根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【映画】濃い/『海獣の子供』ごく簡単な感想

 ラストシーンが終わって、映画館の照明が徐々に明るくなって。まず私が思ったのは「何故、今、私はこのふわふわの座席に座って目の前のすっかり暗くなったスクリーンをぼんやりと馬鹿みたいに眺めているんだ?」であった。さっきまで私は海の中にいたのに。海岸通りに家々が並ぶあの町にいたはずなのに。

これが『海獣の子供』という映画のすべてである、と思う。少なくとも私にとっては。

 ずっと見たいと思っていた。映画館で見るか、見ないか。その二択しかなくて、つまり家でレンタルDVDで見るなら、なんとかロードショーとかで放送されるくらいなら、ちょっとお金払っても映画館で見たるわ。そんな気持ちだった。

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 「考えるな、感じろ」という感想は、もしかしたら安易なのかもしれない。でも私はあまり考えずに見てしまったな。海は大きいな。海は怖いな。知らないことがたくさんあって、だのに「知っている」と思ってしまう人間はやはり傲慢だな。江の島らへんに行きたい。水族館行きたい。世界は濃い。感想を書くとすればそれぐらいなのです。

 『海獣の子供』を見終わると、青空が妙に綺麗に濃く愛おしく思えます。これは本当。うきうきしちゃって、映画館が入っているビルを出てスマホのカメラでパシャパシャ街を撮ったのはここだけの話。

 

【SF9】SF9『RPM』の感想と神の一手

 突然ではございますが、ここで私の嫌いな言葉、多分たくさんあるうちの3つご紹介します。

 1つ目「整合性」。仕事の領域ではむしろ大切だよね、私も言うかもしれない「これ整合性取れてる?」って。でも会社から一歩外に出たらもう言わないでくれお願いだから。「言っている内容に整合性が取れてない」とか言われたことは無いですけれども、言われたら多分凹む。わざとじゃないんだよ、1分経ったら考えが変わっているだけなんだよ。整合性なんて取れるわけないだろ。だから二度と私に向かって言わないでくれ。

 2つ目「何言っているかわからない」泣きたい。頑張ります。

 3つ目「迷走」(用語例「このグループ、迷走しているよねーーー」)

( *´艸`)

( *´艸`)

( *´艸`)

  

 でも。この文脈でこの話題って、つまりは私はSF9は「迷走しているところがあるかもしれない」と思っているってことですよね…。うむむ。違うんだ、迷走が悪いって言っているじゃない。むしろ迷走万歳!みたいな文章を書きたいと思っているのだが…そうつまりは、コンセプトが定まらないってのは別にいいじゃないか、音楽が素晴らしければ、何がコンセプトだそんなコンセプトが大事か定まることが尊いか、あ!?(あれ、治野さん「コンセプトドル」と呼ばれるVIXXを夢中に推していませんでしたっけ?)んー。つまりはこういうことです。私が好きなのは攻撃的なコンセプトドルであって、守りに入っちゃうアイドルはつまらんって思っているだけなのだよ多分…。

 

 さて。何から書けばいいのか。単刀直入に言うと、SF9のManma Mia最高じゃない?ってことなのですが、新曲『RPM』差し置いてそれはちょっと論理が飛躍しているので、まずはこちらから行ってまいりましょう。ちなみにようやくSF9の興味が高まってきました。フィヨン君だけじゃなくちゃんと全員覚えたいぞ。

 

SF9『RPM』感想

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タイトル曲「RPM」は心臓が脈打つ様子をRPM(Revolutions Per Minute)に喩えた楽曲で、前より一層勇壮で緊張感あふれるサウンドが耳を魅了する。 

SF9、新曲「RPM」MVを公開…さらにパワフルでセクシーなパフォーマンス - MUSIC - 韓流・韓国芸能ニュースはKstyle

  

 絶妙なダサさというか(すいません)、こう、いいところ突いていて「好き…」になってしまう曲。

 これに尽きる。「最近のK-POPは~」と一括りにはできないけれど、結構風通しが良い曲が多いなあという印象を受けるのです。音楽のジャンルの問題かなと思いますが。ただSF9は「風通し」という言葉を知らないんじゃないかという見事な「箱庭」ぽさというのですが、閉じられた空間、閉鎖空間、と言う感じがしていてとても好きなのです。VIXXとか本当にこの部分をピンポイントで突くミュージックビデオを撮ってくれてね、だからSF9君もこんな感じなのかーと嬉しくなってしまいました。映像的にめちゃめちゃ凝っているというわけでもないこの塩梅が安心するって言うのは悪口じゃなくて本当に安心するのです。

 曲の感想としては

  これです。それにテヤン君?がどどーんとセンターに来るBメロのところのねっとり感がたまらないです。テヤン君、目がぱっちりしていて濃い~~~たまらん~~~~。ここは君のパートだ!

 ただ残念だと思ったことを1つ挙げるとすればTeaserでめちゃめちゃテンションが上がった「9人いる!」感がMVではやや散ってしまったところです。このTeaser、うおおおおおおってなったのだけどな。

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 あとダンスパフォーマンスがすごく難しい。技量的に難しいというか、もったりゆっくりな動きなので合わせるのが難しいし、これ相当大変そう…というRPMです(ド素人の意見です、すみません)。そしてここでも登場テヤン君、1人だけ踊りが違うぞ…メインダンサーなんだね、すごいなぁ。

 RPMでも嫌いじゃありませんが、私はもっぱらEchoばかり聴いております。どこかのラジオ番組でもいいから踊らなくていいから披露してくれ。「Echo生で聴くまで死ねません」な曲です。この曲好きだ。

 まだ一人ひとりの声がよくわからないので、どうにか聴き分けられるようになってEcho、再チャレンジしたいところです。

 

神の一手となる曲はあるか?

 話は変わりますが、私はいわゆる「伏線」がどんどんつながっていく物語が好きです。そういう話が好きならそうだな、米澤穂信作品なんかは本当に良いと思います。個人的には《古典部シリーズ》の中から『クドリャフカの順番』を推させていただきますがそれはさておき。序盤で何気なく置かれた石が、差された一手が、後半になるにつれみるみるうちに存在感を示し始め、やがては無視できない存在となる。そういう話、例えば将棋やチェスなどボードゲームの類にはあるのでしょうか。私は詳しくないのでわからないのですが。そういうのが《K-POP》のジャンルにもあると思うのです。

 

K-POP神の手論

 同じグループの歴史を見ても「何故この曲が?」と思われる異質な作品って時々あって。それを「迷走していたんだね」という言葉で終わらすにはあまりに勿体ない。むしろそのグループの様々な面を楽しめるとても素敵なことじゃないか!?というのが私の主張でして、これは結構奥深い。

 何故なら、ある程度の「歴史」=「作品」がなければならない。3作品では比較する元ネタが足りない。多くの作品があってそれらを分類し、その中で「異質」と思われるものがあって初めて成り立つ話です。そしてその「異質」と思えてしまう作品は全力でなければならない。真面目にストイックに、例えば「冗談半分でやってみました、てへ」みたいな温さはたちまち「その他大勢」に倒されてしまうでしょう。力が、強さがなければならないのです。

 ここまででわかるかと思いますが、私はSF9の『Manma Mia』を神の一手と呼ぶにふさわしい曲だと考えています(まあ「神の一手」というのは大袈裟な表現だとは思いつつも)。ただその前に、SF9以外で同じように思える好きな作品を語りたいと思います。

 

混沌な甘さに酔いたい/gugudan『Chococo』

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 劇団ドルとしてリリースするたびに様々なコンセプトを提示していくgugudanですが、その根底には健全まっすぐな自己肯定感があると私は考えます。それは余談ですけれど、今までミニ&シングルアルバムとしては5作品リリースしていて、Chococoは3作品目。この曲今でも時々引っ張り出して聴くのですけれど、どちらかというと綺麗で彼女たちのかっこよさを出していくスタイルとは一転、お揃いのコスチューム、ちょこここ、どこか素っ頓狂で愛くるしい、その悪魔的可愛さがやっぱりgugudanの作品の中では異質…と思っています。で、この曲を聴いて、そのあとに例えばNot That Typeとは聴くと、もう味の系統が異なりすぎて楽しいのです。甘い!辛い!やっぱり甘い!比較してお互いの良さがわかるといいますが、まさにそれ。こうして今日も飽きることなく甘いも辛いも楽しむのです。gugudan聴いてみてね。

 

怠さ抜群/UP10TION『Catch Me!』

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 怠さ抜群。元気がない日もとりあえずまったり行こうや、なUP10TIONのよぎよぎぶとら。UP10TION元気にしているか。こちらは確かデビュー曲をリリースしてその次の楽曲だったと記憶しています。やべえオプテ超面白いじゃないか!と当時ものすごくテンションが上がった記憶がある。こちらもまたデビュー曲『So, Dangerous』の圧倒的ひりつき感があってこその曲で、それぞれ交互に摘まみながら聴くと本当に楽しい。2曲目でこれ持ってきたオプテすごいと思うのだけどなぁ…なんなんだろうなコンセプトって、なんなんだよコンセプトって。

 

 他にはCLCの『Where are you?』とかもいいなぁと思うし、そしておまたせしましたSF9の『Manma Mia』です。

 

素っ頓狂な太陽/SF9『Manma Mia』

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 いや~楽しい~。『RPM』があって『Manma Mia』もあるSF9すごい~~~。この温度差。お互いを聴けばさらにもっとお互いの良さがわかる良曲たち。様々なスタイルを模索し、どちらもこなしてしまう地力。つまるところ『RPM』活動やったらもう一度『Manma Mia』活動しない?と思わせる楽曲の良さ、素敵!なのです。(ダウォン氏のヘアスタイル最高…)

 『Manma Mia』のようにリリースされた当時はこうなることはわからなかったけれど、リリースされてしばらく経つとなんだかさらに無視できない存在になっている…?というのが神の一手楽曲であり、この「蓋を開けてみないと」=「その後さらに楽曲がリリースされてグループ史が出来上がってこないと」わからないのが最高に面白い。

 SF9は私のぼんやりとしたイメージ、かっこいい綺麗めひたすらダンスが似合う曲!というもので、そのイメージと『RPM』はまったくズレないけれど、『Manma Mia』はそこから大幅にズレる。この「大筋のイメージ」とズレる楽曲というのも条件の1つかもしれません。

 

 

 ということで、なんだか最近どのグループも広く大きく風通しがよく良い子な曲が多くて、暴れ曲があまりないのでこんな文章を書いてしまいました。こんな神の一手楽曲が生まれるのも事務所のある程度の資本力やグループの柔軟さや野心があってこそのものだと思います。おんなじことするのも楽しいけれど(その「おんなじこと」が、ある人間の琴線にダイレクトに触れてしまったらその人はきっと優良顧客になるのでしょう)好きになったグループの色々な一面も見たい。アルバム楽曲でそれは補えるのかもしれないけれど、しっかりと気合を入れて作られて映像も撮られた「活動曲」としても味わいたいではないですか。難しいところだなと思います。また素敵な曲に出会えますように。SF9『RPM』活動頑張ってください。私は『Manma Mia』も聴くし、メンバーもちゃんと覚えます。

 

【アジカン】今の私が大好きなアジカン楽曲8選

 まったくもって選びきれないのですが。ブログを始めて早何年。ようやく書きます。今の私が好きなアジカン楽曲8選ということにさせてください。多分明日になったら変わっているので。

 括弧書きで書いている収録されている作品は「私が初めて出会った音盤」ということで記載しています。例えばシングルとアルバムどちらにも収録されているやつは、「出会った作品」を。挙げてみるとすごくわかるけど私は『ワールド ワールド ワールド』っ子なのだろうか。確かに一番聴いている自負がある。「曲が特に好き」というのと「アルバムが好き」というのは一致しないこともあるし、私がどのアルバムが今一番好きかってのは内緒です。順番に意図はあまりないです。文章の量と好きの熱量もあまり関係が無いです。文章が多いのは単純に「語れることがある」ってことだけ。


転がる岩、君に朝が降る(『ワールド ワールド ワールド』より)


 イントロを聴くと泣いてしまう。そんな曲。勇気が湧く曲。朝日の美しさ!という感じがするので好き。


ムスタング(『未だ見ぬ明日に』より)


 映画『ソラニン』と言えば劇中で種田が作った『ソラニン』を思い浮かべる人が多いのかもしれない。私も好きだ。めちゃめちゃ好きだ。好きすぎて何回も聴いた。今も時々聴く。特に冬のきりっとした寒さの下で聴くと良い。缶コーヒーがあると尚良い。だけど、私は『ソラニン』だけでなく『ムスタング』もあの映画を見てどどーんと印象に残った曲で。エンディングテーマが『ムスタング』なのである。黒の背景、下から上へ流れる白地のスタッフクレジット。ムスタング。映画の余韻と、ムスタング。そこからずっと大好きな曲である。
 『ムスタング』を聴くと、ああ、言葉が面白い、と思う。言葉って、韻を踏むって、すごく面白い。この頃はまだ「意味偏重」モードで、それは今も同じだけれど、「意味」と「音」という2つの要素があるとして、どちらを重んじるかといったら、昔よりはだいぶ「音」に傾いてきていると思う。そんな比較、意味がないとは思ったけれど、事実私はそんなふうに「音楽」を捉えているところがあるから致し方あるまい。意味も好きなのだけれど『ムスタング』は特に解釈が難しい。解釈って、必要?と思わせる言葉並び。つながるようでつながっていないように思えて、あとは聞き手が自由につなげてごらん?と言われているような言葉のオンパレード。アジカン楽曲の中でも難しい曲だなぁって思っています。


ケモノノケモノ(『今を生きて』より)


 アジカンはロックなバンドなのでピアノの音色を取り込んだこの作品はある意味「異色」なのかもしれないけれど、私は好きだ。大好きだ。満月の夜が似合う。気弱な狼。うじうじしているけれど陰湿じゃない、愛すべきうじうじ加減が好き。そして弾むようなピアノの音色が私を楽しくさせる。


長谷サンズ(『サーフ ブンガク カマクラ』より)


 これも言葉遊びの妙。最初の「どぅん!」なドラムが超好き。自分がバンドを組んでいたら、この曲絶対カバーしたい、そういう曲。あまり歌詞を意識してなかったけれど、改めて歌詞を読んだらもう一度好きになった。


或る街の群青(『ワールド ワールド ワールド』より)


 「最初のアジカン経験は何ですか?」と聞かれたら私は「それは『或る街の群青』です」と答えると思います。『遥か彼方』も『リライト』も『アフターダーク』も。どれも私の好きなアニメの主題歌でだから知っていたし「あー同じバンドの曲なんだ」とは思っていただけれど、「好きなアニメの好きな曲」という枕詞がない状態で「この曲がただ好き」と思ったのは『或る街の群青』が初めてでした。実はこの曲映画『鉄コン筋クリート』の主題歌なのだけれど、それは曲を知ってから映画とつながっていることを知ったので…。
 なんというか、「あの頃」のどうしようもないむしゃくしゃした感情とダイレクトにつながってしまった曲だったのでしょうね。


荒野を歩け(『荒野を歩け』より)


 生きるって、楽しいのだろうな、なんて思える曲なので。『今を生きて』はもっと「祭り!」って感じがするけれども、これはお散歩ソングに良いのでより好きです。あとはやっぱり真ん中のギターがなぁーいいなぁー。「演奏している!」って感じが。


架空生物のブルース(『マジックディスク』より)


 まぁー好き。夜に聴きたい。


アフターダーク(『ワールド ワールド ワールド』より)


 アジカンのドラムは伊地知さんという確かな腕を持つドラマーさんによるもので、その安定感たるや、このドラムの音が好き!という感じでして、ドラムが楽しめる楽曲というのは他にもたくさんあるけれどもアフターダークの最初のドラム、胸がきゅーんとなりますよね、なります。たんたんたたん、としたこの軽快さ。この音がやっぱり好きなんや…。
 余談だが、この曲が使われたBLEACHのOP、何だっけ虚圏(これで「ウェコムンド」と呼ぶ)編のあのオープニング映像めっちゃ好きなのですよね…アニメのOP/ED、本当に良いものたくさんある…。

 

 

 「好き」にも色々あって、「今こんなに好きで、いつか好きじゃなくなったらどうしよう」と思うときもあるにはあるのだけれど、あの時好きだったことはちゃんと「好きだった」という形にして生きていきたいなと思うのですよね。憎む必要もないし恨む必要もない。もちろん好きなようにしていい。なかったことにしたいならそれも良し。でも、私は、あの時の心の動きは確かにあったと、それは嘘ではないと、きちんとはっきりさせておきたい。

 その点、いつも立ち返るたびに「やっぱり好き」と自然に準備しなくても思わせてくれるアジカンの存在って私は本当にありがたい。ずっと好き。ごく自然に好き。なんかバタバタしてツアー逃してしまったけれど(むむむん…)それでもまあいっか、これからも気が向いたときに聴きたいなぁと思っています。

【漢字】漢和辞典が好き!/『角川 新字源』

「 漢和辞典を買いました。

 

 何故って言ったら、直接的な理由としては「漢字検定準一級の試験勉強の為」なのですが、そもそもこの勉強続かない気がするのでなぁ…(飽き症)(飽きた時の予防線)。ただ準一級くらいになると辞典がないと熟語の意味が全然調べられないんです。続くか続かないか以前に勉強できないので辞典を買いました。二級までは漢和辞典無しでもいけたのですけれども…。

 ただ漢字検定受ける受けないにしても、最近、読書をしながら調べ物をする習慣をまたつけようと思っていて、特に熟語なんかは国語辞典より漢和辞典で引いたほうがいいのではないか?ってここ数日使っていてふと思いました。だから良い買い物しました。

 

 漢和辞典、楽しいです。

 漢字って字そのものが意味を持つから、ぱらぱらーとめくってそのページを読むだけで読みごたえがあるものです。究極の暇つぶし、部首ごとに作られているので「魚」「虫」「けもの」のページに飛んで、ひたすら魚の漢字を覚えまくるとか。いや~~~。それってどうなの~~~。でも楽しいからやってみて~~~。国語辞典引きながら「なんか(あの頃の)楽しさがない…」と思っていたら引く辞書を間違えていた。楽しいのは国語辞典じゃなくて漢和辞典だった。(国語辞典も楽しくないわけじゃないよ、でも漢和辞典の方がもっと楽しいよ)ちなみに「魚」のへんは「さかなへん」じゃなくて「うおへん」と読むらしい。今日この日まで「さかなへん」って私は呼んでた。

 

『角川 新字源』漢和辞典つらつら

 本屋さんに行って、予備知識なしに『角川 新字源』を購入しましたが決め手はこれでした。

 

カバーが圧倒的に可愛い

 イラストレータ中村佑介さんによるイラストが、可愛い!中村さんと言えば、ずーっとASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットを手掛けている方で馴染み深い方。他には例えば…最近読んだ『夜は短し歩けよ乙女』のデザインをされていたり、私は見てないけれどアニメ『四畳半神話大系』のキャラクター原案をされていたり。えええん可愛い。カバーが圧倒的に可愛いのは「特装版」なのでご注意を。2018年刊行なので1年経ってますけれど、書店の本棚で見つけられたのは運が良かったのか…そういうものなのか?

 

 以下は実際に使っての感想と良さと好きなとこ。

 

栞がついている

 読み物、という認識を持つユーザーに配慮されている作り、なのか…?読み物ですね。

 

文字コードついている

 そこまで難しい漢字を入力することはないのだけれど…例えば、あれかなぁ。私の個人的な話だと、小野不由美先生の『十二国記』シリーズを読んでいた時、感想文まとめよーっと思ってパソコンでカタカタとテキストを打っていたら登場人物の名前に使われている漢字がやや難しい漢字なので変換表示されなくて、泣く泣くIMEパッドで手入力して読み込ませた、みたいな記憶が…。驍宗さんの「驍」の字とかは「9A4D」なのでそれで調べれば一発OK。まあ、私はあまり使わないかもだけれど。ちなみに「驍」の意味読んだら、驍宗さんっぽくって、そういうところが漢和辞典の好きなところです。

 

多分信頼できる、多分

 やはり使うからにはどんな辞書なのか、歴史は?誰向け?出版社どこ?みたいな背景はとても大切です。大切だと言いながら下調べなく購入したので当てにはできませんが、何十年ぶりに改訂されたり、収録数なども充実、高校大学生でもOKってことで、私の需要は満たしてるだろうと思いました。カバーが可愛かったから買ったけど、本来ならそれは最後の一押しで、中身の良さが付いてこないといけませんね。

 

最新の製紙技術(多分)

 賞を受賞したりメディア化多数されているので知っている人も多いであろう、辞書編纂の熱く確かな物語、三浦しをんの『舟を編む』を読んで感じるようになりましたが、ページ数が多くなりがちな辞書において、一枚一枚の紙づくりはとっても大事。今もスッとこの漢和辞書を手に持ったのですが、厚さに対して本当に軽い。辞書ってそういうものだと思いがちだけれど、これって当たり前じゃないよなぁ、A4のプリンター用の紙とかそれなりに重いじゃん?と感激。

 

 

 あと個人的に、ほー、へーと思ったことがあったのでそれを書いて終わり。『新字源』のホームページに編者の言葉としてこんな言葉が。

パーソナルコンピューターやスマートフォンの普及によって、覚えにくく書きにくかった漢字への人びとの意識がかわり、多くの人がごく気軽に、難しい漢字を使って文章を書くようになった。このように漢字使用の頻度が爆発的に増大する際にあらためて要求されるのが、漢字の意味や使い方に対する一層正確な理解である。

https://promo.kadokawa.co.jp/shinjigen/

 

 あー、その発想はなかったのであった。音が、意味がわかっていればあっという間に検索で漢字が使えてしまうのか。例えば「顰蹙」とか。いや、少し違うかな。とにかく手書きで書かれなくなったから漢字はどんどん勉強されなくなる、なんてことはないのかもしれなかった。むしろ、誰でも漢字が使えるようになるからこそ、漢字を勉強する意味があるのであった。

 私はどちらかというと、手書で難しい漢字書けるようになりたいぜ、ドヤってしたい!というスタンスなので(顰蹙も薔薇も団欒も書けるようになりたい)この視点は欠如しててとても興味深かったです。

 

 文字って面白いわぁ…そんなことを考えながら、気が向いたときに漢字の勉強でもしますかね。(遠のく準一級合格)

 

【K-POP】最近楽しんでいるK-POPまとめ(2019年6月編)

 tweet以上、ブログ未満。本当はだらだらーっと書きたいけれどタイミングを逃したりちょっと疲れていたり、ここいらでまとめて感想文書きたいと思います。

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【お出かけ】いつだって遠足は楽しい/等々力渓谷に行ってきた

 こんなことを言っていたので

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 行ってまいりました。

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 等々力渓谷

 渋谷から30分は絶対かからない立地でありながら(多分20分くらいで行ける)等々力駅から徒歩三分以内という駅近でありながら、なんと豊かな自然があるのでしょう。舐めてた。私は「等々力渓谷」を。

 ということで、予想以上に渓谷だった等々力渓谷。多分もっと楽しめるスポットはあったと思うのですが(古墳が近くにあったのだけれど行きそびれた)大体止まらず歩いて片道20分くらいです。

 

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 橋。艶っぽさがある朱色がいいですね。

 

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 渋谷から30分です。

 流れる川も、まー綺麗で綺麗で。あれですね、ちゃんと綺麗な川だと空きペットボトルを投げ入れるのが野暮、みたいなそんな清々しさがあります(もちろんどんなに汚れている川でもごみは絶対放棄しませんが)。ということでごみが一切流れていない大層綺麗な川でした(近隣住民の方や気がつく人が掃除しているのやもしれません)。

 

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 自然を浴びられてそれが嬉しくって、心の中で「うひひひ」言いながらテクテク歩きます。

 

 この川がどこへ流れ出るか知っていたのでずーっと川沿いを歩きました。

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 わはーい。た・ま・が・わ!!多摩川です。河川敷とは何もない場所ですなぁ。

 この日は曇り空だと思っていたのですが、なんだかお日様が出てきてしまい、さらには日焼け止めを塗り忘れ、持ち歩き忘れという目も当てられない有様。私、自分の気質とか昔からの習慣で、日焼け予防に対するこだわりが本当になくて、焼かれるが良かろう!というスタンスなのです。が、最近気がついた、紫外線が強いと目が痛くなってきたんですよね…加齢ですかね。肌も痛いですけれど、目が本当に痛くて、翌日目をしょぼしょぼさせることも今年になってから見られるようになったので、紫外線対策、考えていきたいと思います。暑い!

 

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 この花、ドクダミだーって思ったのですが、調べたら「アカツメクサ」でした。思えば、花の名前動物の名前虫の名前雲の名前、そういったものは、「名前」を知らないだけで存在を知っていた場合、どうやって名前を調べればいいのでしょう?ネットサーフィンが好きな私ですが、「検索」というのはあくまでテキスト検索であり(最近は音声検索も、また、音楽を検索できる機能も増えたけれど)画像を検索するのはまだまだ難しいのだろうか。私はこちらで調べて簡単に見つけられたけれど。ちなみに同じ写真をGoogleの画像検索にかけたら結果は「ハマウツボ属」でした。多分違うよね。

 計画があるのも好きだけれど、計画するのも面倒。なので出かけるときは目的地ややりたいことを「点」で考えるようにしています。今回だと「渓谷」「多摩川」「自由が丘」ぐらい。3つの点を結べさえすれば、その過程はどうでもいい、変わってOK。そういう余地があると楽だなぁと思っています。当日自由にカスタマイズができますし。 

 ということで、当初まったく予定していませんでしたが電車賃がなんだか惜しくて、日焼け止めがないというのに自由が丘まで歩きました。大体40分ぐらいでした。駅前で美味しいタピオカミルクティーを買って(これも嬉しい想定外)ずずずーっと飲みながら涼しい電車に揺られて帰りました。楽しかったです。

 

【VERIVERY】「深窓のご令嬢」おったど/『From Now』DIY MV感想

 「もうこれ以上心振れたくないし書きたくないんだよ…」というのが本音ではあるのです、だってこの先進んでも修羅の道だものアイドルってそういうものだもの(もちろんアイドルを遠目で眺めるのは楽しいことであってもはや趣味の1つになってしまったけれど、苦しいこともちょっとはあるのです、色々考えます)。でもVERIVERYの7人が底なし沼にズブズブ浸からせようとして私の足をガっと掴んで離さないんですよ…有り余るコンテンツ、若さ、エネルギー、あとだいぶ個性豊かなキャラクター、楽曲がどれも好きという(私の)思い、ダンス、ビジュアル。漢字一文字で「沼」。

 「もう俺は書きたくないんだ…」という言葉に対しては「では書かなくて結構」というツッコみを自ら致しましょう。でも書きたい、というか、言いたい。言いたかったことはあるので、この文章を書いています。基本的にはスクショ貼らない方針なのだけれど、伝わらないので止む無く貼ります。いいか、言うぞ?

 

 これからの…

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こ、の、視線移動!

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超キュート!!!

最高に、可愛い!!!

 でも写真だとキュートさが十分の一なのでぜひ動画見てください。よろしくお願いします。

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 麗しき深窓の令嬢設定にしては些か気が強い子だけど、舞台はあれだよね、深緑の蔦に覆われた洋館で白い窓枠がついている2階の部屋から頬杖をついて窓の外を見つめてるプリンセスだよねそうだよね!?

 この部分を見たいがために0:12~0:20で動画何回ループしたと思っているのここの歌詞「僕にだけ集中して 僕は君だけを見ているのに」って嫉妬か嫉妬なのかそれを表現しているのかやきもち焼いているケヒョン君なのそうなの!?

 取り乱しましたが、ここのヨノさんパートのケヒョン君が最高に可愛いってことを言いたいだけです。これさえ伝われば、最悪、以降の文章はどうだっていいという思いです。

 この中間管理職お兄さん、あくまで私見です。気性はさっぱり、アイドルとしてパーフェクトに近い受け答え、面白いというよりは普段は収拾つかない周りを笑顔で温かく見守りつつ加速エンジンの役目を担い、よくわからないタイミングでボケをいれることもある、まあ、「VERIVERYの中心!」というキャッチフレーズそのままにVERIVERYのいわば「石橋の要石」みたいなメンバーだと思っていますが、ギャル多めなVERIVERYの中ではチャーミングというよりかっこいいなぁと思うこと多数。でも時々どこぞのお姫様か!?という奇跡の瞬間を叩き出すメンバーでして、今回の事例もそこに加えてよさそうです。本人意図していなさそうなのにそうなっちゃうのが不思議だなぁ。私はそんな彼のギャップが大好きな人間なので、今回のDIY MVのこの瞬間を初めて見たとき画面の前で目頭押さえました。泣いていいと思います。

 ということで、ぜひぜひキュートな青髪ケヒョン君を見ていただきたく、何卒よろしくお願いします。

 

 そしてこの瞬間以外にも見どころたくさんあるDIY MVなのでさらっと箇条書きで私的ここがツボだよを書いて終わりたいと思います。にしても多分編集はミンチャン君なのですが、編集技術確実に上がっているし(別にRing Ring Ringの時も素晴らしい出来でしたが、さらに良くなっている)どこに出しても恥ずかしくない代物です。

  • ずっと可愛い
  • ずっと爽やか
  • でも無性に切なくなる
  • 編集者であろうミンチャン自身の尺が短いの泣ける、偉い
  • ホニさんの、色が抜ける前の金髪が好き
  • 風でほわっと乱れているミンチャンの髪が好き
  • オレンジの髪、その気質、グリフィンドールなミンチャン
  • ホヨン氏と合法的に誰でもアイコンタクトができる罪な動画
  • 無料でいいのでしょうか
  • シャイなホヨンペ、耐えられるのか、私は耐えられない
  • 太ももほっせえ(年長ライン)
  • ヨンスンの無垢な楽しさがすごく安心する
  • 走るカンミン、これ、家族動画
  • 静止画ヨノさんも良いですが、動いているヨノさんがもっと好き
  • From Now、こんなに切ない曲ですか
  • さりげなく音源加工してケヒョン君のアレンジとか加えているの、隠れミッキー

 

 良さしか挙げられませんでした。

 VERI-ABLE活終わりますが、修行ってるVERIVERY君のコンテンツ大好き人間なのでみなさま健やかに、カンミンは学校に行ってください。また次のアルバムができるまでゆるゆるっと楽しみにしたいと思います。

 最後に、修行ってるVERIVERYコンテンツの中でも私が一番好きなやつ貼っときます。ダンス担三銃士の動画見たいな~

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