ける」ということそのものが価値があることなんだな、と切に思います。ただ続けるのではなく、その場その場で挑戦し続け、適切かはどうかわからないけれど「成長」してきたからこその重み、充実感、満足感。すごいなーと思います(何度目)。

 アルバムが聴きやすいなと思ったのは、なんというか、あんまりガチガチしてないからだと思います。ちょっとラフ?というか肩の力抜けてません?あんなメイクしておいて肩の力抜けているってどうよ?って感じですけど、なんか気合入れて動画見なくていいし音楽聞かなくてもいいんだよなー。生まれ直したような、そういう楽しさ。活動曲ってアルバム全体の顔、みたいな位置づけでやっぱりアルバムの中でどうしても浮いて聞こえるイメージがあるのだけど、今回のはアルバムに馴染んで聞こえる。頑張らなくて聴けるのだけど、とてもコンセプトコンセプトしているこの矛盾。面白い。曲調、ジャンルの問題なのかしら。

 EXOと言えば世界中にファンがいる大きなグループ。とはいえ、多分今世界で熱いのは防弾少年団なんだと思います。そこら辺の事情は知らないのであくまで私個人の感覚として(怒らないでください)。EXO vs 防弾少年団という血で血を洗うような戦いが勃発しそうな(というか以前から既に起こっている戦い?)雰囲気がありつつ、もうそういうのやめましょうよ、と、そういう力の良い抜け具合。そんなことは言いつつアメリカ受けを狙っているアルバムなのかな、とも思いますが。そこはEXO、体力があるというかわちゃわちゃしたグループらしさがあるというかなんというか。EXOもついにこのゾーンに入ったのか、という気持ちです。微妙…なんかじゃ全然ないですよ。

 

 ということで、EXO楽しーEXOありがとう!!!な一週間を過ごしました。お気に入りは悩むけれど、物悲しげな曲調が好きなオタクとしては「ButterFly Effect」に一票です。これでライブ締めてーーーーーーーー。カイくんパートの声が好きーーーーーーー。

【VERIVERY】武者修行モードが好きです

【武者修行】武術鍛錬のために諸国の武芸者をたずね回ること。

 

 そういう意味ではこれから私が用いる「武者修行」は本来の意味とは少しずれているな。ここでは「来るべきカムバックの為に己の引き出しの数を増やしスキルを向上させる特訓」みたいな意味で使っているのでご承知願いたい。私はVERIVERY君のいわゆる「武者修行」モードが好きです。

 

 2019年11月16日(土)の夜8時に突如前触れもなく投稿されたやつなのだが…

 

 唐突すぎません!?

 唐突すぎてもはや「ふーん?」みたいな最低限の反応しかできなかったしその日の私は疲れすぎていた。が、

  超回復

  そうなのです。そうなんだよー。そうなんだ。

 

 この「なんか好き」って状態は言語化できることもあるけれど、まだまだ言葉にならないことも多くてVERIVERY君のダンスもそういう類のもの。こういうジャンルのものが好きなんだろうなってところだろうが、如何せん音楽やダンスのジャンルがド素人すぎて表現ができないのが歯がゆい。VERIVERYがお世話になってそうなダンススクールのコレオが好みってことなのかもしれない。

 

 もうずっとこれからも言っていきたいダンス担三銃士のこれとか

 

 Mカウントダウンで謎なタイミングで投下されたこれとか

 

 ええい、好きだ!!!

 

 私は色々なアイドルグループが好きだし好きの理由もバラバラだけども、私が好きな他のグループが追随できないくらいたくさんのコンテンツを投下してくれる量の多さとクオリティの高さが好きだ(多分)。こうして彼らのコンテンツを楽しんでいると、自分たちの作品として楽曲をリリースすることと、既存の曲の既に作られた音楽をカバーしたり振付をマスターして踊ることと、既存の楽曲に新しく振付をつけて作品とするのとでは求められる力が微妙に異なるのだなぁと思ったりする。

 VERIVERYは今のところはフレッシュでさっぱりとしつつもどこか安定して羽目を外しすぎていない曲をリリースするなぁというイメージで(どことなく滲む上品さというかおとなしさというかなんというか、それは少しメンバーの雰囲気に踏み込みすぎた評価だろうか?)重低音効かせたごりごりのスタイルではない(例えばATEEZの曲は台風でもびくともしなさそうだが、VERIVERYは多分吹っ飛ばされる軽さ)。こうして武者修行ってる感じいいじゃん、こんな風に次はカムバックしない?と思っても、それを自分たちの「色」「スタイル」として身に纏うとなると話は別なのではないか。本家さっぱり明るいかっこいいし可愛いスタイル(←私のイメージ)があってこその武者修行であるのだろう、と思っておりまする。

 先ほど挙げた、

  • 自分たちの作品として楽曲をリリースすること
  • 既存の曲の既に作られた音楽をカバーしたり振付をマスターして踊ること
  • 既存の楽曲に新しく振付をつけて作品にすること

 は、得意不得意というよりは何を重んじてグループ活動に取り込むか、かなと思っていて、VERIVERYは割とこの3点満遍なく取り組んでいるように思う。「既存の楽曲に新しく振付をつけて作品にすること」は今回の楽曲でメンバー自ら振付にも参加したということでこれからゆったり挑戦していただきたい。「既存の曲の既に作られた音楽をカバーしたり振付をマスターして踊ること」は、グループ全員だったり、歌班ダンス班というゆったりとした切り分け方も効いているし、きちんと動きを合わせられる踊りをするから見ていて気持ちがいいなぁと思う。

 VIXX然り、全然カムバックしてくれないgugudanちゃん然り、この事務所は個人の仕事の取り方も面白くて、なんだろう、グループとしての活動が仮に終わっても個人がやりたいことをできる、将来的に選択肢が増えることかもしれないなと思っている。まあ、働かせすぎな事務所だとは思うけれど。圧倒的な才能の塊、というより個々人に眠っている原石を磨くような雰囲気が、私は結構好きだったりします。VIXX先輩方もまーそれぞれ存分にやってますからね。

 話はVERIVERYのカバー動画に戻すとして、楽曲はクリス・ブラウンの『Pull Up』。アイドル、私よりもうたくさんの音楽を聴いている雰囲気を感じる。私なんざ全然音楽を聴いていない部類です。すごい…。歌詞は推察しづらい…英語力皆無…。なんとなく雰囲気を察するに止め、ほーってところ。踊りはどのメンバーのダンスも好きなのですが、微妙に異なる個人のスタイルがやっぱり面白い。中でもヨンスンの雰囲気づくりは不思議で、多分普段めちゃめちゃ論理的に考えそうなのに、論理を超えた感覚的なものを感じるから「ほえー」と思っている。考えながらやっているのかあれは?その場のノリと本人の思考スタイルがよくわからん。これは私が勝手に考察していることなのですが、着々と積み上げてきていつの間にかよくわからないもの、新しいものが出来上がる感じがするのに対して、ケヒョンくんはふっと突然変異みたいな感じでアイデアが降ってきそうな雰囲気を醸し出している。初めから自分の中にあるのではなく、他の人の意見をベースに発展させるのが得意そう。ということで今後も空気を読みつつ冷や水ぶっかけつつ暴れん坊将軍ばりに大暴れしてほしい。ホニさんはわからんなー。この人が一番よくわからない。いまいちイメージが掴めないメンバー最有力候補。地味に楽曲のクレジットには名前を載せているのにその件についてあまりフィーチャーされないし自分からアピールすることもない。かといって寡黙な職人気質なのかというとそうでもなくよく喋る。多面的だのー。引き続き今後の動向に注目。

 

 ということで、何が言いたかったか。VERIVERYの武者修行モードが好きです。健康であれ。そのうちまた新しい曲引っ提げて活動してくれたら嬉しい。

【ふぉ~ゆ~】Winter Paradise 2019 ~ふゆパラ~ 参戦の記録

 なのです。

 自分でも驚いているのだが、ジャニーズの現場に自分でチケット獲ってお金払って仕事休んで観に行った。びっくりだ。ジャニ界隈とは縁もゆかりもなかった人生だったのに。そしてこれからも私は緩やかに見たり聞いたり聞かなかったり遠ざかったりするのだろう。それでも声を大にして言いたい。ふぉ~ゆ~のコンサート、最高だった

 

 ということで、私の初めてのふぉ~ゆ~のコンサートの記録である。だいぶ長めにする予定。書けることはたくさんあるから。ちなみに私の立ち位置を明らかにしておくと、

  • ジャニーズのグループは知っている
  • けれど「シンデレラガール」がどのグループの曲か今日の今日まで定かではなかった
  • 唯一行ったジャニーズのコンサートは関ジャニ∞
  • そして何故かEndless Shock(堂本光一さんの舞台)に行ったことがある

 では書いてみよう。

 

そもそもYouは何故ふぉ~ゆ~のコンサートへ?

 まずここから語らなければならない。そもそもふぉ~ゆ~というグループは何なのか。  はいどうぞ(wikiに飛べます)。「ふぉ~ゆ~」とはジャニーズ事務所に所属する4人組のグループである。聞いたことがない?CDデビューこそしていないが、最近だとジャニーズで初めてLINE LIVEのアカウントを開設したり(もちろん登録している、実はあまり見てないが)しゃべくり007やアウトデラックスといったバラエティ番組にも出演されるようになった。あとはM-1グランプリにユニット組んで出場して3回戦まで行ったとか行かないとか。確実にふぉ~ゆ~の世間の風向きは良くなっていると思う。にわかファンとして気軽に言うけれど、まあ、ふぉ~ゆ~は生き残っていくグループじゃなかろうか。何故そう思うかはもしかしたらこの先で話すかもしれない。

 で、私がふぉ~ゆ~を認知したのは、先にも挙げた通り舞台「Endless Shock」である。ありがたいことにたまたま行けてしまった帝国劇場。舞台の内容は結構ぶっ飛んでいたなという微かな記憶しかないけれど、とりあえずShow must go on.だけは覚えている。忘れることはできない。そんなEndless Shockの舞台で初めてふぉ~ゆ~に出会った。正確に言えば、メンバーのうち二人に。以下私の当時のメモ。

 あ、さらりとネタバレかもしれないので注意

ストーリーは、劇団を率いるコウイチが主役の話。ブロードウェイの小劇場で公演している劇団。オーナーはマエダビバリ。大きく有名な劇団からオファーが来て、コウイチ以外のメンバーはテンションが上がる。すっかりオファーを受けるものと思ってるがコーイチはちょっと渋る。がみんなが言っているのだし、と思っている。そんなコーイチはヤラに「周りが見えなくなったらおしまいだぞ」と声をかける。その言葉そのままコーイチもビバリからもらう。案の定大劇場での公演で常に前を走り続けるコーイチに付いていけなくなり、ヤラがブチ切れる。というのも、ヤラはリカが好きだけど、リカはコーイチが好きだからだ。ピリピリした雰囲気で迎えた2幕(物語上の)のハイライト、階段から落ちるシーンへ。

 カタカナ表記になるとなんか面白くなっちゃうの、面白いなぁ。で、有名な階段のシーン。詳細は避けるように引用するけれど

コーイチブラザーズが気になる。2人(コーイチとよくいた人。大人な感じ。松崎は刀を渡した人。もっと怒っていいんだぞ!松崎。)と4人。

 「コーイチブラザーズ」ってのは多分私が勝手に命名したコーイチによくくっついている仲間たち、きっとジャニーズの人なのだろう。「2人」と表記しているのがふぉ~ゆ~の松崎さんと福田さん。大人な感じ、だそうだ。当時の私は松崎に同情している模様。

 私と一緒にいらっしゃった人は生粋の光一さんファンの方でジャニ界隈の情報通。すぐにコウイチブラザーズの中でも大人っぽい方たちは「ふぉ~ゆ~」の人たちだということがわかった。

 光一さん主役の舞台はわかっていたけれど、たくさんの人が彼を見るのだもの、もうちょっと色々なもの見たいじゃない?ということでコウイチブラザーズの方々も結構目で追っていたのだけれど、ずーっと歌って踊っての公演でもすごくきれいに踊っていて多分結構背が高い。あら、素敵。それが私のふぉ~ゆ~との出会いでした。そこからもう数年が過ぎます。

 

 次は2019年9月某日のメモ。

ジャニーズのライブこそ行ったものの、心の底からハマることが無かった人生だった。これからも無いとは言い切れないけれど、今もハマってはいない。が、XXXがふぉ~ゆ~のコンサートに行きたいということと、私自身もこの1年ふぉ~ゆ~どうなっていくのかしら?という興味が湧いたので、チケットを取れればいいなとファンクラブに入ることとした。最初に言っておくが、私はファンクラブという制度が基本的には好きではない。好きではないというか、私はケチな人間なので会費を払いたくないのである。が、今回会員になろうと思ったのは、純粋な好奇心だ。ジャニーズにハマらなかった人間の。

 なのである。どうしてこうなったかというと、やはりふぉ~ゆ~がメディアにちらほら出演するようになったからだろう。

 

そしてバラエティ番組やLINE LIVEを見て、ダンスだけでなくめちゃめちゃ喋りが面白い人たちであることに気づいたからだろう。あとは何もない日常に刺激が欲しかった、というのもある。当たるも八卦当たらぬも八卦、ええいままよ、と思ってファンクラブにいざ入会じゃ!と思ったら

  

 わかりにくい…でも応募してみる。

 

ん?あれ?お金払わなくて良いの?

 

 そうなのだ。そうみたいなのだ。私もよくわからないのだけど、お金を払わなくても結果的にはふぉ~ゆ~のコンサートに申し込むことができたのだ。なんということだ!リンク張っておくね!https://www.fc-member.johnnys-net.jp/join_mail/index/f/74

 

 そしてドキドキする。当選結果が出る日なんかウキウキして仕方がなかった。

 

 ということで、こりゃあ死ぬわけにはいかない。11月半ばにはコンサートに行くのだからな!という気持ちで一か月と少し、生き抜いてきました。未来に微かな希望があるってのは寿命が延びますね。

はい。ここまでは前日譚でありました。次は当日。

 

歌って踊れて喋る、ふぉ〜ゆ〜

 新大久保近く、グローブ座。マンションが立ち普通の住宅街のようにも思えるけれど、そうだな、ディズニーランドのアトラクションみたいな質量の建物がぽこっと建っている。たくさんの人がその建物の前に並んでいるから、お目当ての場所がそこだとわかる。入場のために並んでいる様はやっぱりディズニーランドみたい。待ち時間は5分くらい、するすると滑らかに列が消化されていく。

 心の準備が何もできていない。楽しいだろうことはわかるけれど、そもそもジャニーズの曲、グループ、あまり知らない。有名な曲しか、知らない。楽しみであると同時に私はとても不安であった。

 グローブ座は円形の劇場。キャパシティは1〜3階まで合わせて700ぐらい。川崎にあるクラブチッタは座席有な場合は600? 規模感はほぼ同じとみて良い。想像以上に近い。肉眼で視認できる近さ。とても贅沢な空間に来ている実感がようやくついてきた。

 ペンライトとうちわを買わないという、お決まりのスタンスで公演に臨む。でも後々調べてみたら(調べてすらいなかった)値段は想像よりは抑えめだったので買っても良かったかな、でもそのお金で本が買えると思うと(以下略)。毎回後悔し、次の公演の頃にはその苦さを忘れてまた買わない。財布の紐がかたくてね…でも本当にこの公演はペンライトがあった方が良かったよ!むしろ持ってなかったの私だけじゃ?レベルでみんなぶんぶん振り回してたよ!

 セットリストは往年のジャニーズの楽曲をどんどん披露していく構成。全然知らない曲ばかり!わかった曲はKinKiSecret Codeと嵐のOh Yeahと誰かのシンデレラガール(後にキンプリということがわかる)ぐらい…でも、すっごく楽しかった!!!その理由をちまちま書きたい。

 まず土台としてふぉ〜ゆ〜は「踊れる人たち」だ。数々の先輩後輩のバックダンサーを務め舞台を精力的にこなしてきただけのことはある。特に私はターンを見てしまうのだが、軸がブレない綺麗で優雅なターン。ふぉ〜ゆ〜、話には聞いていたけどダンスが上手い。それにとにかく踊る踊る。冒頭4曲ぐらいずーっと踊りっぱなし歌いっぱなし、思わず彼らの年齢を気にしてしまった。彼らより年下の私は最近階段を上がるのがつらいというのに。そしてふぉ〜ゆ〜、歌える。驚いた。全然歌ってる。歌いまくってる。聞くに耐えないとかそんなこと思わない。なんて楽しいのだ。これがShowなのか。

 そうなのだ。ジャニーズってのはテレビや映画や雑誌をはじめとしたコンテンツの露出が多いなぁと思ってたけれど、実は舞台もすごいのだ。多分色々あるのだろう?Endless Shockも然り、ずっと続いている公演も多々。ふぉ〜ゆ〜はこれまであまり多くの人に見つけられなかったかもしれないけれど、コンサートや舞台で黙々と場数をこなしてきたグループ。力量不足などありえないのだった。

 

歌える

 ジャニーズといえば、この人の歌い方はこれ!ってのが特徴してあるなぁ…と思っているのだけど、ふぉ〜ゆ〜の4人はその点あまり癖がない聞きやすい歌声だったように思う(個人的感想)。連れは福ちゃん(福田さん)が上手と言っていた。たしかに福ちゃんの着ぐるみソロの会場後方真っ直ぐまで届く歌声はよく伸びていてすごく聞いていて気持ちが良かった。私はこっしー(越岡さん)の歌声好きだなぁと思った。なんか所々堂本剛さんっぽく思ったのは多分気のせい。ということで私はふゆパラ公演を終えて越岡担に落ち着きたい(といっても前提としてふぉ〜ゆ〜というグループが好きだなぁ…があるから◯◯担って区切りも意味が無いなと思っている)。

 

踊る

 先程も書いたが、彼らは踊れる。揃ったダンスやテンポの取り方、振りと振りのつなぎのスムーズさ。素敵だった。冒頭数曲で来ていたスーツスタイルの衣装、高身長の男の人がスパッと着こなしてキレッキレに踊るの見たらそりゃあ惚れますね。そう、衣装も良かったなぁと思いました。

 印象的だったのはこれ。

 これな。俗にいう「エモい」ってやつか。あんまり使いたくないけど。

 で、ショーの主役として全力で魅せるふぉ〜ゆ〜と、引き立て役としてバックで踊るふぉ〜ゆ〜。私は今まで後者しか見たことがなかったけれど、両方見ることができて比較して気づく。全然違うのだ。もう踊り方が違う。何が違うのかははっきりとはわからないけれど、バックはバックの、メインはメインのダンスがあるのだ。なんとなくバックはふんわりと踊っている感じがあった気がする。センターて踊る人の魅力を損なうのではなくむしろ引き立てる。ふぉ〜ゆ〜がやってきたこと無駄じゃないよこれは!すごいことだ!

 個人に注目すると、辰巳さんは天性のアイドルだなと思う人でして、もうファンサの鬼。本公演、観客との距離がもう無いに等しい距離間バグの公演だったけど、うちわにkissするわ頭ポンポンするわ、はー!ジャニーズの、現場ってこんな感じなのかな?(絶対違う)辰巳さんはね本当に特にすごかったです。あとマイクスタンド持ちのソロにおける、売れてるバンドのボーカル臭がすごかった。そしてザキさん(松崎さん)はねー、私の中では一番ダンスが上手い人だなぁと思った。とにかく綺麗でスマート。MCではすごくド天然発揮してたのに、喋ると場を和ませたり凍りつかせたり。そういう人なのに踊るときはとても冷静。このギャップがすごい人だよ!あとソロ選手権ではエンタメ性の観点からザキさんのが優勝と思った。あれ考えた人天才…。

 

喋れる

 もうこれ、ね。「中堅落語家さんと喋っているような立板に水」トーク。MCで炬燵引っ張り出してきて、「えージャニーズの現場初めての人いる?お?いるね!覚えておいて。ジャニーズのコンサートははMCの時はこうして炬燵引っ張り出してきて喋るんだよー(大嘘)」「キスマイは炬燵の足にローラーがついていたりしてね」という切り出しから始まった。他には

  • 冷えピタを首に貼ったまま本番に臨んでしまった越岡
  • 冷やしていたのに向かうべきお立ち台の場所を間違えるミス
  • ハシビロコウのことを言いたい松崎「あの動かない魚」辰巳「皆さん魚と鳥間違えます???」
  • 普通にみかんを食べる越岡「うまい」「マイク使って喋ってよ!!!(ツッコみの嵐)」「皮上手に向けたんだけど」「普通じゃない!?!?」
  • LINE LIVEを控える松崎「何かこの場にいる人しかわからない暗号を考えたい!!!」
  • 結果①スーパーもりもり②ハシビロコウよろしくフリーズする③冷えピタ
  • 今日は松崎がいつも以上におかしい「どうしたの松?」

 そのほか、まー、よく喋る。起爆剤ど天然の松崎さんを中心にツッコみの鬼辰巳さん、松の陰に隠れて実はやらかす(通称「こしる」)越岡さん、そしておちゃらけたりツッコんだり舵取りリーダー福田さん。何この長年の苦労を共に分かち合ってきた正確バラバラな人たちがどうにか折り合いをつけて構築された平和な関係。そういうの私大好きなのだけど!?(K-POPアイドル沼に半身浸かった状態で叫ぶ私)。特にいいなぁいいなぁ(ニコニコ)だったのは、ボンボン会場を沸かしたり凍らせたりするザキさんに対する辰巳さんの笑顔ですな。私、仲が良い人たちを見るのが好きなのだ。いつまでもこの風景を見ていたい。ふぉ~ゆ~、めちゃめちゃ面白い。

 そんなまったりとした眺めのMC(兼衣装替え時間)から第二部への切り替えもとてもスムーズで、そこかしこに光る演出の妙、みたいなものがありました。照明さんや音響とも息が合う公演で、これぐらいの規模だからこそできる演出かもしれないと思った。

 あとは楽しかった!!!ひたすらに楽しい!!!しか記憶がない。

物事に接するときに意識的に距離を置きたくなる私としては、没入できるライブとかコンサートって実は少なくて、どんなに楽しくても好きでもどこか冷えた目線を持ってしまう。気に入らないところも実はあったりする。それを殊更に主張するよりは自分の好きなことの好きな部分を愛を持って語りたいからこんなブログをやっているけれど(果たしてその初心は失われていないだろうか?)内心では色々考えていたりいなかったりする。私にとって「没入」とはなかなか至るには難しい境地なのだ。でもふぉ~ゆ~はとにかく楽しかった。もちろん「楽しかった!!!」だけではないところもあるけれど、それを凌駕する楽しさがあって色々考えるのが面倒になるくらい楽しかった。これがShow、なんだなと思った。多分それは手を抜かない行き届いた内容だったからだと思った。

 最後のコメントで「たくさんのアーティストさんがいるなかふぉ~ゆ~を見つけてくれてありがとう」(辰巳)とか「これからまだまだ上目指しちゃうんで」(越岡)とか「みんなのようにうまく喋れないけれど(以下辰巳さんと同じ内容、でも本当にその気持ちわかるよ!)」(松崎)とか「ふぉ~ゆ~本当にちょうどいい」(福田)とか、コメントに未来があってこちらも勝手にわくわくしてしまった。願うことならまたこのような楽しいコンサートを開催してほしいなぁと思います。それぞれ舞台に出演することが多いからグループとして何かやることは少ないのかもしれないけれど。

 

 とりあえず、ジャニーズアイランド?とかなんとかショップでステージフォトを売ってくれるみたいなのでメンバーそれぞれ一枚ぐらいはとびっきり気に入ったやつを買いたいなと思っている(私としてはとても珍しいことです)。コンサートの感動の余韻がまだ残っているうちに。また機会があれば参戦したい。

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