根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【独り言】アイドルと魔法使いの話

アイドルと私たちは、共犯関係にある魔法使いなのだと思う。

 

それほど熱烈にではないが、隣国の音楽が好きでこの数年で色々なアイドルグループを見てきた。「見てきた」と言ってもライブも行かないしアルバムも滅多に買わないのだけど、それでも彼ら彼女らの曲は知っているし名前も顔も覚えている。

見てきたグループの中には解散を明言し実行したグループもいる。自然消滅的な形で消えてしまったグループも、解散はしていないけれどここ数年新曲をリリースしていないグループも、メンバーが脱退したり問題を起こして活動に参加していないグループもいる。

私にとって、今、日本でアイドルと言えば?と聞かれると、まず思い浮かぶのはジャニーズでありAKB48だ。時間が数年前で止まっているような気もする。今は乃木坂とか欅坂という声も聞く。それ以外にも性別問わず様々アイドルが活動をしていて、私はそのほとんどを知らない。

 

アイドルとファンは、魔法をかけ続けている共犯者なのだと思う。それをはっきりと認識したのは、K-POPの人気アイドルグループEXOから次々とメンバーが脱退をしたときのことだ。全員で横並びになって挨拶するときの「We are ONE!」と掛け声。騒動の前まではキラキラして聞こえた。音に色はないけれど、あの掛け声を聞いてどれだけ頼もしかっただろう。光って見えた。このままEXOは何事もなく素晴らしい曲を出し続け活動していくものと思った。しかし、騒動後詭弁にしか聞こえなくなってしまった。馬鹿やろー…って今でも少しだけ思っている。嘘じゃないかって。違う、私が信じられていないだけなのだ。

もちろん、騒動後もEXOは変わらずに活動を続けている。ヒット曲も出しているし相変わらずかっこいい。念のため言っておく。今でもEXOは嫌いになれないグループだ。

EXOの騒動で、私は魔法の存在を認めた。認めたことでどうなったかというと、冷めた。「グループよ、永遠なれ」という祝福が、呪いに転ずる時のエネルギーを知った。「魔法少女まどか☆マギカ」における、魔法少女と魔女の関係そのものよね。キュゥべえが回収しようともくろんでいるエネルギーそのものだ。

魔法とは「グループはこのまま永遠に続く」ということであり「誰も欠けることがない」ということだ。

魔法を認識した時から今まで、私はずっと考えている。何故、魔法があることによって認識は大きく変わっていってしまうのだろう。グループ愛ってそんなに必要か?メンバーは仲が良くないとダメなのか?嫌ってはいけないのか。性格も趣味も異なる他人なのに?でも、わかる。だってファンはメンバー間の些細なやりとりに喜びを見出してしまうものだから。もうあれって何なのだろう。例えば、現実世界でAさんとBさんの個人的なやりとりで胸がときめくことってある?私は、ない。あの心の動きはどういうメカニズムなのか少し知りたい。

ということで、脱退・解散が魔法の終焉というのもわかることだろう。現実は別にあった。私たちは見たいものを見ようとして魔法をかけていただけだった。残酷な真実。

 

ということで←?

ソイちゃん復帰おめでとう。

ソイちゃんというのは私が好きなgugudanというグループのメンバーです。gugudanは11月に曲を出したのだけれどその時は「肩の負傷」ということでソイちゃんは参加していなくて、写真もない、映像もない、メンバーが少しソイちゃんに触れていることもあったけれど基本的になんの音沙汰もなく、個人的には「もうソイちゃん戻ってこないのかも...?マジで…(´;ω;`)」と思っておりました。

そんなことがありましたから、今回ソイちゃんが活動に合流するということで私はとても嬉しいです。1月の中旬に行われたアイドル運動会の収録には出ていなかったので「復帰すると言いつつ、もしや…?」と最後まで疑っていたけれど、先日動画でソイちゃんが登場されて、元気そうだったので私はとても嬉しゅうございます。

これもね。多分私が魔法をかけ続けたいからだと思うのです。gugudan(九九段)という名前を恐れ多くもつけてしまったばかりに、メンバーが一人でも欠けてしまったら私はグループ名をまともに見ることができなくなってしまうような気がして。ほんと身勝手だなぁ...。

魔法なんて、無くなってほしいなぁ...と思いました。私が魔法をかけるのをやめればいいのですよね。別に魔法なんてかかってなくても、私はgugudanの曲が大好きなのだから。(ほんと今までリリースされた曲がどれも好きなんですよ!)

 

ホヤが抜けたINFINITEが1位を獲り、ジニが抜けたOH MY GIRLちゃんたちも1位を獲り、ジェソクが抜けたGolden Childがカムバックし、ソイちゃんが戻ってくるgugudan。色々なグループがあって良いのだと思いたい。去る側も、残る側も、幸せな事が大切。だからタオは幸せにならないとダメですよーーーーとも思った。今日。

 

連日、有名なグループからメンバーが脱退するニュースなどを耳にして思ったことでした。ああ、ほんと、魔法かけるの、やめにしたい。

 

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【少女時代】かっこよくてパンチが効いた感じが最高/「You Think」

少女時代の曲を最近聴き始めました。

もちろんこれまでも主要な少女時代の曲は聴いてきたのですが、アルバムを聴き込むようなことはしてこなくて。「活動曲を聴いてパフォーマンスを楽しむ」という楽しみ方から、「アルバムの他の曲、ジャケットも含めて楽しむ」という形に変わりつつあるなかで、少女時代も聴いてみようかなと思いました。

手始めに比較的新しい曲から。今は5集の『Lion Heart』を聴いているところです。「Lion Heart」とか全然好きじゃなかったのですが、ちゃんと聴いてあら不思議。超面白い。これはいいわぁ...と思っているところです。というか他のアルバム曲もいい感じ。少女時代ってすごいんだな...。

 

少女時代をめちゃくちゃ追っていたわけではなかったけれど、間違いなく私のK-POPの入口の1つではあった少女時代。スキニーをぴったり着こなし見事な脚線美。全員が全く違う個性の持ち主で可愛い曲も遊び心ある楽しい曲も、かっこいい曲もこなせるスーパーグループ。「整形しているんだろどうせ」と貶す声に頷きながらも、しかし歌もダンスも素晴らしくて、これは努力以外の何物でもないだろう?と感動しながらどんどんハマっていきました。他のアイドルグループも知るようになり少女時代のライブに行ったことはなかったけれど、それでもすんごいグループであることは知っていて。ああもっと早くにたくさん曲聴ければ良かったなーでも自由にできるお金も今よりずっと少なかったし...。悲しい。

 

遅いということはありませんから、今、私は改めて少女時代を聴こうと思っています。というのも久々に歴代のMVを見ていたんですけど、まーーーーー良い。楽しい。綺麗可愛いかっこいい歌上手い存在感ありすぎる。こんな言っているんだから少女時代が好きなんだろ?って思いますけど、それとは別なんですよね。好きだとは思うけれど、他にも好きなグループはたくさんある。でもいいんですよねー。やっぱりすごいんでしょうね。少女時代。

 

ということで、短めに少女時代のミュージックビデオやら曲やらダンスやらを引っぱり出そうと思っています。飽きるまで。

 

最初は2015年リリースの「You Think」という曲。「Lion Heart」とのダブルタイトルだったのかな。私はリリース当時からこの曲の方が好きでしたーーー。

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低音が効いていてかっこいい。聴きごたえがありますね。こういう「男なんてさ、」と吐き捨てる系の曲、少女時代は結構あった気がして好きです。この曲のすごさはやっぱりTTSの3人なのでしょう。Bメロの歌い回しはテヨン、ティファニー、ソヒョンが担当していますがここの歌い回しね...はあああああああ...すごいんだろうな...となる(ど素人の意見です)。流石。あと私はサニーの癖のある声や歌い方がスパイスになっているのが好きです。ぞくぞくしちゃう。

安っぽいととるかセットととるか人によりけりかもしれませんが、ドンドンと鳴り響く低音と金銀ぴかぴかしている眩しい感じが、耳から目から脳内に刺激をくれる感じがするので好きです。この大御所感はそれなりに経験を重ねてきて生き残ってきて大人の女性である少女時代ぐらいでないとできない。この「贅沢さ」が良いところです。ほんと長く第一線で続けるって、それだけで価値あることですよね...。

1つ残念なことがあるとすれば、マンネはガッツリヤンキーメイクより清純な方が合っているよなーというところぐらいか。ソヒョンちゃんは髪色染めない方が好きです私。

 

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この日のテヨンは、1つのジャンル、概念のようなものとして完成されている...!!!と意味が分からないことを考えました。とにかく「完成されている」よ、テヨンさん。

 

5集 - Lion Heart (韓国盤)

【MXM】多幸感でいっぱいになったお話/MXM「I'M THE ONE」MV

絶賛カムバック中のMXM。今回のカムバックの曲も気が向いたら何か書くかもしれませんが、今は私はこれが書きたい。

 

多幸感でいっぱいになった、というお話。

 

私はステージ上で、映像の中で、音の中で繰り広げられる世界の美しさに惹かれてK-POPを聴いています。時々心震える音楽に出会うことがあるけれど、「多幸感でいっぱいになった」というのもそんな心震える瞬間の1つなのだと思います。

MXM(BRANDNEW BOYS)の「I'M THE ONE」についてです。

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天国かな、ここは…。

 

まずこの曲のすごく好きなところは、ラストサビ手前のCメロでしょう。このパートがあったから好きになったと言ってもいいです。ここすんごくワクワクするんですよ。バスドラの音かな、どーんどーんって音が入るでしょう。この音がワクワクの理由なのだと思うのですが、こう、前向きな力強さを感じる。

 

あとMVの色彩、雰囲気、構成がとっても好き。満点...デビューでこれを叩き出せるってほんとすごい。

 

さて、簡単に感想を書いたうえで。

実はこの曲を聴いたのはもっと前で確か2017年の10月とか11月とかだと思います。

プロデュース101(シーズン2)に出演していた練習生がデビューした、という話は聴いていたのだけれど、正直売れるのかなーって思ったのです。グループならまだしも、デュオでしょう?ちょっと厳しいのではーとか。マジで嫌な大人ですねー私。まだWanna Oneがゴリゴリ活動中、I.O.Iと違ってWanna Oneが終わるまでは多分元いたグループに戻ることはできない。(その点、I.O.Iが終わるまで待ったPristinやWeki Mekiは偉いのかな。いやー、gugudanはさ、年長ラインがさ、一刻も早くデビューさせたかったんだと思うのですよj事務所的に。それすごいわかるから、文句は言わないんだけれどさ、やっぱりI.O.Iと一緒にやるのは大変だったろうなと思うよね)話が逸れた。ということで、プロデュース101(シーズン2)後色々な練習生がデビューしている中で、どっしりとこれで行くぞ!みたいな気概を持ったグループなどは未だ見つけられず(ああ、ジェリーフィッシュのユンヒソク...(泣))MXMも然りだったわけです。

 

が。これはヤバい、と今更気がつきました。

冷静に考えてみたら、ヤバいぞこの2人。

 

すっかりこの2人の(そしてBRANDNEW BOYSの練習生たちの)虜になっている自分がいました。

 

10月11月の私の印象では、ヨンミンくんではない方(←ヨンミンくんは識別できていて、「ああ、よろじょ~の子ね」と一発でわかりました。声が特徴的な人はすぐ覚えるので)がEXOのチェンくんに見えて、「え、チェンくん...?」と終始言っていました。ごめんね。今は完璧です。ドンヒョンくんです。

 

とにかくヨンミンくんとドンヒョンくんはお2人は新人なのだけれど、舞台の上での表情管理が上手い。事務所の期待も背負っているだろうに、なんと楽しそうなのか。確かにプロデュース101で他の練習生と切磋琢磨し、数々の舞台を経た上での「新人」なのでそのアドバンテージはあるとはいえ。力が劣っているとかそういうことが言いたいわけではないのですが、別に歌が上手くなくてもダンスが上手くなくても、アイドルはアイドルで舞台の上で輝けるというか。お2人の魅せ方を見ているとそんなことを思います。彼らは加えて歌も歌えるしダンスも踊れるから、困ったものです。

 

彼らを見ていると幸せな気持ちになる。

それは私が彼らのファンだからではなく、彼らがそういう素晴らしいパフォーマンスをしているから。そして私は彼らを応援したくなる。

色々なアイドルがいていいのですが、こうして「何か」与えてくれるアイドルは率直に応援したくなります。刺激を与えてくれるっていうのかな...ポジティブな感情じゃなくても、「驚き」とか「かっこよさ」とか「絶望」とか「色気」とかでも。

 

MXMは「多幸感」を与えてくれるアイドルですね。

 

この2人があまりに完成されているので、正直Wanna Oneで活躍中のデフィ丸やウジンが入りこむ余地があるのか心配になってきますね。あの2人は合流するのかな...。私は早くデフィ君がアイドルしている風景が見たいのだけれど(もちろん今も絶賛アイドル中ではあるけれど、Wanna One活動は人が多くてデフィくん霞んでしまうし)...。

 

MXMに話を戻すと、現在(2018年1月)「Diamond Girl」で活動中です。「I'm The One」ほどではないかなと思っていましたが、相変わらずステージパフォーマンスが良さそうだったので、音楽番組での活動も、もっと追っかけようと思います。

 

それではまた。

 

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【手帳】刑事ドラマとシステム手帳と憧れ

舞台は殺人事件の現場。被害者の男性は後頭部を鈍器で殴打され即死、被害者は某省庁の高級官僚。彼はスケジュールをシステム手帳で管理していて、昨晩のところには「M 19:00~」とだけ。Mは一体何を指し示しているのか。女なのか。誰かと会う予定だったのか。それとも場所か?ホテルのバーの名前か。わからない。他に気になるところはないか、現場保存のために白手袋をした杉下右京の手が、ぺらぺらと手帳のページをめくっていく...。

 

私「あーーーーーーーシステム手帳欲しいーーーーーーーーー!」

 

!?

 

ということでシステム手帳買いました(笑)

何の手帳を買ったのかは秘密です。

 

いや、我ながら単純というか単純だけど謎な動機ですよね...。こういう「憧れ」からモノを買うって、「ひみつのアッコちゃん」のアニメ見て魔法のコンパクトを欲しがる現象と同じだと思います。年を経ても人間って同じところは同じだなーと思いました、ふと。

 

上に書いた刑事ドラマのワンシーンは私の創作ですが実際こういうシーンあります。私の場合は、年始に見た『相棒』の再放送「帰還」(2017年元旦スペシャル)を見たことがきっかけです...。

システム手帳の前についでにドラマの感想を言っておくと。

これを元旦にやるってなかなか挑戦的というか。私は当時この話は見ていなくて、2018年の正月に見ていたわけですが...えー、とっても気分が悪くなるドラマでした。八嶋さん良かった...(どのように良かったのかはぜひ見ていただきたいですけど、褒めてる褒めているけれど...)

新シーズン始動!|相棒season15|テレビ朝日

 

この話で登場するのが、冠城さんと特に関わることになる女性ジャーナリストの若月詠子という人物。テレビのキャスター?なのかな。この人が警察の機密情報を何故か持っている...というのが今回の話の起爆剤の1つです。

そして、彼女がシステム手帳を持っていたんですよーーーー私の記憶に間違いなければ。・・・。ん。違うかも、しれない。記憶を改ざんしているかも。・・・。とにかくシステム手帳が取材ノートで、これみよがしにパラパラめくっているけれど全然情報くれない、ああああの手帳さえ手に入れば...!みたいな演出は多分どこかの刑事ドラマでもしていると思うので良しとしましょう。(笑)

 

このパラパラとめくっている感覚。が好きなのかと思います。

どう使うかは人それぞれだと思いますが、システム手帳は中身をカスタマイズできるものが多いイメージなので、「スケジュール管理」と「メモ帳」の割合を調節できるのが魅力の1つかと思います。私はあまりスケジュール管理をしない人間ですし、遊びとか日々の記録として手帳を使いたい人なので、そうかメモ帳ページ増やせばいいんじゃん!これでスケジュールと思いつきメモを1つの手帳に集約できる!素敵!とテンションが上がりまくりました。

もうここに、TODOリストから欲しいものリストに読書メモに何でも書くのだ!とわくわくしております。もしかしたら飽きるかもしれませんけど。(笑)

加えて「長く同じものを使う」ということも惹かれている理由です。手帳の表紙はそのままで中身を変えていけばいいので、初期投資は高いし中身をカスタマイズすると値段が張るかもしれないけれど、、、、まあいいか。(笑)表紙の経年変化も今から楽しみにしています。

 

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【OMG】OH MY GIRL「Secret Garden」MV 感想

またしてもこの世に名曲が生まれました。

あながち冗談でもなく、リリースされてからOH MY GIRLの「Secret Garden」しか聴いてない日々です。そして何周かに1回、聴きながらこみ上げてくるものがあって本当に困ったものです。これは泣ける。

 

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衣装が個人的にはあまり好きでなくても!今までのOH MY GIRLだったらもっとできるはず!と思わず言いたくなってしまうミュージックビデオだとしても!いいのです!だって曲が最高だから!もう一度言う。この世の中に名曲が生まれてしまった。

 

この曲に対して思うことは150字では到底収まらないので、この場でどどどんと喋ることにします。

 

MV

先ほど「OH MY GIRLならもっとMV頑張れる!」と言った気がしますが、改めてみると良いMVだなと思います。7人のメンバーそれぞれの「秘密の庭園」をイメージしているのだろうなぁ...こういう幻想的なものを取り入れられるのがOH MY GIRL。鹿の剥製や空っぽの鳥かご。紙からシャチがちゃぽんと飛び跳ねたときは涙腺が緩んでしまった。Coloring Bookにはピンクのイルカさんが登場していたね...。

私にとっては、K-POPアイドルが出してくれる楽曲やMV、パフォーマンスの世界がそのまま「秘密の庭園」ですよ...。

 

多彩なボーカル

この曲の何が素晴らしいって、メンバー全員のボーカルがいかんなく発揮されているところでしょう。もうこれが素晴らしい。

OH MY GIRLはスンヒとヒョジョンのメインボーカルが曲の骨組みをがっちりと組み、その他のメンバーが彩りを加える、というスタイル。しかも私がK-POPを好きな理由の1つである「歌えるやつはとにかくその才能を活かしまくるスタイル」もある、私が好きな雰囲気のグループ。

この「歌える人は歌い、踊れる人は踊り、ビジュアルが際立っている人はMVやポスター、モデル活動で目立つ」という適材適所スタイルは、個人的には少女時代が私の中で根幹にあるような気がします。SUPERJUNIORと少女時代が私の中では、THE K-POPなのかもしれませんね、ああ話が逸れますね(笑)

OH MY GIRLの適材適所っぷりはあとで触れるとして。OH MY GIRLは歌唱の点で見ていくと本当に歌い方と声質が異なり、聴いていて楽しいのです。そして、個々のボーカル力も上がってきているのがよくわかる曲だなと思いました。はい、これを見てくれ。

 

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正直に言うと、CD音源を聴くよりこっちの方を永遠に聴きたい。CDの方が負けていると思う。それぐらい上手い。何も心配することなくひたすら歌声を聴くことができるし、CDでは調整されてしまったであろう細かい表現がプラスされている分、こっちの方が絶対良い(と私は思っている)。

 

それぞれの歌い方がよりわかる素材だと思うので是非とも聴いて(というか見て)いただきたいところ。

では歌唱について、メンバーそれぞれ見ていこう。

まずアリン。この「Secret Garden」という曲においてアリンの役割、存在はものすごく大きい。出だしのアリンの歌声を聴いた時点で「はい。好き。」となりました。あの息80%ボイス。はー。メレンゲみたいです。空気がたっぷり含まれているメレンゲですね。私は何故かシフォンケーキを連想しました。綿あめだと軽すぎる。パートは決して多くないのですが、とっても大切な部分をしっかりと歌っていますし、これはアリンでないとダメ!と思わせられた時点で私はOH MY GIRLの虜です。

次はビニ子。ビニ子は歌が上手くなったなーという感じです。サビも任され、高音の出し方とかも安定してきたというか。OH MY GIRLは糖分高めな歌い方や声をしている子もいる一方で、ビニのようにスッパリ歌う子もいて楽しいなーという感じです。ビニは可愛い声をしているなぁと思うのですが、短めの髪と歌い方のイメージか、あっさりさっぱりかっこいいなぁというイメージを持っています。潔いというか。1曲通して聴くと、ビニのパートで一旦落ち着けるところが個人的にはあるので、ビニ子いいですね。

そして我らがキャンディリダ、ヒョジョン。この人は安心安定。存在が安定しているなーと思います。ヒョジョンの声や歌い方はかなりはっきりしているので、彼女の声を聴くと「あ!私OH MY GIRL聴いている!」という気分になります。今回彼女でとても感動したのは、先に挙げた動画見ていて気がついたところ。ラストのサビ。アリンが「あなたの秘密の花園~♪」と歌ったところのヒョジョンの伸びやかな歌声ですよ。ここ最初はスンヒが歌っていると思ったのですが、キャンディリダ...あなたこんな歌えるようになっていたのね...と私は涙。ここが私はとてもとても好きです。歌上手い...最高。超気持ちいいし、感動で胸がいっぱいになる。

次はミミ。実はこの曲で私はミミ推しになると決めたのですが、彼女の強みであるラップがないこの楽曲で、しかしミミもきちんと歌っているし私はミミが歌っているパート大好きなんだわ。この曲のミミの歌声もビニと同じで一息つけるポイントでして...。「Come with me bae~♪」間違いなくキリングパートです。ミミのラップがなくて寂しい人も安心して。「Secret Garden」の次の曲、「Love O'clock」でミミのラップが楽しめるから!でも、音楽番組は軒並み、ラップパートがない短縮verで私悲しい。

そして残念なことに負傷中のジホやん。これはあくまで個人的意見なのですが、メインでバリバリ歌ってほしいメインボーカル組に、とっておきの、いわば香辛料みたいに撮っておきたいアリンやユアたまがより活きるのはジホやビニが歌えるからだと思うんですよねー。みんなかけがえのない存在なのは分かったうえで、ジホやんのすごさですよ。OH MY GIRLとその他を分けているとすれば、ジホやんみたいなメンバーがいるかいないかではないかと言いたくなるような気持ち。

いよいよユアたま。ユアたま無双なのでは?と思うぐらい存在感がハンパない。マジですごい。もうどう言っていいかわからないけれどユアたまがユアたまですごい。確かにCupidからそうだったなーと思うけれど、甘やかですよね。糖度たっぷり。エレガント。サビ直前のユアたまのパートがとってもエモーショナルでここも泣けるポイント。Closerでは神秘的な雰囲気を作りだすのに一役かっていたユアたまだけれど、この曲では満ち足りた感じがとっても表れていて、多幸感がハンパない。

ラストはスンヒ嬢。動画を見た方はお分かりいただけたかと思います、スンヒ嬢の歌の上手さがいかんなく発揮されている楽曲です。特に表現力。強弱の付け方が彼女はすんごく上手いみたいだ。Cメロも号泣ポイントですね。ここでスピード感というか雰囲気をぐっと落とせるところが彼女のすごいところ。それまでの流れを一気に変えて、ラストのサビの盛り上がりがより効果的になるのでしょうね...。もう、明らかにライブで歌った方がCDより上手い。

 

ここまで書いたように、メンバーそれぞれ多彩なボーカルを有しているOH MY GIRL。前作Coloring Bookはこれまた好きなのですが、かなり賑やかでスピード感がある曲なのでメンバーの声を落ちついてじっくり味わえるのはSecret Gardenなのかもしれませんねー。Coloring Bookも技量がないと歌いきれない曲だと思いますが。1回カラオケで試しに歌ってみたら本当にしんどかった...めっちゃ歌うの難しいです...。そう考えると、もうここまで積み重ねてきたものがどーんと爆発したような、そういう凄さを感じます。本当に彼女たちはよくここまで頑張ってきたな...と。

 

ダンスパフォーマンス

さて、それでは次はダンスパフォーマンス。

OH MY GIRLはダンス構成も私的にはすっごく面白いグループでして、いつもどんなパフォーマンスなのかなーと楽しみにしています。

OH MY GIRLはGFRIENDやRed Velvetらなどに次いで、よく踊るグループだなと思っていますが、今回の曲もよく動いています。LIAR LIARやWindy Dayに比べるとまだ踊っていない方か?ダンスのしんどさや難しさはわかりませんが、ハードそうです。

今回の曲もダンスが好きで、特に1番と2番の間の振付はとってもとってもとっても好きなので音楽番組でのパフォーマンスを楽しみにしています。今回は腕をよく使った振付ですよねー。ぶんぶん腕を振っていて、パッと伸ばして。綺麗です。ジホやんが合流したら最終的にどんなパフォーマンスになるのかすっごく楽しみ。

あ!あと。この曲からミミちゃん好きだーーーーー!となったのですが、ミミちゃんの踊りすんごく綺麗だなと思いました。というか見やすい。わかりやすい。かっこいい。上手。

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OH MY GIRLの適材適所っぷり(追記)

やばい忘れていた。最初の方で言ってましたね、Oh MY GIRLの適材適所っぷり。

どのグループも当たり前と言えば当たり前ですが、メンバーは全員異なる個性を持った人間です。そこがたまらなく愛しいところですが、その異なる個性をどう活かすか、はグループによっても全く異なります。先に挙げた少女時代とSUPERJUNIORはその活かし方が凄まじかったな...というのが私の個人的意見です。良くも悪くも今のK-POPって個々のレベルがすごく上がっていて「みんな踊れてみんな歌える」のですよ。逆に言うとメンバーが均されているというか、ちょっと面白くないなーと思うこともあるわけです。めっちゃ踊れないメンバーも居てもいいんじゃないかな、そしてその分めちゃめちゃ踊れる、とか。

と、そしてOH MY GIRLの面白いところは、みんな全然違う。かなりわかりやすい。ヘアスタイルもわけているし顔立ちも違う。識別しやすい。それに、キャラも様々。得意とするものも違うような気がしていて、メインボーカルの声質は違うし、踊れるなーと比較的思っているユアとミミのダンスも違うし。して、今まで最年少ポジションだったアリンが、最近なんだかぐっと大人びてきて、また違う。

ある程度のボーカルとダンスの力は持ちつつ、それに加えて個性が上乗せされている良いグループですね。早い話「この子とこの子、ポジション似てない?同じじゃない?」という子がいないということです。これ、私にとってはものすごく大事。

もう、ガタガタな個性を集めたK-POPアイドルとかないのかなー。TWICEはそういうグループかなとも思っていたのだけれど、また違う気がする...。ビジュアルが全く違いすぎるだけで、中身(?)はこれほどまでに揃ったグループ無いなぁ...というのが私的感想です。TWICEは正直わからん!これだけ売れているのにわからない。

とはさておき。OH MY GIRLはこれからもバラバラだけど仲の良いグループであってほしいです。溌溂とエネルギッシュなミミに、落ち着いた雰囲気のビニ、安心安定なアイドルのヒョジョンに、まっすぐ凛としたジホ、空気80%で可憐なアリンに、しなやかさがずば抜けているユア、そして独特の雰囲気があって可愛い衣装を着せたくなるスンヒ。愛しいぞ、OH MY GIRL。

 

 

・・・。

大体言いたいことは言えた気がします。

おまごる、良い。他のアルバム曲も良くて、アルバム1枚通しておまごるらしさが損なわれていない良い作品だなと思いました。特にLove O' clockのイントロとか頭おかしいぞこれなんだこれ(もちろん誉め言葉)と思いました。痺れました。

おまごるらしさ、と言いましたが正直上手く言葉にできません。ですが、今までリリースされたどれもが「おまごるらしい」と感じるものばかり。これはおまごるではない!と思うようなものが何もないことがすごい。おまごるは可愛くて、幻想的で、ちょっとひねくれているというか遊び心があるというか変わったポイントを織り交ぜてくる感じですかね...。

 

カムバックするごとに新しいもの、進化した姿を見せてくれるおまごるちゃんたちが、これからも元気で活躍できますように。どうやらますます注目されているようなので、おまごるに関して大丈夫だなーと思います。こんだけ良い曲ばかり出しているのだもの。

 

そして最後に。今はグループから離れてしまったけれど、もしジニがこの曲を歌っていたらどんな姿を見せてくれたのだろうか...と考えて少しセンチメンタルな気分。健康、本当に大事!

 

しばらくはSecret Gardenを聴きまくることにします。

それではまた。

Secret Garden

【VIXX】細かすぎて伝わらないかもしれない、私の「桃源境」大好きポイント

2017年12月31日の大晦日に放送されたMBC歌謡祭でのパフォーマンスが、どうやら大衆の皆様の目にとまったようで、ファンとしては「やべーぞ...VIXXがまだNAVERのTOP100にランクインしているぞ…なんかやべー」と戸惑いと嬉しさでそわそわと落ち着かない年末年始となりました。

 

私としては「いや、VIXXは今年だけでなくずーっとその時の最高のパフォーマンスをしてくれていて、2017年ラストも最高のパフォーマンス叩き出してくれたぜマジ尊い」という、嬉しいことにVIXXというグループにとっては「普通」のことを当然のようにやってくれた結果なので、彼らは何も変わっていません。変わり続けてはいるけれど変わらない存在であり続けている彼らのパフォーマンスを観て、ほんの少しでもVIXXというグループに興味を持ってもらえたら嬉しいなーという感じです。

 

「桃源境」については以前好き勝手書いたのですが

 

dorian19.hatenadiary.jp

dorian19.hatenadiary.jp

 

今回のRemixバージョンも踏まえて、「超細かいかもしれないけれど、私は!「桃源境」のここが!大好きなんだ!」というポイントをまとめたいと思います。

 

素材としてはMBC歌謡祭と1/6の音楽中心のパフォーマンス動画2つを用いることにします。

12/31 MBC歌謡祭 ↓

youtu.be

1/6 音楽中心 ↓

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【映画】なんか楽しくなってきた/「カンフー・ヨガ」を観に行ってきました

Twitterで「カンフーヨガ」と検索すると、何か魔物に魂吸い取られたかのような虚無を語る感想がゴロゴロしていたので、気になって観に行ってきました、カンフー・ヨガ

kungfuyoga.jp

 

カンフーヨガを見た人の感想が悉く面白くて、「一体何が起きているんだ…」って感じです。さながら気分は、ドラマSPECより、独房で困惑している千里眼(正確には違うけれど)をつかさどる男・桂小次郎の気分です。一体何が起きているんだ。

 

観終わった後だと、それらの感想どれもに賛同できるのですが、今から観ようと思っている人はできるだけネタバレ無しで新鮮な気持ちで見てほしいです、個人的には。「あーこれがあのシーンね...ふふふ」と思うのも悪くないのですが、まあ、知らない方が楽しいと思います。

 

ネタバレ有無で感想を分けるので、とりあえずここでは内容に触れず感想を。

 

すっごく楽しかった。

 

いや、そうでもないかもしれないけれど、そもそもエンターテインメントをそのまま受け止めることができない(ひねくれているから)、というか斜めから物事見たがる私としては、映画とかドラマとかを見て「楽しい」と素直に思えるのって珍しいのです。色々考えて「楽しい」というのはよくありますが、何も考えず「楽しい」と言えるのが珍しい。

その点、カンフーヨガは、思考が追いつかなくて結局考えるの諦めて「わーたのしー」という感じの映画でした。なので観終わった後は超ハッピー。とりあえず細かいこと気にすんな、と後押しされたような、頭の中の余計なものが排出されたような、そういう爽快感がありました。これは気の合う人と観に行って感想を語り合いたい映画。

 

が、これを人に勧めるとなるととても難しい。自分は楽しかったけれど、1800円で観て?とは強く推せない。でもDVDで観たらきっと面白くなくなるから劇場で観てほしいのだけれど、でも1800円は…。いや、私は観てよかったし後悔はしていないのだけれど、自信をもって推せるかと言えば間違いなく推せないので、そこら辺汲み取って、なんとなく憂鬱な人は観に行っていいと思います。嫌なこと忘れられるよ(なんだかドラッグを勧めている感じがする...)

 

「カンフーヨガ、キメてくる」という文言の通り、これは薬のような映画です。でもちゃんとしたエンターテインメントだし、悪いことしてないし、副作用もないと思うので(数日この映画のことについてぐるぐる考えてしまう、謎にハマるetc中毒性はあるかもしれないけれど)観に行くのはアリだと思います。

 

ネタバレではないと思いますが、感じとしては映画「ダヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」でおなじみラングトン教授(トム・ハンクスが演じている)がカンフーを身に付けて、古の謎に迫る!というイメージで大丈夫だと思います。なーんだ、カンフーヨガってダヴィンチコードと大差なくね?と正直思ってしまった私がいる。映画関係者に怒られた方がいいかもしれない。ま、まあ...ダヴィンチコードの方がもっとシリアスで扱う題材もうさん臭く無くて丁寧に説明してくれてくるけどね、、、へへへ。

 

ということで、ネタバレ抜きの感想はここまで。

ここからは、映画を見た上での感想をだらだらと書くよ!だって、楽しかったんだもん。

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