アイドルとファンは、魔法をかけ続けている共犯者なのだと思う。それをはっきりと認識したのは、K-POPの人気アイドルグループEXOから次々とメンバーが脱退をしたときのことだ。全員で横並びになって挨拶するときの「We are ONE!」と掛け声。騒動の前まではキラキラして聞こえた。音に色はないけれど、あの掛け声を聞いてどれだけ頼もしかっただろう。光って見えた。このままEXOは何事もなく素晴らしい曲を出し続け活動していくものと思った。しかし、騒動後詭弁にしか聞こえなくなってしまった。馬鹿やろー…って今でも少しだけ思っている。嘘じゃないかって。違う、私が信じられていないだけなのだ。
ホヤが抜けたINFINITEが1位を獲り、ジニが抜けたOH MY GIRLちゃんたちも1位を獲り、ジェソクが抜けたGolden Childがカムバックし、ソイちゃんが戻ってくるgugudan。色々なグループがあって良いのだと思いたい。去る側も、残る側も、幸せな事が大切。だからタオは幸せにならないとダメですよーーーーとも思った。今日。
衣装が個人的にはあまり好きでなくても!今までのOH MY GIRLだったらもっとできるはず!と思わず言いたくなってしまうミュージックビデオだとしても!いいのです!だって曲が最高だから!もう一度言う。この世の中に名曲が生まれてしまった。
この曲に対して思うことは150字では到底収まらないので、この場でどどどんと喋ることにします。
MV
先ほど「OH MY GIRLならもっとMV頑張れる!」と言った気がしますが、改めてみると良いMVだなと思います。7人のメンバーそれぞれの「秘密の庭園」をイメージしているのだろうなぁ...こういう幻想的なものを取り入れられるのがOH MY GIRL。鹿の剥製や空っぽの鳥かご。紙からシャチがちゃぽんと飛び跳ねたときは涙腺が緩んでしまった。Coloring Bookにはピンクのイルカさんが登場していたね...。
まずアリン。この「Secret Garden」という曲においてアリンの役割、存在はものすごく大きい。出だしのアリンの歌声を聴いた時点で「はい。好き。」となりました。あの息80%ボイス。はー。メレンゲみたいです。空気がたっぷり含まれているメレンゲですね。私は何故かシフォンケーキを連想しました。綿あめだと軽すぎる。パートは決して多くないのですが、とっても大切な部分をしっかりと歌っていますし、これはアリンでないとダメ!と思わせられた時点で私はOH MY GIRLの虜です。
次はビニ子。ビニ子は歌が上手くなったなーという感じです。サビも任され、高音の出し方とかも安定してきたというか。OH MY GIRLは糖分高めな歌い方や声をしている子もいる一方で、ビニのようにスッパリ歌う子もいて楽しいなーという感じです。ビニは可愛い声をしているなぁと思うのですが、短めの髪と歌い方のイメージか、あっさりさっぱりかっこいいなぁというイメージを持っています。潔いというか。1曲通して聴くと、ビニのパートで一旦落ち着けるところが個人的にはあるので、ビニ子いいですね。
そして我らがキャンディリダ、ヒョジョン。この人は安心安定。存在が安定しているなーと思います。ヒョジョンの声や歌い方はかなりはっきりしているので、彼女の声を聴くと「あ!私OH MY GIRL聴いている!」という気分になります。今回彼女でとても感動したのは、先に挙げた動画見ていて気がついたところ。ラストのサビ。アリンが「あなたの秘密の花園~♪」と歌ったところのヒョジョンの伸びやかな歌声ですよ。ここ最初はスンヒが歌っていると思ったのですが、キャンディリダ...あなたこんな歌えるようになっていたのね...と私は涙。ここが私はとてもとても好きです。歌上手い...最高。超気持ちいいし、感動で胸がいっぱいになる。
次はミミ。実はこの曲で私はミミ推しになると決めたのですが、彼女の強みであるラップがないこの楽曲で、しかしミミもきちんと歌っているし私はミミが歌っているパート大好きなんだわ。この曲のミミの歌声もビニと同じで一息つけるポイントでして...。「Come with me bae~♪」間違いなくキリングパートです。ミミのラップがなくて寂しい人も安心して。「Secret Garden」の次の曲、「Love O'clock」でミミのラップが楽しめるから!でも、音楽番組は軒並み、ラップパートがない短縮verで私悲しい。
そして残念なことに負傷中のジホやん。これはあくまで個人的意見なのですが、メインでバリバリ歌ってほしいメインボーカル組に、とっておきの、いわば香辛料みたいに撮っておきたいアリンやユアたまがより活きるのはジホやビニが歌えるからだと思うんですよねー。みんなかけがえのない存在なのは分かったうえで、ジホやんのすごさですよ。OH MY GIRLとその他を分けているとすれば、ジホやんみたいなメンバーがいるかいないかではないかと言いたくなるような気持ち。
と、そしてOH MY GIRLの面白いところは、みんな全然違う。かなりわかりやすい。ヘアスタイルもわけているし顔立ちも違う。識別しやすい。それに、キャラも様々。得意とするものも違うような気がしていて、メインボーカルの声質は違うし、踊れるなーと比較的思っているユアとミミのダンスも違うし。して、今まで最年少ポジションだったアリンが、最近なんだかぐっと大人びてきて、また違う。
とはさておき。OH MY GIRLはこれからもバラバラだけど仲の良いグループであってほしいです。溌溂とエネルギッシュなミミに、落ち着いた雰囲気のビニ、安心安定なアイドルのヒョジョンに、まっすぐ凛としたジホ、空気80%で可憐なアリンに、しなやかさがずば抜けているユア、そして独特の雰囲気があって可愛い衣装を着せたくなるスンヒ。愛しいぞ、OH MY GIRL。
・・・。
大体言いたいことは言えた気がします。
おまごる、良い。他のアルバム曲も良くて、アルバム1枚通しておまごるらしさが損なわれていない良い作品だなと思いました。特にLove O' clockのイントロとか頭おかしいぞこれなんだこれ(もちろん誉め言葉)と思いました。痺れました。