根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【NCT】とあるロシアンマフィアのお話なのか/NCT U「BOSS」MV 

風の噂によると、今年は「NCT」の年らしい。

そういえばNCTの後ろに「2018」という数字がついていたなぁ...。

個人的には、2018年という年はレジェンド「東方神起」の年であり「EXO」の年であり「f(x)」のカムバックの年であり、つまりSMエンタのどのグループのカムバックも待ち望んでいる年なのだけれど、ああ、NCTの年らしい。2017年はEXOはちゃっかりfullアルバム出してたからなあ…。どうなるのだろう。

とにかく庶民の私が何を言おうと今年はNCTがひと暴れするらしいので、とてつもなく楽しみです。私、NCTが大好きらしい。

 

ということでNCT2018プロジェクト(というものがあるのか?)の先駆けとしてNCT Uがカムバックしました~~~!!!うわ~~~~!!!だいぶメンバーが変わっているのでこれを「カムバック」と呼んでいいのかやや抵抗がありますが、いいのですだって素晴らしいのだもの。完膚なきまでに観客を魅了し叩きのめすことには定評があるNCTですから、容赦なくお願いします!!!はい、MV見ましょう!!!

youtu.be

na,なにこれ…。やばい。好きだこれ…。

何なの、このスタイリッシュヤンキー臭。

ルーカスくんだっけ?新しい子。最初のカメラの睨みよう何なの、何あの真っ直ぐで挑発的な視線は。あとウィンウィンがどどーんと歩いてくる様…「俺がボスだ」と言わんばかりのドスの効きよう。え、シャイでちょっとぎこちないけれどほにゃーと笑うウィンウィンどこ行ったの!?あなた、だ、れ?テミン(「テヨン」ですね。誤記です。訂正します。テミンちゃんはガラ悪く無いよ天使だよ。もっと言うとテテヨンもガラは悪く無いと思うよ)のガラの悪さ(失礼)はまあいいとしても、端正な顔立ちの裏で実はメンバーの中で一番卑劣でえげつない手を考える戦略家なジェヒョンやジョンウもたまらないし、どうしても育ちの良さがにじみ出てスタイリッシュヤンキーになれないマークやドヨン最高かよ。絶対良い人たちでしょこの2人。

もっと言うと、この雰囲気でアルカイックスマイルを浮かべながら下種な台詞を吐くジェミン君見てみたいし、特に何もしなくていいからモデルポーズして色気を振りまくジョニー君が欲しいなと思いました。あとはテイル兄さんもいてほしいね。逆にユタとかは人が良すぎてこの雰囲気は似合わないのかもしれない。ユタは爽やかな曲が似合うね。

 

いや~予想以上に良かったです。期待を裏切らず観る側を良い意味で驚かせるNCTだけれど今回も変わらず。

 

私はNCTというシステムについてはもうどうでも良くて、事務所のやりたいようにやってね(どうせ一市民の私が言っても何にもならないし)というスタンス。どうでも良くなっちゃうくらい、好きだな~NCTしかできないな~という曲を出してくれるので、文句なんて言えません。

今回も曲が良かった。本当に良い。

NCTの有名な曲を聴いていると、サビで印象的なフレーズだけを使い中毒性を持たせ、サビ以外の部分でボーカルを魅せるスタイルなんですね…。今回特に印象的だったのは、やはりテヨンとマクのラップの合わせ技。NCTの年上メンバーと年下メンバーのエースがパートを共にするなんて…(泣)

また、ドヨンとジョンウのパートも良かったですね...5回聴いてようやくこの曲に関しては聞き分けができたような気がしますが、この2人の声似ている~。でも違う声ではあるから注意して聴いてしまい、ますますこの曲のドツボにハマってしまう。私はSMエンタの策略にかかってしまったのだろうか。ドヨンくんが好きな私としては、彼がたくさん歌う場を設けられているのは嬉しい限りです。歌がさらにうまくなっているような気もしますし。SMステーションなども含めて色々歌わせてもらっとるもんな。また、ジョンウくんも歌が上手い。どんだけ優秀な人材を隠しているんだSMよ...。そして、ジョンウくんの髪の分け方、髪色がPENTAGONのキノくんに似ているような気がして胸ときめく私。え、、、待ってキノくんとジョンウくん、同い年。。。え...?いや待て、ルーカスくんはそれよりさらに一歳年下なの?嘘でしょ。ははは(乾いた笑い声)。

 

何故テイルひょんではなく、ジョニーでもないのかって考えていたのですが、「BOSS」のMVをこういう風に撮りたかったのであるならば、ジョンウとルーカスの起用は頷けるものがあります。

 

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VS

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(※ごめんなさいウィンウィンが入ってないです↑)

 

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ジョンウとルーカスではなく、テイルとジョニーだとしたらこの対立構造は途端にバランスが崩れます。年齢的にはジェヒョンはマク派なのでは?と思うけれど、一応年長組にカウントされるんですね。ほほう。

何を意図して、この曲、このメンバーに行き着いたのかはわかりませんが、「この人別に必要ないんじゃない?他のメンバーの方が良かったんじゃない?(言い方は酷だけれど)」と誰一人思わせないあたりNCTはすごいし、改めて恐ろしい試みです。これがきっとベストな「BOSS」なのでしょう。本当にありがとうございました。MV回しまくっております。

 

が、やっぱりMVPはウィンウィンだな…。

あの一瞬ですべてを掻っ攫っていった男だよ。圧力ハンパなかったよ…例えパートが皆無に等しかったとしてもあのウィンウィンがこの曲のMVのすべてだよ。真のラスボスは彼で間違いないよ。

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【ルパパト】第2話『国際警察、追跡せよ」感想

ルパンレンジャーvsパトレンジャー(通称「ルパパト」)第2話。

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ルパンレンジャーが闘う理由が早々に明かされましたが、思いのほか重たい。非常に重たい。しんどい。それぞれが愛する存在が目の前で氷漬けになり消滅した、と。これはトラウマですよね...。兄さんが氷に閉じ込められ、パリン…と消滅した時の魁利(かいり)の絶叫は、「え…これ第2話…ハード過ぎない…?」とわざとお道化ないと泣きたくなるくらい。あの絶叫良かったなぁ...。第2話でこれなら最終話に近づくにあたりにはどうなってしまうのだろう。

そして絶望に苛まれる3人の目の前に現れたのはキュゥべえ大怪盗ルパンの末裔に仕える執事のコグレさん。え、コグレさんってインキュベーターじゃないの?(元ネタは「魔法少女まどか☆マギカ」)ルパンレンジャーたちにルパンのお宝取り戻させて、怪人ルパンの復活をもくろんでいるんじゃないの?だからルパンレンジャーを駒にしようとしているんじゃないの?え?とりあえずコグレさんが怪しすぎるので、これからどうなるか非常に楽しみです。「怪しいと思っていた人が実は怪しくない」という展開はサスペンスドラマにありがちだからな!!!

今はパトレン側が劣勢、見せ場もやや少ないところがあるものの、パトレン側は非常に見ていて安心感を抱きます。

というのもルパン側は、出自も年齢も多分バラバラ。価値観もバラバラ。ただ叶えたい願いが一致しているだけで共闘しているだけ。では願いが叶わなかったら?あるいは願いが達成されてしまったら?彼らが変身する理由も、闘う理由もなくなってしまうんですねー。ヒーローは、何のために戦うのか。別に構いませんが、ルパン側は現段階だと非常に「利己的な」理由で戦っている点も今後注目していきたいところです。

ルパンレンジャー、好きです。嫌いになる理由はありません。が、ルパンレンジャーにひらりひらりと躱されて、なんか3人が1つに融合してめちゃくちゃで、レッドは熱血漢でもう完全に良い様にからかわれるポジションなパトレンジャーだけど!!!国際警察としてひたむきにギャングラー(敵)を追いかけているんだぜ!!!と声を大にして私は言いたい。パトレンジャーはかっこいいんだぜ。

 

。。。いかん。熱くなりすぎた。

後々パトレンジャーは特に名(迷)言の宝庫になりそうな予感がするので、視聴の際はメモ帳が手放せない気がします。楽しみだー。

 

 

【ドラマ】金曜ドラマ『アンナチュラル』第6話感想

観ました。

 

今回、「ああああ好きだなぁあああああ」となったのは、

ミコトと東海林が「友だちじゃありません!!!」と笑いながら「飲みにいこーーー!!!」とキャハキャハしている彼女たちの後姿を見送る六郎くんがつぶやいた「わっかんねえなぁ」の深みと

同じく、ミコトと東海林が些細な言葉のやり取りで険悪な雰囲気になり「そうね私たち友だちじゃないもんね」という言葉まで叩き出してしまう一連の流れ、

の2つでした。

 

「友達じゃない」というタイトルには、ミコトと東海林、大学時代の同級生4人グループ、六郎と宍戸と3つの意味が込められていると思われ、お互いの対比をするのが考えさせられつつ楽しい素敵なタイトルだと思います。

 

ミコトと東海林がどんどん険悪になる数分間、雪玉が坂をゴロゴロ転がるようなスピード感と、本当に些細な不満・不足の玉が転がるについてどんどん雪を纏い大きくなっていく情景と重なり「はぁ。。。」とうっとりしてしまいました。このスピードと綱渡り感は現実みがある。

険悪の原因は、恋愛への価値観であり友情であり将来の焦りであり、つまりはちょっとしたすれ違い。ドラマを観ていた時、「いきなり険悪になりすぎじゃないか。ちょっと無理がないかここでいきなり気まずくなるの」と思ったのですが、今回、東海林が事件に巻き込まれることになった異性間交流会及び月会費5万円の高級ジム、という6話序盤に配置されたネタが効いていることに気がつきました。5万円が、でかい。

本編では度々「合コン」を「異性間交流会」と呼称を改められ、ふざけた会話で気楽な雰囲気で話題にあがっていました。その度に「異性間交流会ってwww確かに合コンを丁寧に言い換えるとそうよね。。。」とほのぼのツッコミながら見ていたわけです。でも、この「笑う」の裏にはそれだけ「真面目」が潜んでいたんだなということに、今回気がつかされました。

「異性間交流会~~~~!!!」と笑顔の裏側では、30代半ばに差し掛かる女性としてどう生きるか、という実に大まじめで切実な議題が乗っかっていたわけです。こ、怖い。それが東海林の「5万円」なのだなと。ううう。

「5万円」であわよくば、高給取りで体も鍛錬しているイケメンというわかりやすい「外側」を備えた男性を射止めようとしていた東海林が、第6話の最後に、今までの無礼な振舞への謝罪も多分込められた、刑事さんの配慮にドキッとするところまでが良かったです。いや、わかりやすい「外側」も大切で、東海林がそこにこだわるのは悪いことではない。人間、中身だけじゃないですもの。

 

そしてミコトが心を閉ざしている様は東海林も察していたことがわかった回でもありました。そうか。ミコトさんと中堂さんって、似ているんだね。そして、多分六郎くんも。

 

『アンナチュラル』は『SPEC』や『TRICK』に似ているかなと思っていましたが、実は『ストロベリーナイト』っぽさもあることに思い当たりました。『SPEC』や『TRICK』に似ているのは『99.9』の方でした。

SPECは当麻が女性である以前に「刑事」であり「人間」である物語でしたが、『ストロベリーナイト』は姫川が「女性」であり「刑事」である物語でした。

 

色々と考えさせるドラマは大好きです。

これから物語がどう収束していくか、楽しみです。

【VIXX】ラビ生誕祭によせて

VIXXのラビさんお誕生日おめでとうごさいます。

誕生日という記念すべき日に、私はラビさんのことを考えようと思います。

 

 

2017年は、ラビさんがVIXXのメンバーであることに感謝する1年でした。


私はいつからでしょう、彼は「愛する人」なのだと思ったのです。私が彼を愛しているのではなく、ラビさんは愛を実践する人なのだと。

オンドンイを飼い始めた頃からでしょうか。

人間が好き。犬が好き。◯◯が好きだから、という言葉では形容できないこの感覚。「あーーーこの人はここまで愛する人なのか」と思える人間って実はなかなかいない。

ラビは真っ直ぐに、正統に、何かを愛するのです。

 

「愛する」という動詞について、私が知っていることは少ない。けれど、時として愛するということは「自分が」愛することであり、もっというと自己愛とか自我とかそういうものもセットになると思うんですよ。多分。

愛と憎しみは表と裏。憎しみは、多分「私が」愛するから生まれるものなんだと思うのですけど、ラビさんの愛し方にはあまりそれを感じない。というか、己に対しての鬱々としたものや混沌、承認欲求とかそういうものがあんまり無くて、さらっとした愛し方で(だからこそ甘く深く際限がなさそう)そういうところに私は好感を抱きます。

同じグループのケンちゃんにベタベタしてるのは、本当にケニョンきよぉ…って思ってるからだと思うんですよね。ストレートですよね。真面目です。愛犬についても同じで。
VIXXのメンバーの大部分に言えますが、本当に人間としてさらっとしている。大人な人たちが多いです。アイドルという仕事をしていて、多分色々嫌なことが沢山あるし考えることもある中で、精神のブレをドーンと、あからさまに表現することってないじゃないですか。わかりやすく言うと「あ、この人不機嫌なんだな」とすぐ見て取れる態度をする人がいない。

ラビもそうで、彼の作品を聴いているとこの人の内面にはこれほどの海が広がってるのかと思うほど広く深い海を持つのに、それをあまり悟らせませんよね…創作に昇華させているんだろうなぁ…そういうとこ、本当に好きです。

 

2017年から2018年初めにかけて、彼は東洋コンセプトを引っ提げてのグループ活動の一方で、自分のアルバムも作っていました。ソロコンサートもしました。大晦日に、そしてIOCの開幕式でも見事な東洋ファンタジーを演じた一方で、2月の頭にはガッツガツソロコンサートをやり遂げました。

「桃源境」のパフォーマンスを初めて動画で観た時、明らかにラビ個人の音楽と「桃源境」の音楽性は異なるのに、見事な仙人っぷりかつ雰囲気を損ねないラップを打ち立てたラビを見て、私はとてもとても感動しました。ラビがVIXXで居続けてくれて、本当にありがたいと思います。

 

彼は心優しく、真面目で音楽にまっすぐな表現者です。自分の音楽を持ちつつ、グループの色に染まることもできるすごい人です。この両者が共存していることって結構すごいことだと思うんですよね。

 

私は、彼がこれからも創作活動を続けられることを願います。

 

ラビさん、お誕生日おめでとうございます。

【ルパパト】「快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー」第1話感想

忘れていた。この感動を。取り戻すのに時間はかかってしまったけれど、この感動はもう忘れない。そして手放さない。そう、戦隊シリーズはとてもとても楽しい30分なんだって。

日曜朝のお楽しみ「快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー」第1話を見ました。

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スーパー戦隊シリーズ」として長年に渡り日曜朝に子どもたちへ夢と希望を送ってきたこの枠。私の記憶を遡ると、どうやら「タイムレンジャー」あたりから私は観始めたようです。wikipedia(スーパー戦隊シリーズ - Wikipedia)で見てみたら思いのほか見てて笑った。「トッキュウジャー」まで見てましたね。その中では「シンケンジャー」がNo.1です。一筆奏上!ね...あの5人のバランスが最高だったんだ…私は殿と皆に呼ばれていた丈瑠(松坂桃李さんが演じた)よりシンケングリーンの千明が好きだったんだ…。

流石にここ最近は観ていませんでしたが、今日たまたま見てしまったのがいけなかったんだ…

スーパー戦隊、最高だ!!!

 

いや、良かったです。ルパンレンジャーvsパトレンジャー。多分これからも見ます。久々にテンションが上がった。

 

2種類のヒーローが存在する異例作

「ルパンレンジャーvsパトレンジャー」(以後「ルパパト」と呼ぶ)は戦隊シリーズの中でも異例作と言っていいと思います。何故ならヒーローが2ついるから。

タイトルからもわかる通り「ルパンレンジャー」と「パトレンジャー」が闘う?話なのですが、結局は共闘して地球で悪さをする怪物をやっつけよう、という流れになるかと思われます。が、1話だけで言うと、悪事を働く敵「異世界犯罪者集団ギャングラー」からお宝を盗みもれなく倒すルパンレンジャーと、それを追いかけるパトレンジャーという構造が提示され2つのヒーローは敵対関係にあるようです。熱い。熱すぎる。この三つ巴の戦いが斬新すぎて楽しくなってしまうわけですが、この年になって冷静に考えると、「このやり方いいもんだなー」と思うのです。

 

ルパンレンジャー派かパトレンジャー派か

多分保育園幼稚園小学校低学年ぐらいは、火曜日からこの構図ができてみんなでワイワイ遊ぶことでしょう。第1話の見せ方から考えると、ルパンレンジャー派が多数派になるか。私はパトレンジャー派なんですけれどね。

なんというか、ルパンレンジャー派とパトレンジャー派で子どもたちにはワイワイやってほしい。ヒーローか、悪か、ではなく、みんながヒーローになればいいんじゃ…。ああ平和な世界。

あと、地味に面白いなぁと思ったのはレッド(赤)が2人いることです。ルパンもパトレンも赤はいて、後のヒーローはそれぞれ、青・黄色と緑・ピンク、という戦隊ヒーローものなら定番の色設定。赤はどのレンジャーにも必要なんですね。面白いなぁ。

 

新たなヒーローは登場するのか

そうなのです。2種のヒーローが存在してしまうがために、初回から3人、3人で計6人のヒーローが既に登場のルパパト。スーパー戦隊シリーズにあるあるな、途中から新しいキャラ登場!!!は一体どうするのでしょう…。べらぼうにヒーローが登場したらしい「キュウレンジャー」も、生身の人間のヒーローは7人が最大か…?となると、ルパパトは双方1人ないし2人入れる形になるのでしょうか…?2人それぞれ追加したら10人!?…。すごいわ...。そのあたりも楽しみ。

 

ルパパト第1話の個人的なツボ

  • パトレン1号の熱さ大好き
  • 全体的にルパンレンジャーよりの演出(仕方がない)
  • ルパンブルーが戦隊シリーズ定番のキャラで大好き
  • ルパンイエローが猫のように軽やかキャラ
  • 変身後のダサさ(←言うな)
  • 初回あるあるなヒーローのぎこちなさ
  • 客をとっとと帰らせるルパンレッド
  • ヒルトップ管理官の登場シーンがこれから楽しみで仕方がない
  • 敵さんのデザインのがちゃがちゃさ大好き
  • 初回はついに戦わなかったパトレンジャー
  • まだまだよくわからないパトレンジャー

 

一緒に楽しんでいくスーパー戦隊シリーズ

スーパー戦隊シリーズの何が楽しいって、ぶっちゃけて言うと演者さんの成長過程というか変わる様子を見ることができることなのであります。「成長過程」なんて言うと上から目線で良くないですが。若く俳優としてのキャリアもまだまだこれからな方々がキャスティングされる傾向があるスーパー戦隊シリーズ。初回はなんだかぎこちなく「これで大丈夫なのかなぁ...」とハラハラしつつ、それが良い味になっているところから、終盤、慣れて最初のぎこちなさが無くなりチームワークも良くなっているような雰囲気からの、勇気と希望が満ち溢れた終わり方!!!…泣けます。この楽しみを約1年も味わえるんですよ楽しいにもほどがありますね。

私は、敵がどんどん強くなり「このままだと絶対勝てねえええ」という状況から大逆転する展開が大好きなので、それを心待ちに、時間と気持ちが許す限り、見ていきたいと思います。

 

ここ最近は私と同世代の方がヒーローを演じられているのもなんだか感慨深いです。

これから日曜の朝が楽しみです。

 

あと、これまた久々に見たライダーもの「仮面ライダービルド」がなかなか感動して朝から叫んでしまった…男と男の友情熱い…そして自分を消滅させるボタンをヒロインに預ける主人公、憎すぎる。重たい。実に重たい。ボタンを押すことにならなくて本当に良かった。

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【VIXX】誰かの世界が終わるとき/VIXX「1,2,3,4,5(近づいてくる)」感想

VIXXの4th mini album『桃源境』に収録されています。

www.youtube.com

この曲めっさ好きなのです。

とてつもなく好きで、今もよく聴きます。

 

こうして時々とてつもなく好きな曲で私の中で生まれますが、多分この曲もそのプレイリストに収録されるのでしょう。あまりに好きで、150字とかそこらでは到底収まることはなく、こうして今文章を書いています。インターネットの片隅でふわふわと流れるこの文章に、同じくこの曲が好きな人がたどり着き、読んでくれると嬉しいなと思いながら書いています。まあ、大体このブログはそういう気持ちで書いているのですが。

 

とても、静かな曲です。淡々とメロディは流れ、怒りもなく悲しみも激情はそこにはない。きっとたくさん憤り悲しみ、悲嘆に暮れたあとの物語なのでしょう。凪いだ海のように穏やかな曲。とても美しく、悲しい曲。こういう世界に生きたい。思わずそう思ってしまうような、静けさが好きな曲です。

この曲はラビが作詞をし、作曲にも携わっている曲という点も無視ができません。ラビ、こんな歌詞書くんだ…。こういう曲作るんだ…。VIXXだからではなく、ラビの作る曲が私は好きです。VIXXのことが好きだからラビの事も知ることができて、もしかしたら見当違いをしているかもしれないけれど、ラビがどんな人なのかもちょっとはわかるような気がして。世界に優しく人に優しく自分に真面目なラビさんの曲が私は大好きなのです。「NIRVANA」も大好き。

 

VIXXの曲ってラビのラップのパートがものすごく大事だなと思っています。

特に活動曲は耳にさわりが良い印象的なフレーズを入れてくる分どうしても歌詞の内容が薄くなりがちというか、こんなの威力的には大したことないねん、と思うことがあるのですが(←あ、これは私の個人的感想です)VIXXはキャッチ―なフレーズを入れつつもラビのパートでぐっと濃く煮詰めてくる。ラビのパートの比喩とか表現が私ものすごく好きなんですね。和訳されたものを読んでいるので、もしかしたら本意とは違うかもしれませんが(これは私がたとえ訳したとしても母語ではないのでつきまとう感覚かなーと思います)。

この「1,2,3,4,5」という曲もまさにそうで。愛した人との別れを穏やかに歌い上げている一方で、ちょっと綺麗すぎやしないかと。もっとどろどろしたものがあるでしょう。こんな綺麗でいいはずがない。散々もがき苦しんだあとの凪を歌っているのはわかるけれど、それにしても穏やかすぎて逆に怖い。そういう流れからラビのラップでほんの少し、荒々しさ、人間らしさ、正直な気持ち、恋人への恨み、そして自分の中の感情を葬り去ることを宣言する。諦念。あああああ、たまりません!!!

 

自分がこういう思いをするのは御免ですけれど、やっぱり気になってしまう。

こういう経験してみたい、なんて思ってしまう自分もいる。

誰かの世界の終わりの曲。この曲の誰かが再び生きるまでの道は見えてこない。荒廃した世界。綺麗。そして孤独、ですね。非常に情感に訴えかける、素晴らしい曲です。

 

VIXXというグループが詰まっている一曲です。こういう曲歌わせたら敵わない。これがVIXXの曲だと、絶対的な自信をもってプレゼンしたい一曲です。

 

またライブを見ていると、メインボーカル組の安定感がすごいことがよくわかります。声が安定している。特にケンちゃんの安定感はとんでもないです。歌い上げるパートはさりげなくケンちゃんが歌うパート割。レオさんはライブで歌うと本当に歌うことが天職なんだな歌いたい人なんだなというのがよくわかります。気持ちよさそうにレオさんって歌いますよね。またこの曲はヒョギ、えねねんもどっしり歌っている曲なのでいいんですよね..。ほんびんくんのパートもものすごく好き。いいかげんほんびんくん歌ってほしい。VIXXは声が高めだからほんびんくん大変そうだけれど、ほんびんくんの音域で歌ってほしい…ぜひ彼のカバーアルバムが聴きたい…。

 

私は、アイドルも恋愛をするものだと思っています。

だからメンバーは一体どんな気持ちでこれを歌っているのだろう、と考えます。特にケンちゃんがこの曲を歌っているのを聴くと本当に悲しくなってしまう自分がいて驚きます。なんだかんだメンバーの中でこんな恋愛が似合うと感じるのは私の中ではケンちゃんだから。彼がこの曲の主人公ならさぞかし絵になるだろう、なんてひどいことも考えたり。しんどい。

 

VIXXのメンバーが幸せならいいなぁ...なんて重たいことを考えて、この文章を終わりにします。本当にこの曲、好きなんです。

VIXX 4thミニアルバム - 桃源境 (誕生花バージョン)

【SVT】これで最後なら怒るし、これで最後にしてほしい/SEVENTEEN『THANKS』

初めてこの曲を聴いた時、まさかね、こんな感情を抱くとは思わなかった。

率直に言うと、すんごい「腹が立った」んです。本当ごめんなさい 何言うてんの君?ですよね。と言いながら、ここのところSEVENTEENの「THANKS」かgugudanのアルバムぐるぐるリピート状態なので 嫌いじゃないんですよ大好きなんですよ。

 

なんで腹が立ったのかと言うと「淵に立つ君たちを見ていたくない」という意味不明かつ完全に私の我儘(そもそもアイドルを追っていて自分勝手じゃないことなどあるだろうか、いやない(反語))です。

MV観るのも曲を聴くのも当初ものすごくしんどかった。今もしんどいですが。しんどいのに、聴く。心に電気を供給しないで、なるべく無感情で聴く。この「しんどい」ことそのものが、この曲の力強さ、メロディで伝えるメッセージ性(韓国語わからないのでとりあえずは音と映像が頼りです)を物語っていて、すごい曲であるのは間違いない。だけど、「やめて」と思う自分もいて。今の自分の精神状態?考え方にもよるのかもしれません。ギリギリの淵に立って頑張ることを許容したくないというか。命そのものをエネルギーに、切実な願いから生まれる沢山の芸術作品は、美しいし力強い。私はそれらに幾度となく心を打たれ、こんな綺麗なものが生まれる世界なら、生きててもいいのだろう。時々泣きたくなるときに、1人勝手にこんなことを思い込みながら生きてこれて。だから否定するもんじゃない、私はその恩恵に立っているんだと思いつつ、もうギリギリ生きるのヤダって思っている自分もいる。命すり潰すときに生まれる一瞬のきらめきと、命大切にまるで感覚を鈍らせ死んだように生きるのならどちらがいいか。

…前者ですね笑あれま、何故私は腹を立てていたのだろう…。

 

もっと正直に言うと、ざらっとした。正直すぎる。懸命すぎる。正論で、否定することができない、その「完璧さ」が今回は私のひねくれた心のどこかで引っかかってしまったのだろう。私は行き場のない、逃げることもできない、絶対的なものが多分苦手なんだ。「ありがとう」なんてどうして避けられようか。正しい。せぶちはおかしくないし、きっと作りながらも必死で想いを込めた曲で。否定などできない。完成されたものに対しては私は苦しくなってしまうのだろう。本当ごめんね。

 

ということで、私のモヤモヤの原因がわかったので大丈夫です!良いぞ!この曲。

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思いきったパート割だなぁと思いました。パッと聴くと。

私はあまり感じませんが、せぶちのメンバーの「パート割り不足」に対する不満(があったとすればそれ)を、ユニット活や、曲によって参加メンバーを減らす曲をアルバムに組み込むことで、上手くいなさことができる。その仕組みがあることが既に強い。

彼らが今やりたいことを、伝えたい感情を表現にする。その最適解をがっちり掴み取ることに躊躇がない。そこがせぶちの良さで、曲のクオリティに繋がりさらにファンを作るのだろうなぁ…と分析してみたり。今回はラップよりボーカルメインの楽曲となりましたかねー。せぶちはつくづく曲の幅が広いグループなのだと感じずにはいられません。

 

個人的に印象に残った部分を挙げてみます。

 

ディノ&ジュン(ホシも?)のパート(2番始め)

ここのパートが私は好きです。

ディノちゃんは本当に器用なのかエンターテイナーなのか曲によってコロコロ表情を変えてくるのでまさか彼が歌ってるとは思いませんでした。2番からビートが細かく刻まれ、心臓がどくどくしてきます。1番では比較的ゆったり入り、ラップのところで駆け足に、そしてもう一度ウジやスングァンのところでスピードが緩み空気が張り詰める、そしてサビ。ここから2番の冒頭は1番のゆったりとした入りとはやや異なり、ここからは止まらない。むーーーー。音から感じた印象を言葉にしただけで、この曲はライブハウスとか狭い箱で聴きたいなぁ、と思いました。縦ノリしたい。多分私は体の前でぎゅっと両手を握りしめて(さながら何かに祈るかのように)目をつぶり聴くだろう。大音量による空気の震えを体で感じたい。

 

スングァン

ここ振り付け見てガーーーーンと痺れたのだけど、もう切実さしかなくて胸が苦しくなる。スングァン、君はこんな感情を声で表現できていたのだね。彼のパートの音の鋭さがすごくてすごくて。切れ味抜群でさっと消えてしまう。伸びないところがいいですよね。ここすごいです。何に例えればいいんでしょう。あまりよい例が浮かびません。

 

ドギョムさん

このパートはドギョムさんしかいない。彼が歌うことで初めて完成される。そういうパートですね。今回メインボーカル組&ウジはほぼ固定で印象深く大事なパートを歌わせてる印象。これまでなら1番の2番でメインボーカルはお互い交換、みたいなやり方もあると思うのですがそれがないですね。はぁーーー。とても真面目だ。

 

ひぽち

今回パートは少ないのですが、ヒップホップチームがいいですねぇ…1番と2番で2つに分けたの良いなぁ。クプス&ウォヌの組み合わせは目新しさは感じないのだけれど、バーノンとミンギュの組み合わせは何故か新しく感じた私。バーノンとミンギュってそんなに関わっている印象がないからかなぁ...でもいいなぁ。具体的に何って言えないのがもどかしいのだけれど、今回のひぽちはいいです。ひぽちのパートで刻まれる音が好き。ワクワクドキドキ。駆ける心。身体が自然と動く動く。いいですね。

 

 

ということで、ロクな感想が言えませんでした。この曲を前に私の言葉は敗れた、という感じがします。語彙力の放棄です。悔しい。パフォーマンスをみたら(2/7のSHOW CHAMPION)これまた素晴らしい仕上がりで、私さらに悔しい。

 

良かったです。

でも、これがSEVENTEENとして最後なのだとしたら(んなことは誰も言ってないし、彼らはまだまだやるつもりだろうけれど、MVを見ていると漂ってくるは「終末感」)私はめちゃめちゃ怒る。

そして、こんな曲はできればこれで最後にしてほしい。

本当に苦しくてたまらないから。

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